日本とイタリアは今年で外交関係樹立160周年を迎える。15日にイタリアのメローニ首相が来日し、16日には高市早苗首相との首脳会談や昼食会が予定され、両国の関係強化に期待が高まる。日伊の絆は「国家」レベルに留まらず、実は「地域」レベルにも根付いている。自治体国際化協会(東京都千代田区)によると、現在、日本の5県27市区7町村(計39カ所)でイタリアの都市と姉妹・友好都市提携を結んでいるという。
先駆けとなったのは、1960年に提携を結んだ鹿児島市とナポリ市だ。それから60年余り、各地で交流が行われている。
2月6日に開幕するミラノ・コルティナ冬季五輪の開催地であるミラノ市とは、大阪市が1981年から友好関係にある。5年ごとに相互訪問を実施してきた。提携45周年を迎える今年も記念事業や代表団の派遣が計画されている。
東京都の小池百合子知事は2月3日から8日の日程で、イタリア・ローマとフランス・パリに出張する。今年はローマとの友好都市提携30周年にあたり、文化・スポーツ分野での交流促進に向けて市長との意見交換が行われる予定だ。
今回のメローニ首相の来日日程で、個別の自治体との交流は予定はされていないが、首脳間の強固な連携が図られる見込みだ。
高市首相は昨年11月、南アフリカでのG20サミットでメローニ氏と初めて対面した際、自ら歩み寄って笑顔でハグを交わした姿がネット上などで話題を呼んだ。ともに保守的な政治信条を持ち、自国初の女性首相という共通点を持つ両首脳。トップ同士の親密な関係は、さらなる日伊協力の象徴となりそうだ。(村田幸子)