去年4月、洗濯機の中に落下した2歳の子どもが放置され、死亡しました。「助けることなくその場を離れた」として、14日に父親が逮捕されました。

■2歳の男の子が洗濯機内で窒息死

事件が起きたのは、茨城県かすみがうら市のアパート。

記者
「去年4月、こちらのアパートで、当時2歳の男の子が自宅の洗濯機内で窒息死したということです」

亡くなったのは、当時2歳の山口葵衣くん。

「2歳の男の子が息をしていません」という父親からの通報で病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。

それから約9か月。14日朝、逮捕されたのはその父親、山口裕利容疑者(31)でした

洗濯機内に落下した葵衣くんを放置し、窒息死させた疑いが持たれているのです。

■落下した子どもを約20分間放置か

当時、山口容疑者と妻、葵衣くんは3人暮らし。事件が起きたのは、妻の外出中だったといいます。

自宅アパートの子ども部屋には、使われていない縦型の洗濯機が。葵衣くんは、近くにあったものを足場にして自力で洗濯機に登り、頭から落下したとみられています。

実は、葵衣くんが落下したと気づいていた父親の山口容疑者。洗濯機から足が出ている様子を目にするも…。

山口容疑者
「助けることなくその場を離れました」

約20分間、放置。つまり、見て見ぬふりをしたのです。

その後、山口容疑者自ら通報しましたが、葵衣くんは意識不明の状態で病院に搬送され、その後、死亡が確認されました。

■警察に虐待などの相談歴はなく…

当時の様子について、近所の人は…。

近所の人
「女の人が『救急車呼んで』って騒いでいる、叫んでいる感じ。何かあったのかなと思ってた。そのあとに警察とか来ていたので、どうしたんだろうと思った」

異変を感じていたといいます。

さらに、警察から話を聞かれたという住民も。

近所の人
「(警察から)子どもの声は聞いたことないですか、叫び声や泣き声が異常だとかはありませんかと(聞かれた)」

警察の調べに対し、容疑を認めているという山口容疑者。葵衣くんに目立った外傷はなく、これまでに警察にも虐待などの相談歴はなかったといいます。

助けられたはずの命が、なぜ失われたのか? 警察は、事件の経緯を詳しく調べています。