1月16日 韓国のソウル中央地裁は16日、尹錫悦・前大統領(写真)の2024年12月の「非常戒厳」宣言を巡り、公務執行妨害などの罪で尹被告に懲役5年の有罪判決を言い渡した。写真は2025年7月、ソウルで代表撮影(2026年 ロイター)
[ソウル 16日 ロイター] - 韓国のソウル中央地裁は16日、尹錫悦・前大統領(65)の2024年12月の「非常戒厳」宣言を巡り、公務執行妨害などの罪で尹被告に懲役5年の有罪判決を言い渡した。
地裁は尹被告に対し、自身の拘束令状の執行を妨害した公務執行妨害罪のほか、公文書偽造や、非常戒厳に必要な法的手続きを順守しなかった罪で有罪判決を言い渡した。
非常戒厳宣言の刑事責任を巡り、尹被告に裁判所が判決を言い渡したのは今回が初めて。裁判所とその周辺には大勢の警察官が配置された。
判事は「被告は大統領としての絶大な影響力を乱用し、個人的な安全と利益のために正当な令状の執行を妨げた」と述べた。
白髪交じりの尹被告は1年前に初めて捜査の対象となった時よりも明らかにやせ細り、多くの支持者で埋め尽くされた法廷で判決が告げられた際には何の反応も示さなかった。
弁護人は判決直後に法廷の外で「判決が政治的なやり方で下されたことに遺憾の意を表する」と述べ、上訴する意向を示した。
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懲役10年を求刑していた検察側は、上訴するかどうかについての記者団の質問に答えなかった。
尹被告は、正当な理由なく戒厳令を布告し内乱を首謀した罪を巡る別の裁判で死刑判決を受ける可能性がある。
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