刑務所でいじめられる人といじめられない人の決定的な差はコレ
刑務所は集団生活を行う場所でもある為、学校と同じでいじめは必ず付き物です。
刑務所のいじめについて色々と語られていますが、正直な話、話しを盛っていたり絶対に有り得ない内容の物も存在しているかと思います。
そこでこの記事では、刑務所でいじめられる人といじめられない人の決定的な差を、いじめから逃れる方法を喜連川社会復帰促進センターの元受刑者が教えます!
いじめの内容
ネット記事なんかを読んだりYouTubeの動画を観たりすると、必ずと言って良いほど川越少年刑務所のいじめの話があります。
主ないじめ内容
・シャリ上げ
・腹パン
・麦飯に洗剤や精液をかける
・トイレでエアー釣りをやらせる
・冬場に裸にさせる
・祝日菜のお菓子を捨てさせる
・大浴場の湯船に入浴させない
・切手をカツアゲする
・自慰行為を強制する
まず断言できますが、少年刑務所を除く初犯刑務所や再犯刑務所で上記に該当するいじめは暴力沙汰以外はほぼあり得ません!
100%ないとは言いませんが、私が収監された喜連川社会復帰促進センターと移送待ちで二ヶ月過ごした福島刑務所ではシャリ上げすら聞いたことはないです。
刑務所という場所は嘘つきも非常に多くいる為、いじめ内容もかなり盛っている可能性が高いです。
(少年刑務所は除く)
そもそも雑居で生活を送り、飯を取り上げたりしたらまず確実に報知機を押してオヤジへ報告します!
脅されようが何だろうが飯を取り上げるような行為をされたら、普通の受刑者ならまず黙ってはいないですよ?
この場合は飯を取り上げられた受刑者側に非は全くないことになるので、喧嘩両成敗にはならず飯を取り上げた受刑者だけが調査となり懲罰確定となります。
万が一刑務所でそのようなことがあった場合、相手の挑発には乗らず黙って居室にある報知器を押しましょう!
事後報告ではなく、必ずその瞬間にが大事です。
オヤジが応対するので「今食事を受刑者に取り上げられました。どうしたら良いでしょうか?」とこれだけ素直に伝えましょう。
すぐにオヤジが駆けつけますので、両者共に調べ室へ行きます。
幹部刑務官が話しを双方に聞くので、その場であったことをそのまま冷静に報告します。
あなたに非が全くないと確認できたら、あなたは居室へ帰されて、飯を取り上げた受刑者は調査がある居室棟へすぐさま連行されます。
調査まで行くと必ず一ヶ月後に懲罰が決定となります。懲罰後は元の工場へ戻ることはできませんので、基本的には二度と顔を合わせる事はないです。
シャリ上げはかなり重たい懲罰が科せられます。食事を取り上げるというのは窃盗にも該当するので非常に厳しいですね。
ヤクザの受刑者ですらこんなアホなことはまずしません。リスクが高すぎます。
そして居室内で受刑者に暴力を振るった場合、証拠がどうとか関係なく必ず調査行きです!
但し、暴力や口喧嘩となると、例え相手側に非があろうと、喧嘩両成敗となり双方が調査となり双方が懲罰となります。
暴力や喧嘩などはとても不条理に感じますが、100%非がなかったことを証明するのが難しいからです。
(オヤジの前でいきなり殴られたとかなら話は変わります)
喧嘩までの経緯や状況も加味されるので難しいのが現状ですね。
その為、どちらが良い悪いは関係なく基本的に喧嘩は問答無用で両成敗となります。
初犯刑務所や再犯刑務所では上記に挙げたいじめ内容はほとんどなく、いじめで一番多いのがアタリを強くする行為です。
一般的な生産工場ではほとんどありませんが、経理工場ではそこそこあります。
刑務作業中に気に入らない受刑者に対して揚げ足を取り集中的に攻撃します。
「○○さん、これ違いますよ!」
「○○さん、さっきぶつかりましたよ!謝るのが人間として当たり前ですよね!」
この様な感じで、オヤジが居ても集中攻撃がおこなわれることもあります。
作業内容に関することなら強い口調で言っても喧嘩とはならないからです。
但し、あまり調子に乗り担当刑務官がいじめだと察したら、その受刑者はめちゃくちゃ怒鳴られ、場合によっては他の工場へ飛ばされます。
喜連川社会復帰促進センターでの経理工場では実際にありました。
明らかにいじめに加担している仲間内は続々と別の経理工場へ異動を命じられていましたね。
担当刑務官がまともな人間性なら割りかし守ってくれます。
普段は優しい担当刑務官も、怒るときはヤクザ顔負けでめちゃくちゃ怖いですからね。
その他の実際にあり得るいじめとしては無視が多いかと思います。
気に入らない受刑者に対してシカトするようにと、工場内で古株にあたる受刑者らが結託して他の受刑者らに指示したりします。
「あいつとは口は聞かないで!」
「作業のやり方は教えなくていいから!」
「作業中アタリを強くしよう!」
こんないじめは経理工場ではかなりあるんではないでしょうか?
経理工場のいじめは暴力とかではなく、作業のダメ出しや無視が圧倒的に多いかと思います。
いじめられる人の特徴
・発言が気に触る人
・嘘つきな人
・裏切り行為をする人
・食べ方がクチャクチャしたり食器をガヤガヤ音をたてる人
・作業ができない人
・性犯罪者
以上に該当する受刑者は比較的いじめの対象になりやすい傾向にあります。
工場へ配役になると数十人いる受刑者から注目の的になります。
休憩時間には罪名や懲役何年かなど色々聞かれたりするので、その時の第一印象が全てと言っても過言ではないくらい発言には注意が必要です。
そこでやたらと自慢話や嘘話しをすると変な目で見られます。
兎に角、極端な目立つ発言はしないほうが良いですね。貯金3億あるとか車はベントレー乗ってるとかFXで5億儲けたとか。
あとは優等生ぶったり、あまりにも真面目君なのもいじめの標的になりやすいです。
将棋ひとつ取っても、強い自慢をして大人しそうな新人が目立とうすると嫌われやすいです。
寡黙過ぎて話に入ってこないで自分の世界に浸るのもあまり第一印象は良く思われません。
寡黙でも目立つよりはマシですが、相槌や愛想笑いなどができると良いです。
あとは、工場内のリーダー格のグループと仲良くなっても裏切り行為が発覚すると最悪な状況となります。
例えば、リーダー格の受刑者の悪口を誰かに話してそれが漏れた場合。これ、意外とあるので気をつけたほうが良いです。
仲間だと思っていたのに平気でチンコロする受刑者めちゃくちゃいますからね!
工場内で食事をする時は音に敏感な受刑者もいる為、箸の音やクチャラーには十分気をつけましょう。
経理工場に限りますが、作業の覚えが遅かったりもたついてたりするとアタリが強くなる可能性があります。
経理工場は比較的仕事ができる人材が集まっています。その為、新人なんかが作業にもたもたしていると平気で注意をしてくる受刑者もいます。
割とこのケースは多いかと思うので、そういうのが嫌な人は経理工場を希望しないほうが良いです。
考査中の面接時に、私は作業の覚えが悪いので一般的な生産工場を希望しますと言えば経理工場は選ばれないかと思います。
最後は性犯罪者ですが、性犯罪者だとわかるとピンク!ピンク!などと揶揄わられたりすることもあります。
揶揄わられるだけならまだしも、受刑者の中には目の敵にしようとする人もいる可能性もある為、性犯罪者の場合は極力罪名は誤魔化すなどしたほうがリスクは回避できますね。
いじめられない人の特徴
・タトゥーや墨を入れてる人
・不良グループ経験者
・衛生係
・黒色のタオルを所持してる人
・作業覚えが良い人
・普通な人
上記のどれか一つでも該当しているといじめの標的にはなりづらいです。
人間というのは自分よりも強い、できると思う人には攻撃的にはなりません。
タトゥーや入れ墨が入っていればいじめに合う確率は相当低くなります。人間というのはまずは見た目から入りますので。
会話をしてる内にこの人はどこどこの不良グループにいたとか、バイクは何を乗っていたとか、悪さ自慢の話が入ってくるとやはりいじめの標的にはなりづらいですね。
衛生係は各工場のリーダー格なので、衛生係が一般的な生産工場の受刑者にいじめられることもまずないです。
自分よりも立場が上の人間、評価されている人間にはやはりいじめを仕掛けづらいですよね。
仕掛けても玉砕するだけです。何故なら、衛生係と担当オヤジはズブズブであり対応も全く違うからです。
担当オヤジは一般の受刑者にはそれなりに厳しくしますが、衛生係には全く厳しくはないのです。これは刑務所経験者ならわかるかと思います。
東京拘置所の売店などで手に入る、黒色のタオルを所持している受刑者も割といじめの標的にはなりづらいはずです。
刑務所では結構有名な話ですが、黒色のタオルは受刑者にとって一つのステータスになります。
黒色というのがポイントですね。黒色のタオルは刑務所では販売されていません。
東京拘置所の売店で入手するか、刑務所規定のサイズであれば差し入れも可能な場合もあります。
作業覚えが人一倍良い受刑者もこの人できるな!と思われて一目置かれます。
頭の回転が早かったり仕事ができる受刑者は、他者から見た場合弱点が消えるので攻撃しづらいからです。
そして最後は普通な受刑者です!
普通というのは良くも悪くもどちらにも偏らず、当たり障りがないということです。
目立ちもしないし暗くもない。普通な人間てやっぱり完璧なんですよね。
ミスター平均値が一番平和に暮らせるもんです。
いじめから逃れる方法
どうしてもこの受刑者とは刑務所生活を送れない、顔も見たくない、工場へ行くのが憂鬱すぎる。
そんな時はわざと懲罰を受けるような行動を取れば解決します。
喜連川社会復帰促進センターでも実際にありましたが、一番簡単な方法は作業拒否です。
朝、出室用意の号令が掛かっても居室からは出ずに、作業は拒否しますとオヤジに告げて下さい。
理由を聞かれたら、後で話しますとだけ伝えれば周りの受刑者にも聞かれずに済みます。
確実に連行されて調査となり一番軽い戒告の懲罰を受けます。
調査から懲罰までは概ね一ヶ月間、独居房で過ごします。
その間の刑務作業は折り紙を折るなど居室内でおこないます。
因みに戒告とはただの注意のみで懲罰が終了します。
懲罰が終了したら新しい工場へ配役となるので、基本的にはその受刑者と二度と会うことはありません。
もう一つの方法は、ムカつく受刑者を道連れにして懲罰を受ける方法です。
散々嫌味や悪口を言われて我慢の限界がきたら、軽く相手を挑発するようなことを言って喧嘩をふっかけてもらうように誘います。
口喧嘩で十分です。
手を出すと懲罰も厳しくなる為、極力手を出さないほうが良いですね。
口喧嘩をしたらその事実を居室に戻った時に報知機を押してオヤジに報告します。
「○○さんが悪口を言ってきたりしてもう耐えられません」
こんな感じで報告します。
これで双方がすぐに調べ室へ連れて行かれて、幹部刑務官から事情を聞かれます。
我慢しろと言われてもあの人がいるなら無理ですと必ず言って下さい。
これで確実に双方が連行されて、その日の内に調査となり最終的には戒告の懲罰を双方が受けることになります。
まとめ
人間という生き物は、自分よりも確実に劣っている人間には攻撃をしますが、自分よりも立場が上だと認識した瞬間攻撃を躊躇します。
先輩後輩が良い例です。
受刑者の古株に新人がいきなり喧嘩を売ることはほとんどないですよね。
新人はまだ右も左もわからない状況で、そんな時に色々教えてもらった受刑者に対してよっぽどのことがない限り攻撃的にはならないはずです。
黒色のタオル一つ取っても、あの人は俺よりも良いタオルを所持していると。
黒色のタオルの存在を知っているということは、そこそこ刑務所に詳しい人間だと。そう思うわけです。
そんな時、自分は官物の白タオルだと恥ずかしいですよね。
相手よりも何か一つ秀でるものがあれば、いじめの対象にはなりにくいのは確かです。
シャリ上げや麦飯に洗剤をかけるとかそういう類のいじめはほとんどの刑務所ではまずないので心配はありません。
冷静に考えたらわかりますよ?
洗剤をかけたら毒物を飯に仕込んだのと同じことです。完全なる犯罪です!
洗剤をかけられた瞬間、躊躇なく報知機を鳴らせば確固たる証拠にもなります。
そんなアホなことを一般の初犯刑務所、再犯刑務所で基本的にはあるわけがありません。
これまでの歴史上それらが全くなかったとは言いませんが。
少なくとも今の刑務所でそんなことがまかり通るようだと、刑務所自体の管理責任を問われ兼ねませんよね。
少年刑務所へは行ったことがないのでどういった環境下にあるかはわかりませんが、だいぶ話が盛られてる気はしますね。
オヤジが見て見ぬ振りをしたり、もしそうであるならば、少年刑務所の在り方は確実に問題だし、法務局は早急に対処する必要性があります。


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