「М-1」王者「たくろう」の代演が物議。代打で呼ばれることは軽視なのか #エキスパートトピ
「М-1グランプリ2025」王者の漫才コンビ「たくろう」が18日に大阪・よしもと道頓堀シアターで開催されるイベント「よしもとお笑いレストラン」に「バッテリィズ」の代演として出演することが物議を醸しています。「チャンピオンが代打で出るの?」「よしもと容赦ない」などとあらゆる声が飛び交ってもいますが、劇場出番で代演が入る時には明確なルールがあります。
ココがポイント
「いま一番忙しい芸人に容赦ないよしもと」…劇場“代打”に反響 バッテリィズ→M-1王者たくろう
出典:オリコン 2026/1/18(日)
『M-1』王者がダブルブッキング 出演消滅の裏事情を東野幸治が説明「たくろうはなんにも悪いことはないけど」
出典:ENCOUNT 2026/1/17(土)
“M-1王者”たくろう、栄冠から一夜…多忙スケジュールこなし「全く寝てない」 オファー殺到に喜び「仕事は選びません!」
出典:オリコン 2026/1/2(金)
エキスパートの補足・見解
芸人さんの世界には“格”というものがあります。実力、人気、実績、功績などの集積から定まっていきます。
以前は各事務所が冊子の形でタレントプロフィールを配布していました。誰が1ページ目に載っているのか。写真の大きさ、左右、全てが序列であり格を示すものでした。
Aという芸人さんが体調不良で劇場に出られなくなったとします。その時に代演を務める人は基本的にAさんより格上でなければなりません。体のことという不可抗力かもしれないが、お客さんが払う入場料は変わらない。コース料理の一品が売り切れになったからと言って、黒毛和牛のフィレステーキの代わりに目刺し一本を出すわけにはいかない。本マグロ中トロのあぶり焼き的なものを出さないとお客さんを裏切ることになってしまいます。
この格システムを芸人さんは身に染みて理解しています。格を上げるために賞レースや単独ライブなどで実績作りに励みます。そして吉本興業は劇場から始まった会社です。劇場の則をおろそかにするわけにはいかない。
今勢いがある「バッテリィズ」の代演を務める。「М-1」王者の「たくろう」を軽視するどころか、今回ほど「М-1」優勝を強く噛みしめる場はないのではないかとすら感じます。