【必読】フランスの実態「共同親権と家庭内暴力」世界2月号(柳下雄太ライター)
岩波書店『世界』2月号に、フランス在住の柳下雄太ライターによる「共同親権と家庭内暴力 フランスの実態」が掲載されました。
「原則共同親権」が導入されているフランスで、離婚後のDV・虐待がどのように蔓延しているのか、その苛烈な実態な9ページにわたってレポートされています。
レポートは、昨年9月の集会から始まります。
二〇二五年九月九日、パリの共和国広場。「花の都」の中心的広場のひとつであるここで、歴史的な集会がこの日開かれた。離婚後の共同親権が原則となっているこの国で、子供への父親からの性暴力の告発に対ししばしば被疑者に有利な判決をくだす司法を公の場で批判するため、数十人の女性があつまったのである。
発売中の最新刊のため詳細は差し控え、以下、小見出しのみご紹介します。
小見出し
フランス流共同親権の実態
共同親権と家庭内暴力
不起訴というハードル
当事者の苦境
「片親疎外」
司法の機能不全
父親の権利>子供の権利
「父権」は生き残ったのか
離婚後共同親権の推進論として、「海外は共同親権でうまくいっている」という言説がありますが、多くの国でDV・虐待の実態が不可視化されているだけのことです。
海外の苛烈な実態は、2024年成立の改正民法の論議にあたり、冷静に検証されることはありませんでした。
(略)日本では、共同親権導入の議論の際、モデルにすべき国としてフランスが頻繁にあげられたが、本稿で紹介したような現実を把握していたのはごく少数の当事者と専門家のみで、メディアでもほとんどとりあげられなかった。法務省の担当参事官も「法律については知っているが、実際の運用についてはわからない」と言う。
柳下氏は、日本の改正民法について、「条文をみるかぎり、フランスのような厳格な原則共同親権制にはならないようだが、どのような運用になるのか、注意して見守っていく必要がある」と結んでいます。
以上、かいつまんでご紹介しました。詳しくは、世界2月号をお読みいただければと思います。
<参考>
柳下ライターによる記事
離婚したDV夫が5歳の娘の性器に指を入れて…“共同親権の国”フランスで娘を守り切れなかった女性の悲痛な叫び「日本の人には冷静に考えてほしい」
2024/05/10 文春オンライン
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