1月4日、『「沖縄・米兵による女性への性犯罪 第13版」を朗読する会』に行ってきました。
個人的に左派のイベントに行くのは、ずいぶん久しぶりです。
牧瀬茜さんというストリッパーが、このイベント参加するとあったのを見たのですが、調べて見ると沖縄の辺野古の新基地建設に反対運動に参加していたり、平和活動にも積極的な活動をされている人とのこと。
昔、ストリップを見ていた時期があったのですが、こんな人がいたんだという興味を引いたので、行ってみることにしました。
当日は約30人くらいの参加者で、そのうち男性は10人未満というところでしょうか。
グルーブごとに席が用意されていて、そこに座っていると、牧瀬茜さんらしき人がやってきました。
さすが踊り子だけあって、服装や顔立ちからして常人と違うものを持っていると思いました。
とはいえメインのゲストというよりも、一人の参加者のような立ち位置で着席していました。
イベントの趣旨としては、「沖縄・米兵による女性への性犯罪」の書物のくだりを各グループで意識を共有し、その状況や背景を想像して意見を出し合って、のちに各グループから一人が代表して朗読発表するという流れでした。
ところが、「そんなことして何になるの?なんか学校みたいで嫌や」と、みんなに聞こえる声で言う男性がいました。
嫌なら嫌でいいけど、それなら初めからこのイベントに来なければいいし、担当者に朗読はしたくないけどいいですかと聞けばいいし、わざわざ大きい声で言う必要はないでしょうに。
結局、その人はグループ内で意見出したり、朗読することはなかったです。
朗読するくだりを読んで意見を出し合っていて思ったのは、男性は事件の背景を中心に想像することが多かったのですが、女性は被害者の立場で物事を考えるのだと印象に残りました。
ここに、男性と女性で決定的な違いを感じました。
■牧瀬茜さんの踊りと歌
イベントの中盤、牧瀬茜さんによる身体表現パフォーマンスと題した、踊りと歌の時間がありました。
もちろん服は着たままですが、性暴力に対する悲しみや、こんなことがあってはならないという祈りを込めたパフォーマンスと理解しました。
それこそ、「アメノウズメノミコト」みたいなものと考えれば、ストリッパーがこのような場で踊ることに違和感はないと思いました。
その後、各自から意見を募る機会があったのですが、一人の男性が「牧瀬さんの踊りは何度も見ているが、今日の踊りは手を抜いていた」と言いました。
どういう感想を持とうが自由ですが、面と向かって失礼な人だなあと思いましたが、その人は何度も手抜きだと言うのです。
さすがに周りの女性が、そんなことはないとフォローしていましたが・・・。
牧瀬さんは最初黙って聞いているだけでしたが、そのうち泣き出して「手は抜いていない」と言いました。
その姿に自分は面食らいました。
ストリップの入場料が5・6000円と比べて、参加費500円の小規模にイベントなので大きな期待をしても仕方ないし、それで手抜きと言われたら、カネ返すから帰れと言い返してもいいと思うのですが、まさか泣き出すとは思いませんでした。
個人的には、泣き出す牧瀬さんの姿に嘘偽りのない「ストリップ」を感じました。
牧瀬さんとしては、不本意でしょうけど。
■イベントが終わって
イベントが終わって、食事しながらの懇親会みたいなものがあったのですが、自分はここで会場を出ました。
でも、自分以外で帰る人はほとんどいなかったように思いました。
イベントで不満を言っていた人も残っていたのではないでしょうか。
となると、自分みたいにストリッパー見たさ目当てで参加者した部外者は、ほとんどいなかったように思いました。
実際、告知も限られていましたし、参加者のほとんどが市民運動といった、政治に携わっている人脈関係の人だったのではないでしょうか。
帰宅して、改めて牧瀬茜さんのSNSやブログを読んでみたのですが、沖縄や平和に対する思いは相当のものだと感じました。
今も沖縄に関心がない訳ではないですが、辺野古の新基地の工事は何をしても止まらないと思っている自分の考えを改めさせられました。
また、機会があれば沖縄に行ってみたいし、牧瀬茜さんのストリップを観てみたいと思いました。
ストリップについて書かれたブログは熱量がすごいのが多いのですが、このようなイベントでも自分の気持ちを揺さぶられた訳で、改めてストリップの持っている力はすごいとも思いました。