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プラネット・アース 〜地球を守るために小学生に巻き戻った僕と、その仲間たちの記録〜

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8分

※視点変更 内海達也 → ????←new! ※舞台変更 鬼門操作室 → 太平洋上の孤島

未知の敵、襲来! 南海の秘密基地

 ここは、地図にも載っていない南の孤島。  そして〝ダーク・ソサイエティ〟の秘密基地。  この島は、衛星からの撮影にも写らないし、飛行機(ヒコーキ)や、近くを通る船からも目視できないよーに、細工してあるんだ。  ……まあ、近付き過ぎると見えちゃうんで、その時は、ちょーっと可哀想な事になるんだけどね?  「侵入者、()まりません!」  ちょっとだけさ。すぐに僕たちの戦闘員(なかま)になる。  痛いのは最初の注射だけ。チクーってね?  ……あ、うるさくってごめんね? ちょっとだけ、待っててくれるかな。  今日は、そんな僕ちゃんたちの基地に、お客さんが来ちゃってるんだよねぇ。  いやいやへーきへーき。悪いね、気ぃ使わせちゃって。  いわゆる〝招かれざる〟ってヤツだからさ。  ぜーんぜん丁寧に扱わなくてもいーんだ。 「なーにやってるの! こういう時は通信妨害(ジャミング)からでしょーよ?」 「はっ……はい!」  あーあ。訓練しとこーよ? 〝備えあれば憂いなし〟って言うじゃない。  普段から色んなパターンを想定しとかなきゃ駄目だって、あーれほど言っておいたのに。困ったもんだねぇ。 「妨害に成功しました。外部との通信、完全に阻止できています!」  はぁ。〝外部〟ねえ。  まーったく、どこから来たんだか……あの白いバケモノは。  おっと、自己紹介したら〝お前もだろ?〟って言われちゃうだろーけどさ。  今、ちょーっと忙しいから、名前だけ言っとこうかな。  僕は〝アルレッキーノ〟さ。  〝アル〟って呼んでくれればいーよ。 「で、通信の内容は? あーあー、波形でいいからさー、こっちに送ってよ」  言わなくても送ってくれるでしょー、ふつー?  ……えーっと? あー、なーるほど。〝単一の信号〟を送り続けてるだけっぽいねー?  つーまり、遠隔で命令を受けて動いてるんじゃーないってこと? うん、そうだね。 「オッケーオッケー。ビーコン飛ばしてるだけ。あちらさんには〝破壊された〟(ふう)に見ーえてるかもね?」 「そ、それでは、さらに〝増援〟が来る可能性も?!」 「んー、どうだろーね。出現からビーコン消失まで数分ってとこじゃない。僕ならそんな〝危険〟な場所に、貴重な兵器をポンポン送ったりしないよ?」  あの白いヤツが〝貴重〟じゃないなら、話は別だけどね。  っていうか、そーなったら、もうお手上げ&降参。  ……だーってさ! あれ、すーごいんだから。  いくら攻撃しても元に戻っちゃうし。  単独で動いてるっぽいけど判断力とか、人間並みだからね。どんなAI(あたま)積んでんでしょーって話。  ……そーんなすっごい兵器を、何体も送ってこれる相手とは戦いたかぁないね、正直(しょーじき)さ。 「第3隔壁(かくへき)まで突破されました! 対人用セキュリティでは足止め出来ません!」  ここの防衛ってさ、なーんで〝人間〟が攻めてくる事しか想定してないの? 〝自分たち〟が人間じゃないってぇのに、バカなんじゃなーい? 「じゃーね〝怪人〟を向かわせちゃって?」 「え? ……は、はい、しかしそれは!」 「攻め落とされちゃったら終わりでしょーよ? 早くしないと基地ごと消されちゃうからさ」 「は、はい。では一番近い〝コング〟様を……」  コングちゃんね。まあ、体力あるし、そーこそこのデータが取れるかな。 「あー、あとさ、戦闘員は付けなくていいから。どうせ役に立たないし」  ウチの組織のセオリーじゃあ、怪人を出す時は、ぜーったいにサポート役の〝戦闘員〟を同行させるんだけどさ。あの敵にはムダでしょーよ。 「了解しました。〝コング〟様、出動です」  さーて。お手並み拝見って感じ? 「アルレッキーノかぁ? コングだぁ! オラを呼び出すほどの侵入者ってのは、何者だ?」  ちょいとコングちゃーん。せめてさー? アルレッキーノ〝様〟でしょーよ? 僕ちゃん一応、最高幹部なんだけーどね。 「おはようコングちゃん。悪いねー、面倒な仕事押し付けちゃって。敵の正体はわかんない。武装も未確認なーのよね。今のところ、素手による物理攻撃だけ。ダメージは自動で直しちゃうし、熱線とかは、無効にしちゃってるよ。一応気をつけてね?」 「おぅおぅ! そんな力押(ちからお)しのバカ相手にオラを出すってのは納得行かねぇけんどよ!」  ヤッバイねー! わざと言ってるのかもしれないけど、一応さー? ツッコんどかなきゃなーのかな?  力押しのバカは、おー前だろー? 笑っちゃうじゃなーい? 「まぁ、朝メシ前の運動には丁度いい。ちょっと行ってくらぁ!」 「無理しなくていいからね? 安全第一で行っちゃってー?」 「いくらお前でも聞き捨てならねぇど、アルレッキーノ! オラが負けるわけねぇだろ! お前は先にメシでも食っとけ!」  あーもー! 〝お前〟って言っちゃダーメだって。あと、どーんだけ朝メシ意識してんのよ。 「コング様、あと2分で敵性個体と接触します……大丈夫でしょうか、アルレッキーノ様?」  ……もちろん、止めらんないだろーね。 「さーてねー? まあ、自信満々っぽかったし、大丈夫なーんじゃない? あー僕を呼ぶ時は〝アル〟でイイよ……おっと。〝様〟は付けてね?」  いいんだよ。データ取りたいだけだからさ。  むしろここはアイツに2~3体ほど怪人を潰しといてもらうのがベスト。そうすれば、より〝緊急事態〟感が増してさ……僕がちょっと不自然な動きしちゃってもバレないって寸法だ。 「あと20秒で接触」 「わーかってると思うけどさ。センサーは全部アイツに向けといてよね。あと、念のために〝芋虫〟と〝大鷲〟も起こしといてよ」 「り、了解しました」 「あー、他のヤツを準備してる事は、コングちゃんに言っちゃダーメだからね? 怒られちゃうよ?」 「はい!」  さて、何とか対処法を考えなーいとねぇ。 「〝コング〟様、敵性個体と接触」 「オラオラオラーッ!」  目の前のモニターに、リアルタイムの戦闘が映し出されている。  すーごい威力のパンチが敵に叩き込まれたね。ボコボコとヘコんじゃう白い敵。  しかし……うーるさいよねぇ。もうちょーっとだけ、スマートに戦えないもんかなぁ。 「あーはっはっは! 見ろ見ろ! もう虫の息だぁ!  敵はアルミ缶を潰したみたいに(ひしゃ)げていく。  コングちゃん、なかなかやるじゃーないの?  ……でも、こんなんで勝てるとは思わないほうがいーよ? 「あの部屋、耐爆隔壁(たいばくかくへき)にしちゃってくれるー?」 「あ、あの……それは?」 「ウチの戦闘員とか怪人も、そーでしょーに? アイツだって、倒したら大爆発! とかあるかもよー? さあさあ、急いで」  うっそだよーん! 爆発するのはコングちゃんだね。僕ちゃんのカンだけど? 「了解致しました! 壁、床、天井を耐爆仕様に! 急げ!」  そうそう、急いで? そろそろ反撃が来るよ……ほーら見なさいな! 「な、なんだこいつぁ?!」  ベコベコになったボディが、一瞬にして元通り。すごいなあ!  やっぱ欲しいなぁ。よし、頂いちゃいましょーか。 「うがあああぁ?! 腕が! オラの腕があああぁぁ!」  コングちゃんが、自慢のゴッツイ腕を握りつぶされたねー。こりゃ、()ってあと2分ってとこじゃない? 「か、回収してくで! 助けっ!」  あー、ダーメなんだよなあ。耐爆部屋にしちゃったからさ。そこをオープンするには15分は掛かるんだ。悪いけど死んじゃってー? 「コングちゃんは救出不可能。次の部屋に〝芋虫〟と〝大鷲〟も待機させてね。ふたり掛かりならいけるっしょ?」  ははは。いけないいけない。あんなのに(かな)う子は、ウチの組織には居ーないねぇ。  さて、と。それじゃ僕はちょっと、デスクワークをしましょーか。 「ぎゃああああ!!!」  断末魔のあとに、凄まじい爆発が巻き起こる。  コングちゃん、アンタの死は、無ー駄にしないからね? 「今でしょーよ! 可能な限りの攻撃! せーっかくの〝耐爆〟なんだから、撃てるヤツみーんな撃ち込んじゃってね?」  まー、効かないよねぇ! 次のふたりが命懸(いのちが)けで止めてくれている間に……っと。  通信が一方通行なのは分かったけど、あの性能だし、きっと〝受信〟もするよねぇ。可能な周波数をぜーんぶ試してっと。あーあ、ここの機械、反応が悪いんだ。 「見ぃーつけた!」  意外とオーソドックスな信号に反応しちゃうんだねー? じゃあ、ここからは僕ちゃんの腕の見せどころってーわけかな。  ログインっと。あれー? おっかしーねー? パスワードも聞かれないんだ? 「んー、こいつのプログラム、原始的っていうより、なーんか妙にキレイな組み立て方してるねー」  まるで、敵にイジられる心配を全くしていないような作りだ。暗号じゃーないね。言語からオリジナルで作ったみたい。  そこまで凝っているならさー? 普通は、外部からの介入を許すはずが無いんだけど。 「素通り(パススルー)かぁ。罠っぽくもないし、ざーんねん。僕のスゴさを伝えらんないよ」  本当にメインフレームまでたどり着いちゃった。  操作系ってこの辺りだねぇ。僕ちゃんのPCに直結しちゃおう。  ……よーし、面白そうな〝ラジコン〟ゲーット! 「ダメです! 全く攻撃が効きません!」 「もー! ヤッバイねえ! 対処の仕様が無いねぇ!」  嘘だけど。  さぁて? 意外と早く僕の物になっちゃったし、ちょっとテスト運転しちゃおうかな? 「〝芋虫〟と〝大鷲〟の部屋に通しちゃて! 仕留めるよ!」  僕が直々にふたりをね?  ……なーんだ、飛び道具もあるっぽいじゃーない! 出ーし惜しみしちゃって可愛いんだから。  ちょーっと撃ってみよーか。そーれそーれ。 「ぶっ! あーははは、大鷲ちゃんは踊るねぇ!」 「アルさま?! どうされました?」 「んーん。なーんでもない」  そうだねぇ。そんで、なんか上手く誤魔化しちゃって、僕の秘密の研究室(ラボ)まで連れて行こう。ここの子たち、うっかり屋さんばっかりだーからねぇ。記録さえイジれば絶対バレないよ。 「九条博士の時みたいにねー?」  未知の敵、襲来! 南海の秘密基地の挿絵1

初回投稿日時:2020年3月6日 23:32

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  • 賢者

    SHO

    ♡300pt 〇100pt 2020年3月7日 0時14分

    ああ! いたいた! アレルギーの!じゃなくてアレルッキーノ! お元気そうで何よりですw

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    SHO

    2020年3月7日 0時14分

    賢者
  • カレーうどん

    ガトー

    2020年3月7日 0時53分

    ふおおお!(*´∀`*)いつも有難うございます! ダークソサイエティの関わるお話は、書いていて超・筆がノリます。特にアルレッキーノが関わると、それはもう楽しくて(゚∀゚)

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    ガトー

    2020年3月7日 0時53分

    カレーうどん
  • 猫

    八雲太一

    ♡3,000pt 2021年5月12日 7時00分

    九条博士、だと……(・ω・)?

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    八雲太一

    2021年5月12日 7時00分

    猫
  • カレーうどん

    ガトー

    2021年5月12日 9時05分

    いつも有難うございます! 。・゚・(ノ∀`)・゚・。 ああもうこんなにお読み頂いてっ!!!  バベルの図書館内の〝禁書庫〟での大ちゃんとの会話によりますと、アルレッキーノは組織の意向に背いて、大ちゃんのお父さん〝九条博士〟を殺害しているようです。

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    ガトー

    2021年5月12日 9時05分

    カレーうどん
  • ひよこ剣士

    パンゲア

    ♡1,000pt 2020年4月1日 13時11分

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    応援しています

    パンゲア

    2020年4月1日 13時11分

    ひよこ剣士
  • カレーうどん

    ガトー

    2020年4月1日 14時12分

    フォォ(人´∀`).☆.。.:*・゚有り難うございます! 精一杯頑張ります!

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    ガトー

    2020年4月1日 14時12分

    カレーうどん
  • チンチラちゃん

    hake

    ♡500pt 2020年3月7日 14時14分

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    「早く続きを」氷川Ver.ノベラ

    hake

    2020年3月7日 14時14分

    チンチラちゃん
  • カレーうどん

    ガトー

    2020年3月7日 14時46分

    (〃∇〃)いつも有り難うございます! 今回はちょっと変化球でしたが、いかがだったでしょうか (*´∀`*) つづき、頑張りますッッ!

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    ガトー

    2020年3月7日 14時46分

    カレーうどん
  • れびゅにゃ~

    とら猫の尻尾

    ♡300pt 2021年1月31日 23時15分

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    これは興味深い

    とら猫の尻尾

    2021年1月31日 23時15分

    れびゅにゃ~
  • カレーうどん

    ガトー

    2021年2月1日 9時30分

    続けてお読み頂ける幸せッッッ!!。・゚・(ノ∀`)・゚・。有難うございます! 頑張ります!!

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    ガトー

    2021年2月1日 9時30分

    カレーうどん

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