池田大作氏の生地・大田区で公明が2議席とも失う 都議選「先生が作った組織なのに…」

東京都議選開票の記者会見に臨む公明党の斉藤鉄夫代表。大田区の2人にバラは付かない=23日未明、東京都新宿区の党本部
東京都議選開票の記者会見に臨む公明党の斉藤鉄夫代表。大田区の2人にバラは付かない=23日未明、東京都新宿区の党本部

22日投開票の東京都議選で、公明党は大田区で維持していた2議席をともに失った。大田区は党の支持母体である創価学会の池田大作名誉会長(令和5年死去)の生地であり、学会の強力な地盤だ。学会や党の本部があり、党の元最高顧問、藤井富雄氏の地元だった新宿区でも落選し、支持者の衝撃は大きい。

池田氏は昭和3年、現在の大田区大森地区でノリ製造業を営む家に生まれた。22年に創価学会に入信。27年2月に当時の戸田城聖会長の下で、蒲田支部の支部幹事として201世帯の布教を達成した。内部で「2月闘争」と呼んで語り継がれている。

このため大田区は創価学会の活動が盛んで、公明党は都議選での2人擁立を続け、現職1人死去によるブランクの後、平成17年から20年間、2議席だった。大田区を含む衆院旧東京2区では鈴切康雄氏が8回連続で当選していた。

今回の結果について、創価学会員の間では「大田区は池田先生が作った組織なのに申し訳ない」という声が上がっているという。

創価学会で10年以上の活動歴がある信者は「現職の代表だった太田昭宏氏ら8選挙区で全敗した平成21年衆院選以来の衝撃が走っている」と話す。「終盤に北多摩3選挙区(調布市、狛江市)が危ないという情報が流れ、そこに力を集中したが、大田区と新宿区を落としたのは最終調整が甘かった」と反省した。

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