反AIの知らない歴史
アドレナリン出すぎで眠れない。
仕方ないからアウトプットしよう、創作者ってのはそういうもんさ。
まあ私ゃそんな大層なもんじゃないが、がはは!
お題:プログラムがタダだった時代その他
何がタダだよンなワケあるか
そう思う人は多分20代とかだと思う。
かくいう私もまあまあのトシだとは思うんだけどベテランのエンジニア諸氏には遠く及ばない……。
そもそも今のパソコン、本当ならソフトは全部タダで動かせるもんです。
LinuxにすればOS代はタダ、ドライバもタダ、コンパイラも無料なワケ。
ネットがしたい?テキストベースのブラウザ作ればいいじゃん!
……というのが昔のエンジニア界隈だと聞いております。
実際に昔のLinuxやUNIX環境はとにかくソフトウェアが不足で、ドライバ周りは自分で書き換えろというのがキホン、もしくはどこかの掲示板で神の降臨……ネ申降臨を待つしか無かったワケね。
その頃の話を引きずっていくと、確かにプログラムも無償で公開されてしかるべきみたいな考えが先行するし、こと絵描きは
「イラストがパクられるんならプログラムもパクられろや!」
と白熱しちゃうわけよ。
しかしねえ……インフラに関わるもの、金融や財産に関わるもの、そういったものまで絵と同じにされちゃ困る訳よ。同じ著作物でも扱いが違う。
絵と声(演奏)とでも扱いが異なってしまうように、ソフトウェアと絵も同じ著作物なのに扱いに差が産まれるのは少し考えりゃ分かるというもの。
例えばソフトウェアって今どきは企業に権利が帰属する物も多くて、だからネット(公道)にバラ撒いたりはしないのね。まあRPGツクールのプラグインを公開してくれる神とか居るし、個人単位ではともかくというところ。
でも絵はどうだろう。勝手にネットに置いておきながら、勝手に使うなというのはおかしい。企業はちゃんとしているのにキミらはどうして作品を守らなかったんだい?
というだけのこと。
そもそも今までGoogleのインフラにタダ乗り出来ていた身分が、いざインフラの提供元が自分たちに不利な条件付きつけてきたからといって文句を垂れるに終始するのはいささか学びが足りない。
私を含め諸君は今までずっと、この20年間ずっと同じ規約に居たんだよ。
webサイトを作りました、公開しました、クローラーに来てもらって検索に載せてもらいました、それで人がやってきて絵や動画、テキストを見てもらえました。GPSを更新しました、今いる場所を提供しつづけます、そのフィードバックから便利な情報を気付かない間に受け取ってきました。
もうね、初めから提供し続けてる身なの、ネット利用者というのは。エンジニア諸氏はそれが解ってて、こと絵師は何も解らない。そりゃ同じ話のテーブルに着く以前の話ってものよ。
私はある動画にあやかってネット利用者をこう呼んでいる。
情報牧場の家畜
もしかしたら星新一のショートショートにあるのかもしれない。
あるテック企業に情報を提供する代わりに、金銭や便利な機能を受け取り続けるというもの。なるほどGoogleじゃん。
私はそういうカリキュラムを経ているので当たり前になっているけれど、一般人にはその自覚も認識もないだろうね。程度の差はあれ専門性というのはこういう時に出てくる。
おさらいすると、反AIは生成AIが他人の成果物を窃盗しているという。反AIルーキーは無尽蔵に現れるからどの説が主流なのかちょっと断言できないけど、結局同じような事しか言わないから気にしなくていいです。
しかしそんな事いうと、Googleはこう言いたくなるだろうね。
「キミら散々われわれのサービスに乗っかっておいて急に刺しに来るのはクレイジーじゃねえか?」
ってね。ブラウザにしてもそう、通信プロトコルにしても、そのソフトウェアにしても我々は特に金銭を出すことなく利用しつづけてきた。それを顧みることなく、いざ利益回収に動いたら反対運動するというのは消費者根性が酷いようにみえる。
これは資本主義の恩恵を受けておきながらそれに反対する活動家にそっくり。
お金を回す人間がいるから会社は助かっているし、自国の企業や産業が守られる防波堤にもなっている。商社が無ければインフラや流通は死滅するし、そのために何となく不条理な側面にも目をつむって来たのが政治というもんだ。多分お絵描きしてばかりで政治に興味ないんだと思う。
そういう「情報」すらも何らかの肥やしとなり、今この間にも次世代のスキームを生み出すために役立てられているんだろう。その事実に嫌気がさすなら素直にインターネットを解約し、自身の情報という資源を守ればよいと私は思うワケ。
それとも……
超情報格差社会を望むのか
当たり前だけど、昔のインターネットは高かった。
月々5万円とか割と聞かれる数字だったし、親に怒られたパソコンっ子も居たんじゃないかなあ……シランケド。
でもそういうもんなのだ。今や300万人の契約では利益にならないくらい回線料金というのは安くなった。というのも回線事業で利益をだすのではなく、あくまで他の事業や投資による利益が主眼であるし、そもそも国からも高すぎる回線料金にはペナルティがつくお達しがあるらしい。そうでもしなければ今でも1回線の契約に月々2~3万円と掛かっていただろうね。
そしてそういうコストを下げるための技術は守られねばならないし、大規模なWAN通信制御プログラムを筆頭に何でもかんでも無料で公開しろ、というのはコストを引き上げる要因になる。なにせ悪用されたときの損害が数兆円を簡単にたたき出してしまう規模だし、数十万円で嘆いている絵描きの比ではない。(これは金額というより生活インフラとしてのダメージが甚大になりやすいという意味だよ)
資本主義に文句を付けるというのは、つまるところ気に入らない技術かもしれないが全体をみるに許容すべき、という物を妨害するという行為になる。
簡単にいうと「わがまま」なんだね。
だから結果として技術屋はどんどんAI技術を投入していくし、利用者としてはその利用に資する知識を備えていかないといけない。発展に犠牲はつきものデース!
そしてその犠牲になりたくないため、学んだ結果が……
脱反AI
……ってワケ。
扱う技術が巨大化かつ高利益になるほどリスクも伴うという事は、人類が発生してから今まで、そして未来でも付き合っていく命題と言っていい。
電力問題が!という人も居るだろうが、それはグローバル経済の時代において何の意味もない主張だと思わないのが不思議だ。
日本がやらないなら他国にやられるだけ、こんな単純な事がどうしてかわからない人ほど反AIに染まってしまう。
原発の事情も相当に変化した。
かつては燃料棒も使い終えてからは数百年鉛の中に沈めるしかなかったのが、放射線まるまる電力源として活用できるようになってきた。まあ……放射線もエネルギーの一種なんだから活用できるのは元から分かっていた事だろうし。
2~3年後には実用化しようかという核融合炉の存在が、「電気余り」の時代を示唆している。もちろん私たちが核融合炉の電気を使うには20年は掛かるだろうけれど。当然だけどそういうのを見越した消費先があるだろうし、その頃にようやく人に代わって働くロボットが野菜や家畜の世話をするんだろうね。
科学の世界における20年は短い。
20年経たないとAIの電気を賄えないなんて言っていたら、日本は外国の産業に依存しきった社会になってしまう。アヘンでなくとも国家をむしばむことが出来る時代がくる。そのとき「20年前のバカ達がAI開発に後ろ向きだったから技術ツリーが進まなかった、私たちは不幸な社会に生きている」なんて言われるのは明白ってこと。
権利を守ろうと主張するとき、それがどういう未来につながるのかを考えるととても反AIにはなれない。
善意は道端に落ちていない
さて、私は少し前までアニメーター支援機構のクラウドファンディングについてXで定期的に言及してきた。
反AI諸氏が文化保全に熱心であるなら、アニメーター支援にも積極的であろうという考えからである。
さぁ~て、反AI活動も活発らしいし!
そこそこ溜まってるかなぁ!!!
終わった……。
そうなんだよね。
善意って転がってないのよ。
生成AIでも善意や悪意は拾ってこれないのよ。
……クラファンを再分配するAIってのも開発されるかもしれないねこれ。
ちなみに「コンテンツの発展を憂う同志」はちゃんとね、支援してくれましたよ!
反AIのような「口だけ私利だけ態度だけ」の有象無象とは訳が違います!流石ダァ……。
まあ結局、反AIは主張とワガママ言いたいだけで創作者の事なんてどうでもいいわけですよ。所詮はこんなもん。あきれるね。
これは反AIのこれからの歴史になるんだよ。
文化活動の蛮族としてね。
ご拝読いただき誠にありがとうございました。
表現の自由があらんことを。


勉強になります。 ちょいワル爺です。
恐縮です……!