インタビュー「神谷氏が全てに関与する独裁体制」篠原常一郎・元参政党ボードメンバー
しのはら・じょういちろう 1960年、東京都出身。日本共産党の国会議員秘書、民主党の衆院議員政策秘書などを経てフリージャーナリスト。古是三春の筆名で軍事外交評論を80年代から執筆。
元共産党専従職員が参政党の結党に関わった経緯や参政党への思いを語った。(聞き手・構成=谷道健太・編集部)
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── 参政党の結党に関わった経緯は?
■私は日本共産党の専従職員と国会議員秘書、民主党の国会議員秘書を務めた経験があり、2020年4月に参政党ができる前から(今年7月の参院選で当選した)松田学さんと交流があった。松田さんから「篠原さんは共産党出身だけど、私たちと考えがかなり近い」と言われたり、元自衛官の知人から(現党代表の)神谷宗幣さんに会ってくれと頼まれて会ったりした。その頃、神谷さんが運営していたユーチューブチャンネルの視聴者向け勉強会で学んだ人たちが「日本はこれじゃまずい。なんとかするにはどうしたらいいのか」と集まって議論し、私の考えの一部が採用された。そのような経緯から結党と同時にボードメンバー(執行部)になった。
党を応援したい人は費用がかからないサポーター、運営に関わりたい人は毎月1000円の党費をクレジットカードで支払う党員として登録してもらった。自民党は党費を年1回、共産党は現金で毎月集める。登録方法が成功し、かなり簡単にお金が集まってきた。政党はお金がないと活動できない。結党からたしか2カ月以内に党員が1000人を超えた。1万人になれば党費収入は月1000万円、1年で1億円を超す。私たちが意識したのは、政党助成金をあてにしないこと。政党はあくまで党員が政治に参加する道具であり、必要なお金を党員が作る意識でやる必要があると考えた。
── ボードメンバーを辞めたのはいつか。
■皇室についての意見が合わなくなり、21年の暮れごろ、神谷さんが辞めてくれと言う…
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週刊エコノミスト
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