元衆院議員の山尾志桜里氏が16日、自身のX(旧ツイッター)を更新。立憲民主党と公明党による新党結成について私見をつづった。

立憲民主党の野田佳彦代表、公明党の斉藤氏は15日、国会内で会談し、新党結成で合意した。2月8日投開票を軸に実施が見込まれる衆院選をにらみ選挙協力し、保守色を強める高市政権に対抗する。公明は全小選挙区から撤退し、小選挙区で立民出身の候補者を支える。公明出身候補は比例代表名簿で順位を上位に優遇する。党名は「中道改革連合」とする案などが出ている。

山尾氏は「昨夏『中道政治』を訴える選挙を経験し、定義が難しいことは百も承知です。とはいえ、駆け込み合併の大義ですから、立憲野田代表は『コツコツ暮らしと人権』で済まさず、もっと真剣なメッセージを発するべきではないかと思います。『中道』という理念を政局の消費ワードにしないでほしい」と指摘。一方で「その点、公明斎藤代表の語る『中道』には、宗教のバックグラウンドがあり学びがあると感じます」とした。

続けて「なお、今時点で私の考える中道のキーワードは、国家の安全保障と国民の人権保障の両立です。ともすれば日本の戦後は、『国家』を重視する右派と、『国民』を重視する左派が対立し、安全保障と人権保障が二者択一的に語られてきました(そして左派には『国民』概念を忌避し『市民』に置き換える傾向もあります)」と記述。

その上で「でも国家なしに国民は守れず、国民なしに国家は存続できない。だからこそ、国家と国民を対抗関係ではなく、緊張ある共存関係と捉えて、国民国家としての日本を強く豊かにする。国家の国力を高め、国民の人生の選択を守り支える。その難しいバランスの舵取りを厭わない姿勢が中道ではないかと思っています」と投げかけた上で「ここからせめて『中道』議論の活発化を期待し、私自身の考えももっと広い視野で深めていきたいもの」と締めくくった。

高市首相が衆院解散に踏み切った場合、日程は最短で「1月27日公示、2月8日投開票」となり、「2月3日公示、15日投開票」も有力視されている。