学園アイドルマスターを始めた

友達の勧めで始めてみたが、なるほどおもしろい。

個性豊かなキャラがそろっていて、エピソードを読み進めるとそのキャラの内面などを少しずつ知れていくのが楽しい。


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学マスを始めたきっかけとして月村手毬というキャラのMVがめちゃくちゃ良かったというのがあったので、最初は月村手毬をメインにプロデュースを続けた。

エピソードを進めて、彼女の人となりがわかった。不器用だしアツいしおもしろいし、総評としてすごく魅力的なキャラだ。

そしてほかのアイドルもプロデュースしてみて、とくに刺さったアイドルがいる。



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倉本千奈。

まだ全員はプロデュースしてないが多分学マスのキャラの中でいちばん好きだ。

彼女は憧れの遠きを知ったとき、むしろさらに手を伸ばすことができる黄金の魂を持っている。

以下、そんな彼女をプロデュースして得た個人的な所感・解釈をまとめていく。


○倉本千奈と篠澤広


倉本千奈は実家が太い。

その恵まれた境遇からなに不自由なく生きてきた彼女は自らなにかを成し遂げたことも、悔しがったこともなく、それゆえ「自分自身にはなにもなかった」と話すが、しかしこの学園に来てアイドルを目指したことで、辛さや苦しみも含め、たくさんのものを得たという。

この思い通りの日々よりも思い通りにいかない日々にこそ喜びを見出した倉本千奈の在り方は、学友の篠澤広と重なる部分がある。前者が「辛いけど楽しい」とするなら後者は「辛いのが楽しい」という具合で根底こそ異なっているが、彼女らの仲が良いのは単に成績が低い者同士だからというだけではないように思う。

いい組み合わせだ。


○倉本千奈と「責任」


学マスを始めて何人かアイドルをプロデュースしてみるとどの人物も「アイドルへの憧れ」以外に行動原理があることがわかった。日々の辛く苦しいレッスンをがんばれるのは憧れのアイドルになりたいというだけでなく「姉妹に負けたくない」や「お金持ちになりたい」といった理由がそれぞれあるからだ。

そのなかで倉本千奈を支える行動原理としては
「責任」というものが挙げられる。
この「責任」は実際の言葉としてもプロデューサーとの会話のなかで度々用いられている。


倉本千奈はエピソード開始時点で歌やダンスといったアイドルに求められる能力が著しく不足しており、それを自ら認めたうえでそれゆえにレッスンをがんばらなければいけないとしている。その前向きさの理由は「そうでなければ他のアイドルのみんなに失礼だから」だ。

また、別の場面ではライブ前に舞台袖でプロデューサーに対して自信がないと弱音を漏らすシーンがあるが、その後、ライブを待つ客席のファン達の様子を見て「時間とお金を割いて自分を見にきてくれた観客のために不甲斐ないところは見せられない」と自らを突き動かしている。


これらのことから感じるのは、倉本千奈は自らの立場や行動において、とくにそれらが他者になんらかの影響を与えている場合、それによって生じる責任およびそれを果たすことを重んじているということである。その責任感の強さは本人の自信のなさと全然つりあってないように思うが、名家の生まれである彼女がそういったものを身につけるのはある種の必然だったのだろう。


アイドルコミュ10話では、ライブもひと段落したあと全身筋肉痛に悩まされる倉本千奈の口から、軽い気持ちでアイドルになりたいと言ったことが大変なことになってしまったと「夢を見ることの責任」について語られる。

この「夢を見ることの責任」とは彼女にとって最初からあった「倉本に生まれた責任」とは違い、彼女自身の意志によって生じたものである。

前述の通り、彼女はアイドルを目指したことでたくさん大変な思いをする羽目になったが、同時に喜びや感謝も覚えている。アイドルを夢見たこと、その責任を果たそうとすることこそが、倉本千奈という無二の存在を形づくっていくのだろう。


そしてトゥルーエンドでは、そんな倉本千奈から今度はプロデューサーに対して、ダメな自分を立派なアイドルへとプロデュースした責任をとるようお願いされる。

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厳しいレッスンに励んだこれまでの日々の集大成ともいえる感動的なシーンだが、この言葉は重く、深く、受け止めたほうがいいのかもしれない。


○倉本千奈と笑い


倉本千奈はかわいいしアツいキャラだが、それに加えて素直におもしろい。プロデュースするアイドルでありながら嫉妬すら覚える。

ツッコミやすい会話の展開やリアクションの間のとりかたなど、どこかである程度の基礎を学んでないとこうはならないだろと思う。

あとこの曲。

「いやラップはバキバキなんかい」と思わずツッコミたくなる。

かっこいいとかわいいとおもしろいが同時に沸き起こって初めて聴いたときかなりシビれた。

こういう"用意"とかじゃないおもしろさをされてしまうともはやお手上げだ。



ということで、学マスを始めてみてとりあえずの感想諸々を綴ってみた。

ほとんど知識ゼロで始めたのだが、期せずしてプロデュースする順番がよかったなと思った。

倉本千奈のエピソードには月村手毬も登場するのだが、そこではわりと性格キツめの人間として描かれているのでそこだけみると月村手毬に対して「は?なんだお前…」という悪い印象を抱いてしまう。なのでそれより先に月村手毬の人となりを知れていてよかった。

今後の倉本千奈、ならびに他のアイドルたちのますますの活躍に期待したい。

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学園アイドルマスターを始めた|ありふれた平凡なドラマティック
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