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2025.03.09 08:48

中村小児童が銭湯を応援「盛り上げ隊」結成、常連に 四万十市「みんなで入るの楽しい」

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「ふわー、めっちゃ気持ちいい」と笑顔を見せる銭湯盛り上げ隊の児童ら(写真はいずれも四万十市中村大橋通6丁目の中村温泉)

「ふわー、めっちゃ気持ちいい」と笑顔を見せる銭湯盛り上げ隊の児童ら(写真はいずれも四万十市中村大橋通6丁目の中村温泉)

 四万十市の中村小学校(中村新町3丁目)の4年生有志が「銭湯盛り上げ隊」を結成し、校区内にある市内唯一の銭湯の常連になっている。「みんなで入るのは楽しい」と週1回、「町のお風呂」を楽しんでいる。

 昨年10月、川村晴琉(はる)さん(10)が近所にある銭湯の中村温泉(中村大橋通6丁目)の前を通りかかったときに「知っているけど行ったことなかった。どんな感じかな」と興味を持った。…

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2023.01.31 08:49

燃料高騰で銭湯も苦境…料金9年据え置き「お客さんのこと考えたら、音を上げられんき」 高知県内

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「きれいになりに来る場所やき、きれいにせんと」。掃除に励む長山義正さん(写真はいずれも高知市の清水湯)

「きれいになりに来る場所やき、きれいにせんと」。掃除に励む長山義正さん(写真はいずれも高知市の清水湯)


 カコーン、カラーン。高知市桜馬場の住宅街にある銭湯「清水湯」。創業70年を迎えた老舗から、今日も風呂おけの軽やかな音が響いてくる。

 手拭い一つで引き戸を開ける常連さん。「こんばんは」「いよいよ、冷やいねぇ」。番台さんと世間話が弾む脱衣場に、入浴料一覧が額入りで掛かっている。

 「大人(中学生以上)四〇〇円」―。その裏にうっすらと、改定前の「三六〇円」の数字が透ける。さらに、料金の前に「高知県告示により」という、やや堅苦しい説明も。

 清水湯をはじめ県内の全ての銭湯は、料金が一律で決まっている。前回の値上げは2014年。もう9年も前だ。湯を沸かす油や電気の値段が爆上がりし、他の温浴施設が値上げに踏み切る中でも、「庶民の湯」のお代はずっと据え置かれている。

 「そりゃ厳しいで」「でも、お客さんのことを考えたら、まだ音を上げられんき」―。経営者らはぼやきつつ、浴槽をぴかぴかにして今日も客を待つ。

  ◇

 燃料高騰などで温泉などの値上げが続く中、高知県内に6カ所ある銭湯の入浴料はどこも「大人400円」で9年も据え置かれている。銭湯には、風呂のない住民らの公衆衛生を維持する役割があり、料金は県知事が最終的に決めるなど基本的に抑制されているからだ。県は給付金を出してコスト増を支える方針だが、各銭湯とも新型コロナ禍などで入浴客は減少中。「もう、ボランティアでやりゆうようなもん」。湯気の向こうに嘆き節が響く。

 「コロナ前の1日100人から今は60人ちょっと。雨が降るとさらに少ないね」

 高知市桜馬場の「清水湯」。年季の入った番台のそばで、経営者の長山義正さん(77)がつぶやく。

 湯を沸かす廃油代にサウナ設備などの電気代、掃除の人件費などを合わせた例年の冬場の経費は1日ざっと1万5千円。今冬は15%上がる見込みという。

 週6日営業。朝から掃除し、午後10時半に閉めるまで10時間以上働く。「手元に残るのは1日5千~6千円。商売としては成り立たん。年金があるき、生活はできるけんど」

 街の銭湯は、住環境の変化や人口減で次々と姿を消している。現在営業中なのは、高知市に4カ所と土佐清水市と四万十市に各1カ所。異次元の燃料高騰に見舞われても値上げしづらいのは、入浴料が物価統制令の対象だからだ。

銭湯の脱衣場に掲げられた料金表は、9年前から据え置かれている。改定前の「360円」がうっすら見える

銭湯の脱衣場に掲げられた料金表は、9年前から据え置かれている。改定前の「360円」がうっすら見える

■360円から400円に
 公衆浴場法によって、温浴施設は「地域住民の日常生活において、保健衛生上必要」な機能を担う銭湯など一般公衆浴場と、娯楽性の高いスーパー銭湯などその他の公衆浴場に大別される。

 このうち銭湯の入浴料改定は、1946年制定の物価統制令に基づき、県知事が審議会への諮問と答申を経て決める仕組み。直近の値上げは2014年で、県公衆浴場同業組合から要望が出され、大人料金が360円から400円になったのが最後だ。

 銭湯の経営者には高齢者も多い。長山さんらによると、コロナ禍で同業組合の会合が開けず、値上げを話し合う前に燃料が高騰したという。

 高知市新本町2丁目の「高砂湯」は、1階の公衆浴場は一律料金、サウナがメインの2階は600円で営業中。20年以上前、2階の料金をむしろ100円下げて据え置いている。

 しかし、ビニールハウス用ヒーターで温めるサウナのガス代は月12万円となり昨冬比で5万円増に。「電気代もかなりの負担になってきた。サウナの値上げを考えることはある」。経営する浜田教孝さん(50)が胸の内を明かす。

■「半分公共」
 一方、スーパー銭湯や温泉などの温浴施設は値上げが続く。高知市のある施設は昨年2割上げたというが「それでも相当厳しい」と悲痛な声を上げる。

 「燃料のA重油は昨年の1・5倍で、電気代も上がりコストは3割増に。料金に転嫁せざるを得なかった。お客さんは敏感だから、数が減ってきた」

 県などは銭湯について、「県民生活に不可欠だが、コスト転嫁が難しい」として、3月までに1施設につき5万~10万円を給付することを決めた。各銭湯からは「ありがたいけど、もともと利益は微々たるもん」「『毎月じゃなくて1回だけ?』と思わず聞いてしもうた」との声が上がる。

 それでも、日々沸かしているこの湯は必要だと感じている。長山さんが言う。

 「衛生のためだし、常連さんにとっては交流の場。半分公共で、ボランティアでやりゆうようなもん。施設も体も老朽化したけんど、動く限りは続けたい」

 脱衣所の棚には常連さんのおけがずらり。大浴場にブラシの音を響かせ、今日も掃除に励む。(川田樹希)

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