《なぜか校則がなくなった》生徒が“おじいちゃん教員”に「謝れや、オラァ!」動画が拡散した松江西高校、部活も次々休部に…学校関係者が明かした“急変の内幕”【学校側の回答は】
1月上旬、老年の教員に対して生徒が暴言を吐き、机を蹴り飛ばす動画がSNS上で拡散した松江西高等学校。学校側は「解決済み」との声明を出したが、同校のOBや関係者はNEWSポストセブンの取材に「動画は学校問題の氷山の一角に過ぎない」と声を上げた。 【写真】「謝れや、オラァ!」おじいちゃん先生を前に暴れる生徒の動画が拡散された
生徒が"おじいちゃん教員"に乱暴な態度を取る動画は波紋を広げたが、取材によると、2024年に現在の校長が就任して以降、同校は生徒数が激減するなど様々な異変が起きているという。【前後編の後編。前編から読む】 同校のOBであり、元保護者であるAさん。Aさんの娘は2024年度、スポーツ推薦制度を利用して松江西高校に入学した。しかし、入学直後から学校の雰囲気が一変したという。 「私が通っていた頃はこんなことは考えられませんでしたが、娘の同級生は皆『こんな服装で学校に行くの?』という私服で学校に行く。娘からも、あの動画のような環境は常にあると報告を受け、転校を決断しました。 そもそも部活をやるために入学したのに、その後に学校側が『部活を一生懸命やる人は入学しないでください』『進学する人は入学しないでください』とアナウンスを始めた。そういった方針変更はこれまで一切聞いていなかったのに、保護者説明会も開かれない。 野球部など、他のスポーツ系の部活も次々に休部状態になって、残っているのは2、3こだけになってしまいました」 なぜ同校はこれほど急激に変化を遂げたのか。事情を知る学校関係者・Bさんが、匿名を条件にその内幕を語る。
「2024年に就任した現在の校長は2020年ごろから学校との関わりを持ち始めたのですが、そのあたりから学校の方針が『進学させずに地元企業に就職させる』『生徒指導は行なわない』などといった方向に一気に転換した。そして、それに反対する教員たちの間に、対立が生じたんです。 教員たちは学校の方針転換に反発し、保護者たちに説明会の参加を促す文書を配布したのですが、学校側は文書の配布を許可していないとして、教員たちを処分した。教員側はその処分を不当だとする訴訟を起こしたんです(19日に一審判決予定)。教員たちは他にも残業代の未払いを訴える訴訟を起こしており、こちらはまだ進行中です。 そんなゴタゴタもあって、学校は生徒・教員ともに激減。生徒数はこれまで各年150人前後で推移していましたが、2024年には100人を切り、2025年はこれまでの半分以下になってしまったのです」 訴訟を起こした教員らが方針転換に不満を持つのは、生徒指導のルールが変わったことなども理由にあるという。 「現在の校長が就任した2024年度から、生徒指導のルールがなくなったんです。生徒手帳から校則の記載がなくなり、禁止事項が一切明文化されなくなった。その原因は、生徒指導の先生が学校側と対立していたからだという人もいます。 問題の動画の生徒は、その2024年度に入学した学年の授業中に起きた出来事です。校長は生徒に自分のLINEアカウントや携帯電話を公開しており、生徒たちは校長と対立する先生から指導を受けると、校長にそれを"チクる"。学校側は『なぜ指導をするんだ』と怒るので、教員は生徒に指導できない状況になったんです。 問題がある生徒にも学校は罰を下さず、教員は安心して仕事ができない状況になっています。学校は改革に着手してほしい」
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