安倍元首相を銃撃した山上被告の裁判 検察側の証人として出廷の自民党議員 事実を伏せての証言なら大問題 #エキスパートトピ
1月21日に安倍晋三元首相を銃撃した山上哲也被告の判決が、奈良地裁で言い渡される予定です。それに先立ち、驚くべき報道が韓国から飛び込んできました。
旧統一教会の韓鶴子総裁に報告された「TM特別報告」で、自民党の佐藤啓参議院議員が教団とかかわりがあったとする内容です。同議員は裁判で検察側の証人として出廷した人物です。
これが事実なら被告の命を左右する法廷の場において、真実を伏せたまま証言したことになります。同議員からの弁明はいまだありませんが、そうしたなかで山上被告の判決が出されようとしています。
ココがポイント
全食口(シック)総動員・天心苑祈祷出発式が終わり、自民党奈良県公認候補の佐藤啓候補者の応援集会を10時から行いました
出典:文春オンライン 2026/1/14(水)
演説中に銃撃されたことに「私のせいで安倍先生の命を失ってしまった。自責の念に堪えない」と述べ、「大変申し訳ない」と謝罪
出典:時事ドットコム 2025/10/29(水)
被告は事件を起こす約1時間前、現場となった近鉄大和西大寺駅(奈良市)近くの商業施設で期日前投票を行い、佐藤氏に投票した
出典:産経新聞:産経ニュース 2025/12/2(火)
高市首相が5日の参院代表質問で、政治資金収支報告書に不記載があった自民党の佐藤啓参院議員の官房副長官への起用を陳謝した
出典:読売新聞オンライン 2025/11/5(水)
エキスパートの補足・見解
メシヤである韓鶴子総裁への「TM特別報告」では、銃撃事件の当日、佐藤議員本人は安倍元首相の応援演説があるため行くことができず、「夫人が代わりに来て奈良教会で応援集会を行いました」としています。
これが事実であれば、このことを伏せたまま山上被告の裁判で、検察側の証人として証言したことになります。
検察の求刑は「無期懲役」でしたが、当時は、死刑の求刑もありえる状況でした。
自民党の調査に対して教団との関係について報告しなかったことは重大な問題ですが、それ以上に事実を伏せたまま「民主主義に対する冒涜(ぼうとく)だ」と政治テロという強い言葉だけで証言したことは、被告の命が危険にさらされることにつながりかねない看過できない行為です。
もちろん被告の銃撃行為は許されるものではなく、罪は償わなければなりません。しかし、教団とのつながりを伏せたままの証言は絶対にあってはならないことだと思います。
被告は事件を起こす前、佐藤議員に期日前投票をしたといいます。議員は一人ひとりの投票によって選ばれています。佐藤議員は高市早苗首相も重用する人物ゆえ、これまでの教団との関係を含めて、国民に対して速やかに嘘偽りなく語るべき時を迎えています。