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一年に一回はほぼ初体験

こまめにやれよ、の一言で片付けられるのだけれど、こまめにやらないために一年に一回しかしない作業が存在する。誰にもそのようなものがあるのではないだろうか。考えてみればそのようなものは実に多い。

たとえばお米。
日本では基本的にお米は一年に一度しか作ることができない。お米を作って30年という方でも30回しか作っていないことになる。もちろんお米農家の方は日々こまめに手入れをして、美味しいお米を作っているわけだけれど、回数的には年に一回ということになる。

確定申告なんてのもどうですか?
その辺に詳しくないのだけれど、個人であれば一年に一回しかしないはずだ。30年確定申告をしても、30回ということになる。もちろんこちらも日々、たとえばfreee的なものにこまめにデータを打ち込めば、確定申告である年度末を健やかに迎えることできる。

ただ私は日々をやらない。
結果として正真正銘の一年に一回になってしまう。なので全てを忘れている。昨日の晩御飯すら何を食べたのか記憶が怪しいのに、一年前のことなんてなにも覚えていない。これはなんですか? これは必要ですか? という状態だ。

英語の教科書みたいな感じ。
「これはペンですか?」「いいえ、りんごです」のような。そんなの見ればわかるだろ、と思っていたけれど、そのようなことが本当に起きるのだ。自分でもびっくりする。英語の教科書と違い聞く相手もいないのでとことん思い出せない。

その作業ではスキャナーが必要だった。
スキャナーをクラウドに繋がなければダメなのだけれど、やり方を全く思い出せなかった。いきなり調べてもいいのだけれど、自力で思い出すことが脳を活性化させると私は知っている。私は脳を活性化させたいのだ。ここで安易に調べてしまうから脳が活性化しない。脳を活性化させるチャンスはどこにでもあるのだ。私はそのチャンスを掴んだのだ。

1時間を無駄にした。
全然繋がらない。小さなスキャナーがもはやゴミのように見えた。クラウドに繋がらなければ全く意味をなさない一品なのだ。ただの小さい割には重くて黒い物体でしかない。無駄な一時間だった。

脳の活性化をあきらめた。
ネットでスキャナーをクラウドに繋ぐ方法を調べた。その通りにしてみた。繋がらなかった。ああでもない、こうでもないと調べに調べたけれど、一向にスキャナーがクラウドに繋がることはなかった。

結果、1時間を無駄にした。
合計で2時間だ。映画一本分、私はスキャナーと格闘していた。その結果、繋がっていないのだ。映画ならばバッドエンドということになる。2時間も頑張った結果がバッドエンド。しかもその作業はスキャナーがクラウドに繋がってから始まる。まだ準備段階なのだ。

一年前は繋がったのに。
これ最高に無意味だ。一年も時間が経てばいろいろ変わる。一年前に生まれた子供ならば、もう立っていても不思議はない。スキャナーも反抗期になっているのかもしれない。一年も無視していたので、怒っているのかもしれない。純粋に一年もスキャナーに触れてないので、壊れていても不思議ではない。

これが一年に一回の問題点だ。
日々こまめにやっていこうぜ、ということになると思う。忘れるのだ。思い出せないのだ。しかも一年分をそこからやるので時間もかかる。日々こまめにすることが大切なのだ。それに気づけたので私は成長したのではないだろうか。

嘘です、成長していないです。
一年前も思っているのだ。こんなに大変なら日々こまめにやろうと。結局やらないからこの結果なのだ。

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一年に一回はほぼ初体験|地主恵亮
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