広井王子、田中公平です。
そして、このコンビで生み出された歌曲は、
一つの作品の曲としてはギネス級の曲数です。
この歌作りに関しては、我々二人の他には誰も口を出せない
システムにしました。
色々なスタッフが自分の意見を言い出して、その結果、
統一性に欠ける事を恐れたからですが、サクラ大戦の事を
我々より理解している人はどこにもいない、と自負していたから。
概して、
あまり知りもしない輩は、すぐに横から口を挟みたがります。
あれは、自分の存在や好みを主張したいのでしょうが、
物作りにおいては、もの凄く邪魔です。
まして、そんな事を言う人はクリエイターではありませんから、
私達の”産みの苦しみ”を1%も理解していません。
自分の”立場”でしゃべっている。
(でもね、立場って恐いですよ。どんな人でも何か肩書きが
付いたら、その立場で行動も意見も変わってしまうんですよ)
色んな意見を取り入れ過ぎて、色んな人を起用し過ぎて、
ダメになって行った作品を数多く見て来たので、サクラだけは
そんな事にならないように、守って行きたかったのです。
ただ、このシステムだと、当の二人に能力がなく、傲慢で
勉強する事を少しでも怠ったりすると、
すぐに、作品自体の質が急降下してしまいます。
マンネリにも陥りやすく、すぐにワンパターンだと言われて
しまいます。
そして、
誰よりも自分に厳しいプロデューサーの心と作家の魂を同時に
持つ事が要求されます。
なかなか大変な仕事でした。
ただ、周囲の雑音が一切なく、曲作りに専念できる事は
作家にとってもの凄くありがたく、天国のような環境だったと
広井さんには感謝しています。
その結果、サクラの歌曲は大成功に終わり、
#ポリシーの統一感
#バラエティーの豊富さ
#美しい歌詞とメロディー
で、『サクラ大戦』と言う一つのジャンルを作り上げた、
と言っても過言ではありません。
よく、巨大掲示板などで「これって、サクラっぽい」
なんて書かれているのを見るにつけ、
「あ~サクラは、ガンダムと同じように一つのジャンルなんだな」
なんて、思ったりします。
「マンネリも貫き通すとジャンルになる」
とでも言いましょうか。
昨日、全曲集を抜粋して聴き直していたのですが、本当に
色々なタイプの曲を書いたもんだ、
と改めてしみじみしていました。
その中でも、『ドリーム夢の1ポンド」は、
自分でも何か憑いたとしか思えない凄みを感じました。
二人で考えて、二人でOKを出す仕事でしか出来ない曲です。
今、こんな企画を出しても、どこにも通りません!
あの時のサクラだから実現した曲です。
全曲集をお持ちの方は、この曲だけではなく、もう一度
聴き返してください。
サクラ大戦が音楽界に残した業績を再評価していただけるのでは
ないか、と思います。
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たまたま見ました
その言い方はないよ…
てか堂々とよく言えますね
たしかにサクラは1から数えるともぅ13年前になります曲も古いのがあります。しかし今だにすごく人気があります。僕は公平先生のサクラの曲などで今まで元気もらいました。公平先生は今でも誇れる作曲をしてきているはずです。
通りすがり
2009-07-16 16:51:29
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