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交際期間1日


ティンダーで近場の女の子とマッチした。たまたま次の日が休みだったので誘ってみたら向こうもちょうど休みだという。ということでいつも通り「ドライブしよ!」と言ってお昼に公園の前で会う約束した。もちろんドライブは仮で、ラブホテルに連れて行く気満々である。


翌日、写真よりちょっとぽっちゃりした、真っ赤な服をきた女の子が公園で待っていた。

彼女の第一声は大きな声で「やほーよろしくー!」と言ってきたが、インスタでの会話はずっと敬語だったので俺は思わず「あ、イメージと違った」っと言ってしまった。すぐさま彼女は「きまずっ」っと。
俺は初手から不穏な空気を作ってしまうというミスを犯す。今まで何度も女の子と会ってきてるっていうのに何やってんだよ...。


気を取り直し助手席に乗せ地元をぷらぷらドライブしながらいつものようにラブホテルに着いたら一言「やらないよ」っと。

まぁ、そうか。俺のせいだ。あんなこと言っちゃったもんな。とくにグダ崩しはせずに「あーわかった」と言ってラブホテルを出てすぐさま解散しようとしたが、彼女は「まだドライブしたい」と言ってきた。俺もさすがにすぐ解散はかわいそうかなと思ドライブを再開した。


ドライブの途中どっかの本で読んだ、「人間は森林浴をするとストレスレベルが70%も下がる」ということを思い出した。せっかく話し相手もいるから少し大きめの公園に行くことを提案した。

もちろんここで和みなおして再度ラブホテルに連れて行く気満々である。


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公園の駐車場に車を停め、2人で手を繋ぎなら公園を散歩することに。


疲れたのでベンチに座ると彼女は俺の膝の上に乗ってきた。


俺は後ろからハグするような形でギューっと彼女を抱きしめる。



そんな感じでベンチに座ってるわけだが、この光景はどうみてもカップルにしか見えない。もはや挿入してるようにも見える()


散歩してる通行人がまさか俺たちが今日知り合ったもの同士なんてのは夢にでも思いもしないだろう。
今日会ったばかりの二人で、しかもさっきまでラブホをドライブスルーしたやつらがここにいるなんて想像したらなんだが笑けてきた。



ベンチでハグをしてるときに彼女は自分について話してくれた。

どうやら今日仕事が休みというのは嘘で、実は仕事が辛くて休職をしているらしい。彼氏とも別れ、仕事も辛く、親とも喧嘩中で、人生上手くいってないと。そんな辛いことを忘れたくてティンダーを始めたらしい。彼女は涙目になりながら俺に話してくれた。

俺はひたすら「今はゆっくり休もうねー」と言いながら慰めていた。
もうこの時点で俺の性欲はゼロに近かった。こんなネガティブな話を聞いてたら誰でもムラムラしないだろう。このあとはラブホテルには行かず解散しようと決意した。


たぶんその公園には2時間くらいいたと思う。森林浴もできてリラックスできたので「帰るかー」と言って車に乗り帰宅しようとすると彼女が






「ホテルいこ」


っと言ってきた。




まじかよ。このタイミングで言うのか。

もちろん即答で「いこっか」と言った。俺のゼロだった性欲はふつふつと湧き出てきた。
女は空気とかタイミングを測らずにホテル行こって言えていいよなぁ~と内心思いながらラブホテルへ。



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そして、バチボコセックスをした。行為中に「好き」とかも言われた。



しかしコトが終わると彼女が泣き出した。仕事のこととか辛いことを思い出しんだろう。ちょっと俺はびっくりしたが、ここで「辛かったね〜ヨシヨシ」なんて言い出したら逆に甘えてきて余計に泣き出すんじゃないか?と思ったので、すぐに「一緒にシャワー浴びよ!」と言って行動を起こすようにした。ベッドの上でゴロゴロさせてたら嫌なことばかり思い出すだろうからな。
一緒にシャワーを浴びてると彼女も泣き止んだので俺の作戦は成功した。



ホテルから出るとすっかり夜になり、もう暗かったので最後に近場の夜景を見に車を走らせた。夜景スポットに着くと、彼女はとても喜んでくれた。
そして最初に会った公園まで送り最後にハグをしてバイバイした。


俺が家に着くとインスタのDMにて、

「今日は運転ありがとうございました!いろんなお話聞いてもらって嬉しかったです!」

とメッセージがきていた。相変わらずインスタのDMは敬語なので会ったときとのイメージと違う。

俺も「またドライブしようね〜」なんて返信をしてその日はすぐに寝た。







翌日、インスタはブロックされていた。





ティンダーのマッチも解除されてた。




びっくりした。過去に会ってすぐホテル行って解散時にすぐブロックされたことは一回あったが、これだけ長い時間一緒にいたのにまさかブロックされるとは…


彼女ともう会うことは2度とない。昨日まで公園で手を繋ぎ、一緒に語り合った仲なのにもう2度と会うことはない。お前俺のこと好きとか言ってただろ。

なんだか楽しかった思い出より虚無感だけが残る結果となった。あのとき「写真と違った」なんて言わずに気まずい空気を作ってなければすぐにラブホテルに行けたかもしれないし、公園に行かなかったことで深い話はしてなかったかもしれない。

無駄に女の子と長い時間関わろうとするから、その子の人生の一部になった気がして将来を考えてしまう。いつ職場に復帰するのか、はたまた仕事は辞めるのか、続きが気になるがもう分かることは一生ない。どこかで元気でいてほしいと願うだけだ。




こんなこと、一昔前じゃありえなかっただろう。


一瞬にして近づく事ができるが、一瞬にして離れて行く。

カラダの距離は近いのに、心の距離は遠いままなのである。


こんな奇妙な世界をマッチングアプリが作り出した。

これからもこういうことが起きるのだろう。どこかの誰かと1日の交際期間をを繰り返す日々が。

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交際期間1日|みらい
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