はげひげ(菊仙人)

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はげひげ(菊仙人)
@96hage
篠原菊紀。人システム研究所所長。公立諏訪東京理科大特任教授。しょうもない(あんまり研究対象にならない)日常的な脳活動に詳しい。ゲーム行動症、ギャンブル行動症、危うい遊び方関連は⇒note.com/s96

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今日、テレビ局から電話があった。依存がらみなのか、スマホ依存についてドーパミン神経系から説明してくれないかという話。 「快感でドーパミンが放出されると癖になって依存する」とかいうアホっぽい説明をしてほしいらしい。 「そりゃ、無理だ」と答えた。
天才ブームらしいが、IQの77%、身体能力の80%、音楽能力の80%程度は遺伝で説明できる。一方で、やればできると思っている人はIQが伸びやすい、自制心の高い人は収入が高くなりやすい、同じレベルの戦いなら最後はグリッド、世の中が望ましいと思うことをしたがる傾向を持つと伸びやすい。
科学って、正解を知っている何かだと勘違いされがちだけど、正解に至る作法の集合体だよ。ゆえに科学者個々人の見解は集団内でぶれにぶれるが、集団全体としては恐るべき柔軟性を備えながら正解率のようなものを高めていく。だから、出口戦略を科学的に、は仮説検証のプロセスをきちんと立てようだよ。
ADHD等発達障害ではゲーム、ぱちんこなどにのめり込みやすいが、それははそこに即時報酬があるからで、この仕組みを利用して実行機能のほか、心の理論課題関連能力の改善が目指されている。ハマることを問題にするのではなく。利用する。
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木曽崇/Takashi Kiso
@takashikiso
興味深い。 「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」の改善を目的とするゲームが開発中。薬と同様にゲームを“処方”として位置づける | AUTOMATON automaton-media.com/articles/newsj @AUTOMATONJapanさんから
このポスト、マスコミ批判に写っているようです。が、どちらかというと「ドーパミンにハマって依存に至る」といった説明を流通させた、かつての久里浜医療センターの一部先生の説明や、一部支援団体の発言やHPなどの説明、およびそれによって構築されてきた言説空間への批判です。それに自己批判。四半
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はげひげ(菊仙人)
@96hage
今日、テレビ局から電話があった。依存がらみなのか、スマホ依存についてドーパミン神経系から説明してくれないかという話。 「快感でドーパミンが放出されると癖になって依存する」とかいうアホっぽい説明をしてほしいらしい。 「そりゃ、無理だ」と答えた。
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ゲーム時間は、ゲームの制御不全や心理的な問題と相関するが、ゲーム時間が制御不全や心理問題の原因ではなく、フラストレーションを抱えていることがゲーム時間を長くし、心理的な問題を生み出しているらしい。ゲーム依存を訴える医療関係者や施策を検討する人々はこの因果の逆転に注意を払うべきだ。
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WIRED.jp
@wired_jp
過度なゲームプレイは問題行動の「原因」ではない。心理的問題の「兆候」だった:研究結果
タバコの発がん性問題で、アイコスにもリスクが、はいいんだが、そこではドーズレスポンスがわきに置かれ、さらに間接喫煙話になったら量的問題は完全無視でロジックが展開する。世の中、科学を標榜しながら、一足飛びに直感判断(好き嫌い、こうした方がいいという政治的直観)が顔を出すことが多い。
結局、「スポーツの力」を特権視するからおかしいんで、スポーツの力=ゲームの力=飲食の力=イベントの力=音楽の力=テレビの力=ユーチューブの力=SNSの力=ギャンブリングの力=将棋の力=・・・・、と無限の連鎖を生みだしたのが「人類の力」であり、フェティッシュ、文化多様性そのもの。
健全にぱちんこできない人がいます。「子どもを車においていいや」「家に置き去りでもいいや」「おかねはかりればいい」「仕事を休むのも苦じゃない」「先を考えるのが苦手」・・・暮らし、仕事、余暇、家族をだいじにできない人はぱちんこをしないでください。依存症うんぬんとか、関係ありません。
正論。性格、行動特性の40~50%は遺伝要因で説明できる。かつ、環境影響で説明できるのは、似せない方向に働く環境(非共有環境)。育て方の影響≒似せる方向に働く環境の影響(共有環境≒家庭環境)はほぼゼロ。これが行動遺伝学の常識≒世間の非常識。
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さな
@iba0121
二人の子供見てて思う。二人はかなり性格が違って行動がまるで違う。育て方で子供が変わる部分なんて、実は僅かなんじゃないかとすら思ってしまう。だかでらどんな育て方をしても良いとは決して言えないけど、子供の行動の一部をみて親の育て方を判定することは、ナンセンスかつ危険だと思う。
多様性を追求するなら、スポーツの特権性を放棄しないと。もしくはその特権性がローカルであり、他の特権性に対して決して優越しないことを肝に銘じないと。特権性が差別の源であり、多様性の対極にあるのだから。
「打ち手のレベルが低い」といってはいかんですな。遊タイムや期待値程度の利などどうでもよく、楽しんでいらっしゃるお客さんが多い、と表現すべきですな。どっちの方が「優れた打ち手」かというと、ちゃんとお金を使って遊んでいるお客さんなので。プロ系はこの姿勢を基本にしないといかんですな。
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今度春菜(元からこたかと)
@takato6342
【3月11日報告、熊本にて】 稼働機種 無双甘16.2 漆黒 海SP✖️5 収支 −42000円 稼働時間 7時間 言っちゃ悪いが打ち手レベル低い。。 最低でも残430 最高で残210拾った。 割と大型店だけど、遊タイム観に来るお客さんも少ない。 技術が無い人が遊タイムで月に50万の期待値積む 可能地域や!
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また「ギャンブル依存症は脳の機能不全」であると解説してくれという依頼がTVから来た。繰り返しますがギャンブル障害で示されている脳活動は、仕事でも、遊びでも、それに慣れてきたり、夢中になったりすれば、普通に起きる現象なので、それをもって脳の機能不全などということは出来ません。
たまに、「ギャンブル依存症は性格などは関係ない、誰でもなりうる病気です」という表現をみかけます。「うそ」です。衝動性、神経症傾向、性格の重要因子とのかかわりはたくさん報告されています。
週2回くらいパチンコをする主婦がいる。旦那はしない。なにかあるごとにパチンコ依存症だと責める。家計を圧迫していると。その主婦に貯玉カードでの遊技に切り替えてもらい、観察。一年の収支は40万のプラス。いい台打っていた。家庭の時間、ぱちんこの時間の折り合いで、手打ち。そういうこともある
ま、はっきりしたのは日本の数学教育の敗北。集団としては、統計感覚、リスク感覚が一切育っていないこと。ケース主義の誤謬。ドキュメント主義(人間主義)も相対化されないと大問題。コロナ、ワクチンだけじゃなく、あちらでもこちらでも。
認知の歪みの修正なんて、くだらない システム変更だぜ 運動への注意配分で、DMNの内向き差を変えようぜ!! みたいな
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Lorwen C Nagle, PhD
@LORWEN108
Anxiety isn’t a thinking problem—it’s a signaling problem. We’ve spent years correcting thoughts (cognitive distortions) while the nervous system stays on high alert. Cognitive distortions matter (like catastrophizing) —but they’re the "tip of the iceberg". Beneath them, the
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これだいじ。薬物で脳が……なのか、脳が……だったので薬物に……なのか。相互的なんだろうけど、世の中は前者でしか考えたがらないところで、後者ルートを明示した意味は大きい
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WIRED.jp
@wired_jp
「14歳の脳」を見れば、将来タバコや薬物に溺れてしまうかがわかる:研究結果(2017)
今日、あさいちで、ちらとみただけだが「問題飲酒」という言葉を使っていた。いわゆる依存問題では、「依存症(アルコール使用障害)」と「問題飲酒(危険な飲み方)」を区別するのが正しいし世界的趨勢だ。「問題飲酒」に介入し「アルコール使用障害」への進行を予防する。
ギャンブル、ぱちんこ、ゲーム、依存をめぐる議論のダメなところは、大半のほどほどに遊んでいる人の存在を忘れているように見えること。たとえばぱちんこでは依存疑いは3%ほど。マスコミ紹介事例のような重症例はその百分の1~十分の1。その対策はだいじだが、誰でもなるわけじゃない。お酒もそう
リハビリのさなかにヤル気にかかわる脳部位の活動を止めると、それまでに獲得したかに見えたリハビリ効果も消失することはもっと注目されていい。新規学習、リハビリ的再学習は修行であってはならない。大学もそうだし、回復支援もそう。できてしまっている人はやる気なしでもできてしまう点が重要
政治家の皆さんは、「全力で」「誠心誠意」といった言葉を使うのをやめてほしい。○○を~~だけ××をめどに実施するなど、具体的な施策で語ってほしい。科研費の審査に門前払いされない程度の計画書、根拠を示してほしい。それが「国民のため、住民のための立つ」の具体的な姿、あらわれだと思う。
塾や学校の先生や親の観察から、「~といった子育てをしている親の子は伸びる」という言説に接したとき、「それ育て方問題じゃない、ほとんど遺伝問題」と言い切っていい。家庭環境(共有環境)が影響する能力は言語能力(58%)と学業成績(17%)くらい。他は0%というのが行動遺伝学の通り相場。
という俗説があるが、ドーパミン神経系の特質は報酬予測誤差にあるので、認められるという予測に比して、認められる度合いが少なければ、ドーパミンの放出は行われない。いやになる、あきる。学生の皆さん、一昔前の依存ロジックでのドーパミン説明には眉唾しましょう。だいたいドバドバ出ませんし。ま x.com/s_ss_123_/stat
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「認知の歪み」ってことばが嫌いなのは、認知なんてだいたい歪んでるんで、前提の取り方が暴力的に見えるから。人は認知の歪みを生きます。
いわゆるギャンブル依存症で、一般またはユーザー向けに流すべき情報は、まず予防のために必要なこと。それが世界の趨勢。 上限を決めて遊ぼう、遊んでいいときに遊ぼう、周囲にかくさず嘘つかず遊ぼう、負け追いは無意味と心得よう、そうやって健全に遊ぼう。
背景障害の話が本当なのかはわからないが、いわゆる〇〇依存症の背景に、統合失調症、双極性障害、うつ病、発達障害、他の依存症などがあり、〇〇のみの単純嗜癖が問題であることは特に重症化例では少ない。単にアルコールやギャンブルの問題だけに歪曲してしまう考え方は相当に古い。
明日は10時から、NHKラジオ子ども科学電話相談、こころとからだの担当です。  まあまあ、プレッシャーです。  Brooks, A. W(2014)によれば、不安を興奮として再評価するとパフォーマンスが向上するのだとか。
そして、記憶は強化されてしまうらしい、というのが最近の報告。筋肉っぽく記憶が作られるらしい。
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子どもの精神科看護師@こど看
@kodokanchildpsy
今日の一言
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出玉性能は遊技障害(パチンコ・パチスロでのギャンブル等依存)の要因であると漠然と考えられ、規制されてきたが、実際には出玉性能の大きい機種を打っていると遊技障害になりやすいといった因果関係は見いだせないことを縦断調査で実証した論文が採択されたようだ。
「コロナ自粛期間中にゲーム症リスクが高まっている」、さあ、大変。「なんと、週25分ゲーム時間が増え、月100円も使用額が増えた」。。。えっ。リスク?それ?
医者が依存症とはとかいって、アルコール使用も薬物使用もゲーム行動もギャンブル行動も、みな同じに語るのはやめて。共通基盤があるということと、メカニズム一緒という話は雲泥の差。特に脳関連の因果関係は注意。
子育て系の取材が時々あるけど、育て方の影響を過大視しすぎてると思うぞ。ある育て方をすると失敗、ある育て方で成功、なんてことはない。行動遺伝学では育て方の影響はほぼ0というのが繰り返し示されている。環境の影響は家族でも一人ひとりみんなちがう(非共有環境の優位性 Turkheimer, 2000)
わたしは依存症、とりわけギャンブル依存症とかゲーム依存症などという言葉な使うべきではないと思っています。 ①ギャンブリングやゲーミングに依存すること自体が問題であるような誤解をひろめてしまうから
某県の知事さんのキャラや脳がどうこうという議論があるようで、そんな取材がありました。 しかし、個別具体的な人について診断的な話をすることや、脳がどうこう言うことは、遠隔診断の一種で倫理的にしてはいけないことになっています。
そりゃ、その道路も、歳費も税金だからだろう
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ミナト
@intheblue_1995
「自己責任で生きろってスタンスの国に、どうして税金を納めなきゃいけないのだろう?」 山本太郎氏の名言。 #山本太郎
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性格は生涯を通して比較的安定している一方で、**可変性(malleability)**も持ち合わせており、これは個人が変化を望む場合、重要な意味を持つ 性格変化に関わる4つの主要なメカニズム 前提条件(preconditions):変化のための基盤となる能力や内的要因。
話は逆、子どもにとって新型は危険でないが、高齢者には危険。本当は高齢者が自宅にこもり、子どもたちは自然感染して免疫を得るのが効率的。
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八田一彦(昭島市議会議員2期目)
@hattakazuhiko
子供が公園で遊んでいたら、高齢の方に声をかけられて子供は自宅待機だ!と言われてしまい外に遊びにいけなくなったとのこと。大人は公園で遊んでいる子供達を見守ってあげて下さい。このコロナでみんな大変なのは分かります。しわ寄せが子供達に行かないようにしてあげたいです。よろしくお願いします
こういう話が出てきたら、PubMedでもGoogle Scholarでもいいので、学術論文のデータベースにその言葉を入れ(ここではスマホ認知症)確認するクセを付けましょう。なんでこんな無根拠なことをニュースで、と驚くことが多々あります。
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FNNプライムオンライン
@FNN_News
「スマホ認知症」が若者に忍び寄る “情報のゴミ”で脳が疲弊し記憶力低下…医師が示す3つの処方箋【福井発】 #FNNプライムオンライン #福井テレビ
いわゆる依存で見られる、NTF3やNTRK2の異常は、うつ病、注意欠如・多動症(ADHD)、摂食障害など他の精神疾患でも共通してみられるので、まあ、でしょうね、ではあります。ま、ハマり系話を、その行為をどうするかにだけ注目しても、うまくないのは、こういう事情note.com/s96hige/n/na92
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ナゾロジー@科学ニュースメディア
@NazologyInfo
社会不安レベルが高い人ほど「極端な推し活」に陥りやすい nazology.kusuguru.co.jp/archives/146966 近年は若者を中心に過度な推し活、インフルエンサーへの盲信が増えています。こうした現象は心理学で「有名人崇拝」と呼ばれており、中国SNHは社会不安レベルが高い人ほどこの状態に陥りやすいと報告しています。
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ゲーム症がクローズアップしてくれたおかげでは、やめるのが第一義であるはずがない、不登校臨床の適用が第一、つまりは生活支援、生きがたさサポートが重要、という流れが出てきてありがたい。ギャンブル症に跳ね返ってもらいたい。案外アルコール使用障害では当たり前になっているが。
世紀末、ぱちんこの大当たり時にドーパミンやエンドルフィンが分泌を増し、その増し方が週の遊技時間に相関するという報告をした。その後、この現象は遊びでも仕事でも何かを楽しく夢中にやれば共通における現象であることが明かになり、取材に来た人にその事を告げると悲しげに去っていった。
子ども科学電話相談、終了。なんか、先生方のお話を聞いていて、進化という言葉は手放したほうがいいんじゃないかと思いました。どうせ、現存する種はすべて(進化の)頂点なんで
いわゆるギャンブル依存症の話になると特定の自助グループ関係の人が出てきて、同じギャンブル依存症なかまのピアグループでの話が有効だったとお話になります。しかし、ピアグループの改善効果は限定的、というか他の療法と併用したほうがいいことが報告されています。
言うことがころころ変わるのはいいことです。とくに証拠に基づいての朝令暮改は素晴らしい。証拠と矛盾しないよう修正していく姿勢の全体を「科学」と呼んだりします。個人の意図などどうでもいのです。科学が個人を越えるのはその修正力の故です。
ほんと、楽しいから依存する、快感は悪、みたいなロジックは勘弁してほしい。楽しんでいられるなら、収支や周囲とのバランスもとれるし、あんまりひどい目にあうとちゃんと嫌になる、飽きる。~障害というのは、臨床的に意味ある障害や苦痛が1年以上反復する、が基本中の基本。楽しかないよ。
やはり一部の自助会系のロジックはちゃんと反論しておく必要がありそうだ。「周囲に嘘をつかずに遊びましょう」などというと「それができないから依存症だ」などと返す。違う。あらゆる段階で予防行動は選択できる。自助会お得意の「自分ではどうしようもないことを自覚せよ」はいわゆる「認知の歪み」