準備が整ってからでは遅い?人生が動き出した「決める」という選択の話
「準備が整ったら動こう。」
そう思っているうちは、
たいてい何も動きません。
今日、1月14日は私の誕生日です。
この一年を振り返ってみて、
「あれは大きな転換点だったな」
と思う出来事がありました。
そこから今日は、
「決める」ということの大事さについて
書いてみようと思います。
昨年の6月、
私は海外旅行に行きました。
ただ、
これまでの私の考え方のままだったら、
今でも行けていなかったと思う
計画でした。
去年の誕生日を迎えた頃、
私は、とあるベンチャー企業にいました。
働き始めて、
ちょうど半年ほど。
仕事にも少し慣れてきて、
無収入だったときより
将来に対する不安が少し薄らいでいた頃です。
片道2時間の電車通勤はツラく、
体力的にもかなりの負担でした。
家に着くと、
廊下に倒れ込む日々。
でも、
学びはあったし、
なにより、
それまで長く専業主婦だった私にとって、
まとまった収入が継続して入ってくる、
という状況そのものが久しぶりでした。
将来の不安が、
完全になくなったわけではありません。
ただ、
「このまま頑張れば、
なんとかなるかもしれない」
そんな感覚が、
ようやく自分の中に出てきた時期だったと思います。
少し余裕がでてきたことで、
後回しにしていたことに
目が向くようになりました。
そのひとつが、
母のことでした。
5月に母は77歳となり、
喜寿を迎える予定でした。
還暦などの節目に、
私は入院していたり、
経済的な余裕がなかったりして、
きちんとしたお祝いを
してあげられた記憶がありません。
「どこかで、
ちゃんとお祝いはしなきゃいけない」
その気持ちは、
ずっと心のどこかにありました。
それがここにきて、
「今ならできるかもしれない」
と思うようになったのです。
母をスペインに連れていく。
それは、
現実的には無理だと思っていた夢でした。
とはいえ、
すぐに動けたわけではありません。
ヨーロッパ旅行なら、
今の物価を考えると、
2人分で100万円は超えるだろう。
どこまで貯めればいいのか、
正確な計算もしていない。
まずは情報を集めて、
プランを調べて、
お金が貯まった頃に、
旅行代理店に行けばいい。
そんなふうに、
私は考えていました。
つまり、
準備が整ってから決めよう
としていたのです。
そんな話を、
仕事関係の人に、
ぽろっと漏らしました。
すると、
返ってきたのは、
私の想定とはまったく違う言葉でした。
「それなら、
もう旅行代理店に行っちゃった方がいいよ」
さらに、
こう続けて言われました。
「お金なんて、
意外とどうにでもなるものよ」
正直、
その言葉は、
私の中ではありえない考え方でした。
お金は、
準備してから使うもの。
貯まってから、申し込むもの。
まだ揃っていない状態で、
ツアーを申し込むなんて、
これまでの私には
考えられない行動だったからです。
でも、
その話を聞いているうちに、
「ちょっとやってみようかな」
と思うようになりました。
自分を変えたいという思いが
強かったこともあります。
そのとき、
「行く」と決めました。
私は、
その翌日、
旅行代理店にいました。
そして、プランを相談し、
日程を選び、
その場で予約手続きを行いました。
去年の、
ちょうど今頃の話です。
正直な感想は、
「本当に、やってしまった!」
でした。
計算上は、
ギリギリなんとかなる見込み。
でも、
報酬の前払いを相談するなどの、
調整が必要になるかもしれない。
それでも、
不安よりも、
「なんとかならなきゃ、なんとかする!」
という覚悟の方が強かった。
今思えば、
それが
“決める”ということだった気がします。
すべては本当にギリギリで、
でも、
ちゃんとなんとかなりました。
そして、ラッキーなことに
キャンセル待ちをしていた日程に
運よく空きが出て、
母の誕生日翌日出発のフライトが決まりました。
あのタイミングで決めていなければ、
この日程での出発は、
きっと叶わなかったと思います。
母は、
すごく喜んでくれました。
それだけでなく、
周囲の人にその話をして、
少し誇らしそうにしていたのが、
印象に残っています。
「いい娘さんだね」
そう言われたことも、
母にとっては、
大きな満足になっていたと思います。
今振り返ると、
あのとき「決めて」いなければ、
私たちは、
まだ行けていないと思うのです。
その後、
スペインでは
オーバーツーリズムに抗議する暴動や、
災害などが起きました。
「もう少し貯まってから」
「もう少し落ち着いてから」
そう言っていたら、
今もきっと、
タイミングを探し続けていたでしょう。
準備は大事です。
慎重さも、もちろん大事です。
でも、
決めないまま準備を続けることは、
結果的に、
計画そのものが立ち消える可能性がある。
私は、
「決める」という行為を、
これほど強いものだとは
思っていませんでした。
「決めた」ことで、
自分が動き、
結果として、
無理だと思っていた夢を
ひとつ叶えることができました。
もし今、
「やりたいことはあるけど、まだ準備が…」
で止まっている人がいたら、
一度、決めてみてほしい。
準備を否定したいわけじゃない。
ただ一つだけ言いたいのは、
決めるという行為は、
思っている以上に強いということ。
決めた瞬間に、
覚悟が決まり、
人は動き始めます。
余談ですが、
母を旅行に連れて行ってから
3ヶ月ほど経ったころ、
私は会社を辞めました。
「一人でやっていく」と、
そう決めたからです。
あのとき決めていなかったら、
今の私はいなかったと思います。
この話が、
誰かが「決める」きっかけになったら、
うれしいです。
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