Anti-AI-PEOPLE’s VOICE:CASE01
「生成画像に創作性はないのですよ!!!」
目次
本件のキャラクターたち
岩園 皐月(仮称)
色々な話題に触れるのが好きな健全マン。
以下、皐月。
ゆきかんむり(仮称ではない)
わたしだ。以下、ゆき。
ゲスト:Aさん(仮称)
皐月に絡まれていた。以下、Aさん。
キャラクター名は実在の人物・団体とは一切関係ありません:遭遇戦:
Aさん「生成AIでも絵師さんには追いつけるかもしれませんよね?」
皐月「生成なんてオゲレツな。手描きにいたしましょう!」
不穏な空気が流れている。ツイッター界いつものAI談義だ。
Aさん「でも私は生成しながら漫画を作ってみたいんです。そもそもダメって言われても、やってみない事には分からないじゃないですか。」
皐月「創作性は手描きに宿ります!もしかして手描きでは出来ない理由があって?」
Aさん「私には才能もなくて、だから絵師さんを尊敬してるんです。尊敬できる人たちに追いつくにはこの道具が必要だと思っています!」
皐月「尊敬ですって……?どこが??道具に頼って追いつくですって???」
この流れ、我々は"識っている"……!
皐月「描きなさいな!今からでも練習して描けばいいじゃないの!?」
Aさん「え……こわ。今から練習する意味とは……???」
皐月「尊敬する人間に追い付きたいというのなら、手描きで追いつきなさいな!でなければ他人には伝わりませんわよ!?」
Aさん「描けない、描けないんですよ。とっても大変なことは知ってるので、尊敬しますし、私には困難な事のはずです。それにこれは主観のお話であって……」
瞬間、皐月が言葉をかぶせる。少し目の色が変わってきた。
皐月「それで追いつくってどうやって!?」
Aさん「ま、漫画を描けるようになりたいんです!まずは!!」
皐月「手描きになさいな」
Aさん「生成じゃダメなんですか?」
皐月「手描きでおハイな漫画描いてる人は沢山居ましてよ?手描きで描くしかありませんわよ!」
と続けて、少し顔をかしげながら続ける。
皐月「なんでしたら絵描きさんにお願いすればいかがですの?」
なるほど、というジェスチャーを交えつつAさんは切り返す。
Aさん「それでも私は生成で漫画を作るのが目標なので!そっちの方が滾るので!!」
皐月の不満げな顔を正面にとらえながら続ける。
Aさん「前例がないから生成で作ることをあきらめろ、というんですか?」
皐月「手描きの方が良い根拠がいっぱいありましてよ。参考になる方も沢山いらっしゃいます。どうして前例のない事にチャレンジなさるの?」
こちらもこちらで相手を見据えながらまくしたてる。
Aさん「その根拠よく分かんないです。私は出来る手段を選んでるだけですよ」
皐月「手描きは創作性が証明できますわ。でも生成ではそうはいかない」
Aさん「はあ。まあ私は続けます!誰か改心されるといいですね!」
……あまりにも不毛だと悟ったのだろう、Aさんはペコりと頭を下げるとすぐに立ち去ってしまった。あれだけ主張を押し付けられては無理もない。
そのタイミングをみて、つい「触って」みたくなった。
:前哨戦:
ゆき「既存の絵について何か侵害行為が存在するっていうならそう言えば?それとも言えない理由でもあるの?」
急に声をかけてしまった。なお自分でもコメントの意味は分からない。
ゆき「……って言われてるのと変わらんぞ?」
相手方も何が何やら、という風な顔をしつつその表情は硬さを増していく。
皐月「いいえ生成AIは侵害行為をしています、と申していただけですわよ?そもそもどちら様???」
ゆき「なんか聴こえてきたもんで。で、どこで言われてたんですかね?」
ほらよ、といわん顔で背後のポスターを指された。パッと眺めてみるが今回の話と全く関係がない。どうしたものか……
ゆき「すまんねえ!ウチが端折りすぎたみたいね。さっきのお方の事を聞いてるんだよね。無茶ぶりしてた?」
皐月「無茶ぶりではありませんわよ。アレが無茶ぶりだとしたら、今アナタが言う事についても無茶を頼むなと言いますわよ?」
臨戦態勢のようだ。
ゆき「そんで、相手に何か非があったんですかい?」
皐月「生成AIを使うって言いますのよ。問題でしょう?」
鼻の息は荒く、なんとか抑え込むようにして「道具に罪がないのなら銃刀法なぞ必要ありませんわよねえ?」と。
いきなり怪しくなってきた。ウチよりヤバいかもしれん。
ゆき「法律の話だったら刃物を持つ許可うんぬんのお話じゃないすかね。AIにそういう法律があるんですかね」
そうして説明を聞き逃さないように耳をたてる真似をしてやる。彼女なりのちゃんとした理屈があるのかもしれない。
皐月「ほら、こちらの方!生成AIは野放しにすべきではないと仰っていますわね!何かおかしな事でも???」
ゆき「で、アナタの見解は?」
ここに居るのは二人だけなのだ。悩む素振りをみせつつ、きっとした顔でこちらをにらみつける。
皐月「私の理解ですって?決まってますわよ生成AIを野放しに出来ないってことを申しておりますのよ。それでアナタ、これが気に入らないんですわよね。生成AIを問題視しない理由でもおありかしらね?」
ゆき「1個人にありもしない非を求めるのはおかしくない?」
いかん、伝わっている自身がない。
皐月「非をもとめる?生成AIを問題視しているだけですわよ」
ゆき「Aさんは描けない。しかし描けばよいと言う。描けない理由をしつこく聞く」
先ずは少し毒を仕込むか。
ゆき「あんなに詰めてるの、問題視っていうより私刑でしょうな」
彼女の表情筋、少しだけ震えたか?
皐月「私刑ですって?どこがリンチだと言いますの?」
ゆき「リンチというのは主に左翼団体が発祥の言葉で複数人による『総括』を表すものであって私刑とは異なるものであって……」
いけない、オタクの早口を抑えなければ。
皐月「ですからどこがリンチだと言いますの?言いがかりはおやめになって???」
まて、今のを聞いてなかったのか。
ゆき「詰問」
ただ4文字で返す。ここで相手の出方をみてみるのが良いか。
皐月「ちがいます」
以上。と付け加えてむすっとした態度に少しイラだつ。
モードを替えてみるか。
ゆき「岩園 皐月氏は、正常に生成AIを用いていたユーザーに対し、繰り返し『なぜ手描きで描かない?』等の質問を繰り返し、返答があってなお同様の質問を行い、相手の活動内容について正当な理由なく制限をかける意図を思わせる発言を繰り返した」
ゆき「従ってこれを詰問と理解した。反論はあるか?」
ちょっと楽しくなってきたのは内緒だ。
皐月「アナタのご感想。私は責めておりません」
"日本は負けてはおりません"とか言いそう。
先ほどと似たセンテンスを用いつつ、少し変えていく。
ゆき「これは相手の意思・意見を無視する行いであり、また個人の自由意思をなんら権限なく束縛しようというものである」
皐月「それってアナタの感想ですよね?」
ゆき「反論して。感想よそれ」
皐月「証拠がありませんゆえ、アナタの感想にすぎませんわね」
ゆき「見たままを言ったのよ」
皐月「アナタはリンチだと思っている。私はリンチだと思っていない。お互いこれで良しといたしましょうな」
……ねえ、リンチじゃないです……
ゆき「途中で止めたりしない。最後までよ」
皐月「ええ、ええ。リンチではなくて私刑といいますのね。で、死刑でも詰問でもありませんわ。証拠でもあるというのでしょうか?」
証拠がない自信がすごい、負けそうだ。
手元にあるやり取りの履歴を提示してみる。
ゆき「ご査収ください。嫌ならやり取りを全消ししてもいいのよ」
皐月「こわい。証拠になるものをわざわざ消していいって、こわ。」
そら怖いわな。
皐月「あと私刑……と言いましたわね。なんて酷いレッテル貼りをなさるんでしょう!」
ゆき「反論していってね!って言ったじゃんかぁ……」
あとレッテルとは相手自体に貼るもんだ。もしかしたらこういうダーティな話題そのものには慣れてないのかもしれない。
少し目に光が奔った。
皐月「私刑。ええ私刑?制裁を加えるということですわね?私が???誰にいつ制裁を加えたと仰るのでしょう???」
もしかしたらここで手元の"辞書"をさらったのかもしれない。
ゆき「相手の思想、意思に反し当人の意思を無視する形で制限もしくは制止させようとし、それを行うもの。これにより創作活動について制裁を加えようと企てた疑い」
さて、通るだろうか?
皐月「疑い!?私がいつ制裁したのか……と聞いていますのよ?確証もなく私刑と言われたのかしらね」
ダメだったーーーーー!
即席の理屈だが、制裁を加える試みを否定するために私刑……ここだとAさんの創作方針を否定し矯正しようと何度も勧誘した事……を否定してほしいとお願いしているのだけれど、どうにも難しい概念らしい。
皐月「制裁というのは懲罰ですとか、処分という事ですのよ。私はそんな事してませんわよね!?」
諸氏にはこのあと暫くの事はお伝えしない。グルグル同じところを二人舞っている姿をお伝えするのはどうにもしのびない……。
ちなみにこの直後、Aさんが仲裁に現れたことで一旦お開きとなった。ここで一番の常識人はAさんなのだ。
:悪意リポスト3連単:
"3連単"とは非常に難しい投票券の買い方だ。世の中にはこれを上回る4連単・5連単なるふざけたギャンブルまであるらしい。
タイムラインを眺めていると、どうにも嬉しくない3連単買い目を目撃してしまった。Aさんへの誹謗らしき投稿へのリポスト3連単だ。配当を見に行かねばなるまい。
ゆき「ちょちょちょ、あーたこの3連無言リポストはどういう了見な訳?ここまできたら私刑どころか今度こそリンチになりかねんがー!?」
因みに中傷する内容の記事を無言リポストすることで"罰金刑"になる覚悟を私たちは出来ているだろうか。
皐月「藪から棒に……。いつまで的外れな"ご指摘"を続けるおつもりでしょう?私を悪者にしたくて私刑や制裁するのはおやめになって?」
ゆき「このリポストたちについてkwsk」
皐月「制裁も私刑もしているつもりはございませんわ!裁判にもなりませんわよこの異常者!」
めずらしく異常者という指摘は正解したようだ。
とはいえそれはどうでもよく、肝心なところが前進していない。そもそも相手は致命的なミスを犯している。
ゆき「つもりはない。つもりはない……ねぇ」
一息おいて一気に言い放つ。
粘着でもない、繰り返しの自論の押し付けもしていない、あまつさえその後Aさんへ批判的なポストを無言リポストしていない、それらが述べられればあなたは潔白なのだ、と。
皐月「ちょっとアナタは法律家?法律家でもないのにその真似事なさらないでくださる??アナタだけですわよこんな難癖つけるお方は」
ゆき「繰り返しの押し付けはしていない、粘着もしていない、相手の創作活動について制限を加えることもしていない、なんとか言ってもらえませんかねえ……」
この2日で分かったのが、彼女はとにかく"子ノードは無視して親ノードだけを実装"したがるキライがある。つまり面倒くさがりやなのか。
皐月「お話が変わってますわね。私がいつ制裁や私刑をしたのかってお話だったでしょうに。そこを明らかにしないのにお話を進めないで」
……仕方がないので昨日の流れを再びお見せする。ちゃんと見てくれるといいな。
皐月「それでも私はやっていない」
ちょっと裁判が始まりそうな雰囲気になってきた。ドラマかな?
皐月「ならAI絵師()を手描きにお誘いしたと言えばよろしくって???」
1着・手描きへの勧誘。1着はテガキヘノカンユウで確定いたしました。
ゆき「7回も創作手段の変更を提案。相手からは描くことではなく漫画を作り出す事が好きだと聞いたのに、それでも提案し続けその後は例の無言リポストで拡散行為を行った。制裁の意図を回避し、私刑の意図を否定す……」
皐月「論点変わってますわ」
皐月「え、提案に変わっていません???論点のすり替えですわ!」
食い気味に反論してくる。少し息が上がっているのは気のせいだろうか。
皐月「無言リポストしただけで制裁や私刑に加担したつもりもありませんし、それらについて私はコメントも致しておりませんもの」
それがマズい。
ゆき「しらないフリやめてね。制裁や私刑の意図を持たないというのなら、執拗な提案をしていないと言ってくれればいいのよ」
皐月「お誘いはしたものの、制裁や私刑をしたことになりません」
Can you understand?という顔でこちらを威嚇する。
ゆき「そうねえ。あれらのリポストがなければウチも完敗でしたけどねぇ!何か言う事ありますぅ?」
次の答えに期待はできなさそう。
皐月「は?完敗??戦争でもしてらしたの???それより私が制裁や私刑をしていないと認めてくださるのはまだですの????避けてらっしゃる?????」
アカンカッタ。
この場合の「完敗」とはもちろん物理的なアレコレではなく、寒くなることを覚悟で解説すると「ごめんなさいしてました」という事なのだが比喩とは難しいものである。
ゆき「教養なさすぎて泣けるねぇ!」
さて……
ゆき「で、本題。7回に渡って相手の意思を無視して自論を振り回したり、敵対的なポストの拡散をしようとした理由を教えて???」
無言リポストは提訴対象になりうることも伝えてあげた。それくらい悪意に変わることがあるという意味なのだが、伝われ。
皐月「ですから、絵師さまを尊敬するのなら手描きの方がよろしいと善意でお誘いしたまでですわよ。Aさんも生成AIユーザーは嫌われている自覚がおありとのことでしたもの」
そんな深い話してたっけか。
皐月「訴えたいのであれば、どーぞ!警察でもなんでも通報なされば?」
これだよ。
先日みかけたブラック企業も同じことを言っていたな。「モー〇リだと!?ふざけやがって、依頼者の実家におしかけてやる。警察にも言う、最高裁まで争ってやるぞ!」
このテの輩はどうやら自己解決すべき民事の一切を法廷で明らかにすることが至上命題と思っている節がある。そんなことになればたちまち社会倫理は崩壊するし、真に審議すべき事柄にリソースがさけなくなる。小競り合いにその至宝を浪費する訳にはいかないのは諸兄にはご理解いただけているだろうが……。
ゆき「生成の方が好きですと、生成で活動していこうと思いますと、さんざっぱらAさんの意向を聞いておきながら"善意の誘い"???じゃあウチがアナタに伺ってる事も全部善意ってことにしてもいいんですかね……」
いや悪意はない。
要するに……と少し構えながら
皐月「私のポストが悪意をもつと……そうおっしゃるわけ?制裁や私刑どころか悪意も全然ないと申し上げているのに???」
皐月「さんざん相手の意見を聞いておきながらって、それソチラにも言える事ですわよね?アナタは善意でやってらっしゃる???」
……すこし休憩したい。そもそもここまで文章が長引いているのは別にウチが文盲だからでもなく、グミ撃ちするベジ〇タの方式を採用している訳でもない。
納品先から部品を受け取り、加工してから送り返すプロダクトがあるとして「部品を送っていないが、加工品がまだ届いていないぞ」とクレーム……いや、コンプレインを受けている状態に等しい。客商売の諸氏は間違ってもクレームと客前で漏らしてはならない、今日も笑顔に営業ヨシ!
ゆき「あのね、じゃあさっきの無言リポストはどういう意図があるっていうんすか?」
皐月「うん?関心があったにすぎませんわ。もしかしてこれだけで悪人呼ばわりなさってます???」
ゆき「すごいね。やり取りした後わざわざネガティブなポスト見つけてリポストする程度には生成ユーザーを貶めるポストに関心があったのね」
ゆき「なんで……その前は関心がなかったんすかね?」
元々そういうものに関心が強かったのはポスト歴をみれば予想がつくが。
皐月「ええと、論点変わってますわ。お話は制裁の有無ですわよね?たまたまタイムラインに流れてきていた折、リポストいたしたまで。アナタ、他の人が何かに関心をもつタイミングなどつぶさに気になさいますのね」
爆弾発言がでてきた。
ウチの自身で行った調査では、例えば「お猿さん」のポストをするとタイムラインに連続して「お猿さんに関連したポスト」が連勝式で現れる確率が高まる。
とくに普段、興味を持つジャンルを絞っている場合は3連複と化す事もあり、つまり個人のアクションがそのまま「たまたま」を構築している……という疑いをもってツイッターをしている。
説明を省くが、とにかくこの仕組みから言えることは「Aさんとやり取りを終えたあと、彼女は川から流れてくるAさん批判ポストを目につく範囲でポチポチしていった」のである。
はたして善意があったとすると、そのようなポストが流れてきて反応するだろうか。
:後半戦:
あの後は散々だった。やれ「悪魔の証明」だ「訴えられていない」だ、とにかく表面的な身の潔白を主張されるに終始した。
「答えるだけで正解できるキャンペーン実施中」のつもりだったのだが……
「いつまで吠えていられるか遊んで差し上げますわ」
と他所でのたまっているのだからウチの脱力感もインフレ絶好調である。
ゆき「リポストについても説明できていれば、制裁も私刑も企てた疑いは晴れたのにねぇ!」
に対しての答えが
皐月「認めさせたいなら警察呼んでらっしゃいオラァ!」
である。
呼ぶのは弁護士であって、警察に相談しても彼らが困るだけだろう。
皐月「あら?生成AIにイチャモンつけると私刑になりますの!?知りませんでしたわ……どういう法律ですの?」
ゆき「こわ。個人の思想の自由を侵害しようとしたって事だと思うよ」
この辺りになるとちょっとテキトーになってきている。
皐月「問題視してるだけで私刑ではありませんわ!否定理由はございません、要りませんもの!」
ゆき「たまげたなあ……」
ゆき「前例ないから手描きにしろ?創作なめくさってらっしゃる?」
皐月「だって」
皐月「生成画像に創作性はないのですよ!!!」
皐月「生成画像に創作性はないのですよ!!!」
生成画像に創作性はないのですよ!!!
もはや定番となってしまった本金言。
そう、特定の方々からすると生成された画像は創作性を認めないらしいのだ。
皐月「いいでしょう。今度は木っ端みじんにしてさしあげますわ。あのムキョダクのように」
なんだと?
Sゆき「あのムキョダクのように?……AI絵のことか?……AI絵のことかーーーーっ!!」
このあとスーパー左嫌人のごとく、怒涛の連投をすることになる。オススメしないが気になるならば原作を読んでみてほしい。たぶん「言ってる事の意味が分からない」。
しかしその意味わからない所から産まれるのが創作物でもあるのだから、生成AIに足りないのは間違いなくこの部分になるだろう。
2か月前のログ
G皐月「ハァ!?けもフレガイドラインで嘘ついた奴がいやがるのか!?ふざけやがって……吹き飛べェ!!!!」
G皐月「チッ……謝るなら許してやる。次からは確認してからクチききやがれ」
Sゆき「ひでえ。こいつ……他の戦闘力たけぇヤツには態度が全然ちげぇのに。つくづく許せねえ……」
事前のやり取りから、さぞメディア欄には充実したコンテンツが並んでいるのだろうなと確認しにいったらこれである。この辺りでウチはメロスだった可能性がある。ウチには政治がわからぬ。
皐月「まーたアナタですの。この戦いにあなたは何を求めるとおっしゃるやら……」
ゆき「生成絵について創作性がないって言ったよね。お返事まーだ時間かかりそうですかねえ?」
一日が経過していたのでスタミナは回復している。お互いもう少しマトモなやり取りが望めるだろう。
皐月「生成物に創作性……?そのような前例、この国はおろか世界中を探しても見つかる事かないませんわ。なんでしたらアナタが弁理士相手に証明してごらんなさいな!」
知識がバージョンアップしている、精神と時の部屋でも使ったのか。
ゆき「己でなにも示せず、誰かの言にすがるしかない。そのうえすぐに弁護士だ警察だと宣う。なら始めから他者に意見するのは違うんじゃないすかねぇ???」
ゆき「もう一度いう、創作性を否定せよ」
相変わらず態度だけは飄々としたもので
皐月「創作性を否定?その日本語は私には難しいですわねえ。でしたら第三者に生成物について創作性を有すること、どう判断させるおつもり?」
エンカウント効果音が流れた気がする。
ゆき「世界で生成物の創作性が証明されたことは……ないって?」
ウチも大して詳しい訳ではないが、だからこそ調べて知っていることもある。
ゆき「創作性と著作権を混同してたりしない?」
皐月「アナタと創作性について論じる気もありませんの。証拠さえあれば」
証拠の概念についてはどれだけアップデートされたか気になる。
ゆき「波ぁぁぁぁぁ!!」
初期に覚えたエネルギー波でとりあえずけん制をかける。なお実際に放ったのは中国お馴染みの判例である。
皐月「効きませんわね。知っているので読む必要がありませんし……他ではこんな判例が"沢山"ありますわよ!波ァァッ!!!」
ゆき「あーたが寄越す攻撃、だいたい受けきれるんすけど今度はどんな必殺技を」
あっ……
彼女が放ったエネルギー弾は虚しく霧散した。具体的にいうとコレもさんざん皆が擦ってきた判例であり、内容的には……
ゆき「アナタほんと創作論に知識ないんすね。これポン出しの判例よね」
皐月「え!でしたらやっぱり生成物には創作性が無いと認めていただけるのですわね!勝利確定ユニコーンしてよろしいんですわね!ふるい!」
どうやら一部でも条件が一致すると完全一致に変換される脳回路が組み込まれているらしい。おのれDr.ベロ!!!
Sゆき「おめぇ、そんなに創作性ないっちゅーんなら前に渡したウチの画像、出せるはずなんですわ……」
皐月「所詮ポン出しの絵なのでしょう?出す意味が解りませんわ。」
Sゆき「同じ画像をだせ。因みにポン出しではない……!!!」
G皐月「……こんなもの、こんなものぉぉぉぉ!!!」
紫の髪色に変化し変身した感がでている。しかも余裕の笑みだ。
ちなみにこちらのGはゴールデンだ。あくまで黄金だ。ベ〇ータかフリ〇ザ様かはっきりしてほしい。
G皐月「ほら、出せたぞ!!!」
その間わずか150秒である。
Sゆき「おめぇ……こいつデータサイズが小せぇぞ?」
G皐月「ハァ!?データの重さに創作性が関係あったというのか、お笑いだ!!!」
ゆき「アンタ、自分が可哀そうなんだわ……。『アップロードしたからサイズが変わるのは当たり前だろう』って言うべきだったんよ、今のは」
相手がもうふざけているとしか思えず、もはやフルパワーを出すまでもなくなってきた。後は惰性のお話だ。
G皐月「だからデータの重さが関係あるのか?創作性に。相変わらずジョークだけは上手い奴だ!」
ゆき「ううん、アンタが生成したことを証明するために確認したんよ。ウチの手元にあるデータサイズ、解像度……同じにならないとおかしいのよ。答えてみ?そちらの容量、い~くら?」
……答えられるわけがない。
最低限でもAMUSE3.1をダウンロードし、
プロンプトを一字一句間違えることなく記述し、
各種パラメータや出力解像度も完全一致させる必要がある。
だのにとても150秒そこそこでは構成できないのだ。そもそもオリジナルは生成に220秒かかっている訳だが。
それとも彼女は蟻男よろしく量子世界において時間遡行をおこない、過去からデータを作ってきたというのか。
皐月「……わかりませんわ。逆にお伺いしますけれど、アナタの出してきた画像は……」
ほんとうにアナタが生成した物なんですの?
結局、フィニッシュアクトはCreationCannon(生成結果画面の提示)をキメることで決着した。何やらブツブツ聴こえてきた気がするが、これを書いている時点で何を言っているかは見ていない。
後で何をつぶやいていたのか見に行ってやろうか。それともミュートするほうがタイムラインを安静に保てるだろうか。
「この戦いにあなたは何を求める」
か……。
みなさんは表現というものに何を求めるのだろうか。
終
:おわりに:
ここまで御覧いただきましてありがとうございました。
お粗末様でございました。
今回CASE01と銘打ってはいますが、今後も元に出来るような出来事などがあれば似たような形にして書置きしておこうと思います。
身近な所で似たような書き物がありましたら読んでみたいですね。
もしよろしければ「スキ」していただけると励みになります!
改めまして、ここまで目を通していただきありがとうございました!


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