劇場公開日 2025年11月21日

果てしなきスカーレットのレビュー・感想・評価

全904件中、61~80件目を表示

5.0とても良かった。

2025年11月30日
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酷評のなか、鑑賞しましたがとっても良かったです。

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メガネ

5.0果てしなきスカーレット

2025年11月30日
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泣ける

怖い

知的

とても素晴らしかったです。

細田監督初のフルCGアニメ、壮大でした。

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Y&M

5.0素晴らしきスカーレット!

2025年11月30日
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驚く

斬新

癒される

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soup

5.0ずっと泣いていた

2025年11月29日
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最愛の父を殺されたスカーレットは復讐に全てをかけていた。しかし、聖と出会い、少女と出会い、父の最後の言葉を聞き、本当に大切なことに気づく、自分らしくあること、人の命を大切にし誰もが生きることができる世界を築くこと、人を信じること、例え虐げられても自分の価値を見失わないこと、現代の理不尽な社会だから、尚更、突き刺さる。
スカーレットは、人々と共に歩む道を自ら選んだ
名作だ

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ヒヨッコ

5.0純粋に面白かった。人間の業とは…。

2025年11月29日
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知的

実写と違って、アニメはある意味何でもありな世界。
展開の幅広くてとても面白かったです。
何も考えず、最後までほぼ没頭できて、この時の感情はどんなものなんだろうと想像しながら見ていくのは本当に楽しいものでした。
私にとっては、前作のラストの若干の違和感より、今回の清々しいまでの終わり方にはとても好感が持てます。
誰の作品かと言うよりも、1つの作品として見る限り、こんなに綺麗で美しい映像の中、素晴らしい声優たちに囲まれて、頭で、必死にいろいろ考えさせられたことが辛いよりもとてもとても楽しかったでした。
この物語が少女の主人公だったことで、とても入り込みやすかったでした。
ぜひ鑑賞する人が1人でも増えてくれたらいいなと思います。
人間の業とは…。
本当に美しい物語でした。

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タムゼン

5.0良かったです。

2025年11月29日
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泣ける

興奮

幸せ

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Kazuyaneco

5.0果てしなきスカーレット

2025年11月29日
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泣ける

カワイイ

作画やストーリーが良かったです。
ツッコミどころがあったのも面白かったです。

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テルボー

5.0此岸と彼岸

2025年11月29日
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泣ける

知的

斬新

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としちゃん

5.0見てよかった

2025年11月29日
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泣ける

ものすごい酷評されていたけど見てよかったです!
生と死はなにか。を考えさせられました

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にぎりめし

5.0果てなきスカーレット

2025年11月29日
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鑑賞方法:映画館

めちゃくちゃ感動した

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パワーインゴット

5.0「仇討ち」に失敗した者への鎮魂と「立山信仰」

2025年11月29日
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鑑賞方法:映画館

制作段階の紹介文に「仇討ち」って書いてあるの見て、完全にグローバル狙いだなと予想してたけど、想像以上だった。日本では理解されないかも知れないけど、世界からは絶賛されるのがわかる。細田監督、やりましたね。おめでとうございます。

「仇討ち」って書いてあってピンときたのは、覚えてないけど歴史小説の後書きに、「仇討ち」は誰でも彼でもやっていいわけじゃなくて、きちんと奉行所に届けて許可を得ないといけなくて、さらに失敗したらお家お取り潰しなどペナルティがある、むやみやたらにやられないようなシステムだったことと、逃げてるカタキを見つけるのも大変で、見つからない場合、戻れば失敗とみなされるし、見つけても相手が強いと返り討ちにあったりと、成功率がものすごく低いということだった。

細田監督が「仇討ち」というからには、この日本古来のエッセンスを入れてくるに違いないと踏んでいたというわけ。今更、「巌窟王」の焼き直しは絶対やってこないだろうと思ってた。

なので、仇討ちに失敗した者たちに対する鎮魂を描いてることは理解できた。憎しみに囚われる主人公に対し、現代日本の平和をみせ、時代に翻弄される運命の残酷さも伝わってきた。

すごかったのはここから。

われ先にユートピアに行こうと殺し合う人々。イスラエル、パレスチナの間にそびえるヨルダン川西岸地区の分離壁だ。(ヒジャブ姿の女性もいた)

険しい山での決闘は、たぶん監督の郷里、富山の剱岳だ。天国と地獄が共存する立山信仰がベースにあると思った。オババは阿弥陀如来だ。雷を落とすドラゴンは立山の水源の守り神、龍神だ。振り返ると、死の国に入ってすぐ見えたのは、賽の河原の積み石だ。間違いないだろう。

👉 立山信仰とは、富山県にある立山を神聖な霊山として崇める、山岳信仰の一種です。古代の神道と仏教が融合した「神仏習合」の信仰で、山の景観を地獄や極楽浄土になぞらえ、登拝を通じて死後の世界を疑似体験する「地獄と極楽の巡拝」という特徴があります。

富山県民は立山に対する思い入れがある。小学6年生の野外学習は、3000m級の立山の山頂を目指す。一人前と認められるための通過儀礼だ。一般の登山客が、大集団の半ズボンの小学生とすれ違う時に驚いた顔をする。何年かに一度、児童が滑落死する。しばらく自粛するがすぐに復活する。親も経験してるから何も言わない。東京からみたら考えられないことだ。

だから細田監督が、神曲がモチーフといいながら、立山信仰をさらっと混ぜ込んだ気持ちがわかる。

利己主義に走ったネタニヤフが倒れ、国民のために自己犠牲を厭わないと説く、女性総理、高市早苗さんがうまれる。

かりそめの平和を楽しむ日本にも、予想だにしない悪が存在する。だけど、自分の魂は自分にしか救えない。

分断より共存、死よりも生、憎悪より愛情。
国際社会に向けた力強いメッセージが伝わった。

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minavo

5.0すごーーーくいい作品です、見たほうがいい

2025年11月28日
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トマト兄さん

5.0心に響く作品でした。

Iさん
2025年11月28日
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泣ける

悲しい

怖い

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I

5.0絶望と挫折と孤独の果て

2025年11月28日
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泣ける

知的

ドキドキ

 映画を観る前に「角川つばさ文庫」を買って読んだ。全ての漢字にふりがなをふっていて挿絵も有って嬉しい。文庫版よりコンパクトではないが、持ち運ばないから大きいサイズのほうが何かと丁度良い。

 内容については様々な解釈が可能である。
 スカーレット(声:芦田愛菜)の継母ガートルード(声:斉藤由貴)の心境と陰謀について、本には書かれていたが映画では詳細は描かれていない。しかし、そこは大事な部分ではないと思うし、本の設定と映画の設定が異なる可能性もあり、自由に考察しても良さそうである。

 亡き王の娘で叔父への復讐を企てるスカーレットの状況は特殊であるから、各々の想像力が感情移入度と比例する。
 「死者の国」と呼ばれる世界を冒険するのだが、その名を付けたそこの住人が真実を知っているという保証もなく、あらゆる情報は何もかも鵜呑みにはできない現代社会と類似しているとも考えることができる。おそらくゲームで例えたら「虚無」がゲームオーバーというのは確かなのだろう。もとの世界に戻るだけが目的ではなく、「死者の国」の謎を解くことも目的ではない。
 絶望と挫折と孤独の果ての成長物語なのだ。

 私の妄想だが、人はどんな物質を使っても天蓋の向こう側には行くことができず、その代わりに地底には別の世界が存在している。
 人類が上ではなく下を本氣で研究すれば、真実に辿り着いてしまうだろう。

 全ての人類の共通語が日本語というアニメの世界が好き。
 髪がピンク色の女性キャラクターも好き。
 得たいの知れない巨大な生き物や古代遺跡も好き。
 純粋無垢な主人公が憎しみに支配されて人生の目的を見失う出だしも好き。
 弱い者が強い者になるきっかけを描く作品も好き。
 固定概念が壊れて新しい自分になる作品も好き。
 心の変化を描く作品も好き。

 勘違いでも良い。
 本作は私のために製作してくれたのではないだろうか、そう思わせてくれる。
 スカーレットが「…恥ずかしい」と言ったのは、聖(声:岡田将生)に異性を感じたからかもしれない。亡き父親の博愛精神と聖の言動がやや被る。聖が信頼できる男であると確信したスカーレットは、まだ恋を知らないはずだから、初めての感情に戸惑う。
 聖から聞いた未来の世界と未来の歌を想像するスカーレットは、夢か幻か、楽しげに踊るもう一人の自分を見る。別の世界線に存在する短い髪の自分に似た人物、一緒に踊る聖に似た人物、その状況に憧れを抱き始める。…男女が楽しそうに夢中でカラダを動かしている…♥️。
 最愛の父親がいない世界でも聖のお陰で希望を見いだすことができた。人生、捨てたもんじゃないってことを知って覚醒するスカーレット。こんなこと、いいな。できたら、いいな。叶えるためには、どうしたらいいだろう…まず、髪くらいなら今すぐできる…って感じかな。

 結局、スカーレットが体験したことの詳細は不明である。
 いかなる時であっても人を傷つけることを避けていた聖が、正当防衛のためなら実力行使もやむを得ないことを悟る。
 「生きたい」と心から言えたスカーレットは、平和を脅かす陰謀や争いに備えが必要であることは勿論、希望を持つことの大事さ、許すことを課題としながら、思い描く憧れの世界に向かって、自分がすべきことをするという覚悟もしたのだ。

 映像がとても綺麗で、声に感動できたから満足した。

 正直言って興業収入だの興業成績は、あっしには関わりのねえことでござんす。人氣がなければ、ディズニーの『白雪姫(実写版)』のように映画館で鑑賞できた人は、人が体験していない貴重な経験ができたと喜ぶことができるし、もし映画が打ち切りになって早速サブスク配信されても嬉しい。私は困らない。氣に入らないことを氣に入らないとハッキリ言える平和な世界で良かった。自由に書かせてくれて、消さないで残してくれるサイトの運営に感謝します。ありがとうございます。

 鑑賞後に再び本を読んで反芻して楽しんでいます。サウンドトラックも欲しいってことで満点評価です。

~~ 2025.12.8 追記 ~~
 ナムコの『源平討魔伝』(1986年アーケードゲーム)のストーリーが、主人公である平景清(敗死した平家の武将)が地獄から蘇り、異世界からの力を得て宿敵を討つというものでした。宿敵ことラスボス源頼朝を倒すと同時に主人公もバラバラに散りながらハッピーエンディングになります。
 本作『果てしなきスカーレット』は、異世界からの力と謎のドラゴンによって、主人公は虚無にならないで済むというエンディングを迎えました。宿敵を倒した時、謎のドラゴンのほうがバラバラに散りました...。
 おそらく謎のドラゴンは、『すみっコぐらし』に登場する“アーム”のようにメインキャラクターを見守る、謎のままで解明されることのない存在なのでしょう。

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Don-chan

5.0最後まで楽しんで鑑賞できた

2025年11月28日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

妻と子供(小3)を連れて鑑賞してきました。

世間では酷評が多い今作品ですが、個人的には大好きな内容でした。
物語で起こる全ての事に理由や理屈が必要となると確かに少し疑問を感じる部分はあるし、合う合わないはもちろんあると思います。
舞台が死者の国という曖昧なルールな世界なので、目の前で流れるスカーレット達の冒険をあまり頭を堅くせずに見ていました。こんなことも起きるよね。くらいの感覚で。

評価の低さから観るのを躊躇っている人はぜひ自分の目で見て判断していただけたら嬉しいです。

スカーレットも強く美しく、聖も映画を観る前はなんで現代日本人?なんでこんなモブっぽい雰囲気なの?って思ってましたが、聖という存在が映画にスパイスを加え、全然ありでした。やはり見てみないとわからないなーと思いました。

ちなみに一緒に鑑賞した子供も凄く楽しかったと言っていました。妻はつまらなくなかった。思ってたより楽しめたと言っていました。

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ニーア

5.0むずかしいけど細田守の最高傑作

2025年11月28日
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知的

難しい

斬新

三連休に見に行きました。劇場がらがら笑 すごいアニメーション!だけど情景がころころ変わって、つじつまが合わない所もいくつかあって、もやもやしていました。
ところが!昨日「【謎解き】『果てしなきスカーレット』は四重構造の救済劇。」という解説記事を読んで目からウロコが落ちました!そうゆうことだったのか!!!!!

さきほど2度目の劇場へ行ってきました。さすがに客入りはマシになってました笑
謎解き読んだおかげで理解できるようになり、すごく楽しめました!!!!

細田守の最高傑作ですこれは!!!

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カルパッチョ

5.0不器用すぎです

2025年11月28日
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単純

知的

難しい

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Mrs.怪しい

5.0いつか名作と称される日がくる

2025年11月28日
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細田守監督作品の最高傑作と思います。私が観たアニメ作品(多くはないが)の中でもNo.1と言えます。厳しいレビューを投稿した皆さんには信じられないかも知れませんが、私はスカーレットが夢の中で未来の渋谷で聖とダンスするシーンを見て涙が溢れ出てしまいました。ひたすら暗い「死者の国」で復讐の為に彷徨っていくなか、それとは真逆の煌めく程明るい世界でキラキラの笑顔で踊っているスカーレットの姿に感動したからです。そしてスカーレットはどんな形であれ、必ずこの暗闇の世界から抜け出し「生きていって欲しい」と、祈ったのでした、。
現代の社会は「復讐の連鎖」を象徴するような戦争が各地で勃発しそれは何処も終わりが見えない。トランプの介入によりたとえ停戦が実現したとしても「憎しみ」「恨み」は消えないのでおそらく同じことが繰り返される。そこには互いを「許す」という概念は微塵もない。中世の昔も現代も為政者は「他国に勝つ事」で尊ばれるとの考えが消えない。口では隣国と共生するなどとも言うが、口を滑らせた我が国の為政者は戦うことを厭わないと同義語の発言をしてしまう。
映画の中の聖の言葉や行動、それにより復讐をやめ「許す」という概念を持ったスカーレット。綺麗事とあざ笑うのか、素直に共感し平和を希求するのか、、。
細田守監督は「争いの絶えない今の世界だからこそ、復讐をテーマにした」と言っている。
どれほど観客に伝わったのかは分からないが、少なくとも私は深く理解した。
映画comで異常なほど評価が低い時でも観たい映画はちゃんと観る。良作か駄作かは自分の価値観で決めればよい。って事を学んだ。

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アベちゃん

5.0聖は生きている

2025年11月28日
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ひよりん

5.0ダーク x 戦う女の子 x ファンタジー が性癖な人には良い作品だと保証します!

2025年11月27日
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まず前提として、私は明るめの作品も好きですが、バイオレンスな韓国映画や、ダークファンタジーや女の子がハードに戦う作品も大好きです。シェイクスピアとかそっちも好きです。そんな後者側も好き!という人には自身をもってお勧めできる映画です。
超巨大なドラゴンや大砂漠や火山や氷の山や美しい空という一大ビジュアルの中を、実際に観てみるとよりかわいいピンク髪女の子が壮絶な戦いの旅をする。ありそうであんまりないので、こっち側が好きという人はぜひ行ってみるべきでしょう。そっち方面としてはクオリティはとても高い作品なのは保証します。聖もわりと好感が持てるやつだった。

ただ、否定的意見があることは納得です。ただ思うのは、「品質が低い」というよりも「こっちの路線を期待したら、全然真逆の想定外の(=全然興味ない)ものが出てきた」というミスマッチ層が結構多いんじゃないかと思います。こういうダークな作品が好き!という人にはストライクなんです。得点高いんです。しかし『サマーウォーズ』や『竜とそばかすの姫』のようなポップ系細田を期待した人にとっては、たしかに裏切られたと感じる人もいるだろうなぁ...とは思いました。

たぶん、10億ドル越えした『ジョーカー』の続編、『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(ジョーカー2)が"失敗"となってしまったのと同じような現象が起きているんじゃと思います。前作路線を期待した人とのミスマッチが大きすぎたのでは。
個人的にはジョーカー2は良い作品だと思いました。俳優陣の演技も素晴らしく、ミュージカルも豪華で"単独の作品"としては素晴らしいと感じました。しかし"ジョーカー"というシリーズで見ると、たしかに「コレジャナイ」と感じる人が多いだろうとは強く感じました。
多くの"ジョーカー"に期待しているのは、嘘で周囲をだまし、ナイフで次々と人を襲う超絶デカ盛りジャンクフードなスプラッタ劇でしょう。しかしジョーカー2は正反対で、殺しぜんぜんなしでジョーカー君は刑務所の中で悩んでいる。例えるならほとんどの観客はジョーカー1というビッグマックをパワーアップさせた超ビッグマックを食べに来たのに、実際に出てきたのは美しいフレンチのコースだった、という期待とは全然違っちゃった感じ。幸い私はフレンチが出てきても何とか楽しめる口なので楽しめましたが、残念ながら多くの人はそうじゃないとは思います。フレンチとしてはレベルが高くても、今日はビッグマックしか食べたくない!と思って店に来た人は困惑してしまってもまあ仕方ない。

このスカーレットも同じように感じました。スカーレット単体としては、素晴らしい要素はいっぱいありました。完璧でないかもしれませんが、ダーク x ジュブナイル x 女性主人公 ファンタジーや歴史劇的なものが好きな層にとっては間違いなくお勧めできます。今年のベスト映画に挙げる人だっているでしょう。私も含むそっち系の人には絶対に損はしないでしょう。
ただ、とくに『竜とそばかすの姫』のポップな音楽やカラフルな絵柄のパワーアップを期待して来た人には、まあそっちじゃないよな...とは十分理解できます。

別に誰も悪くないのです。ダークなヘビメタが好きな人もいるし、ポップで明るい音楽が好きな人もいます。問題なのは竜とそばかすのポップ側の人たちが誤って(?)デスボイスのヘビメタ会場に来てしまったことです。しかも竜とそばかすから細田作品に入った人が過半数だと思うので、残念ながら観客のほとんどはそうしたミスマッチを引き起こしてしまっても仕方がない...ダーク側の人にとっては、出てきたものは悪くないんですけどね。

たぶん、もしかするとこういう評価になっちゃうことは『竜とそばかすの姫』が出ちゃった時点で不可避だったんだろうなと思います。良くも悪くもその時の己の道を突き進む細田監督がたまたま竜とそばかすでポップ層をひきつけまくってしまったせいで、いざ次作が180度逆のこれとなったら阿鼻叫喚が起こるのは仕方ないよなぁと思います。4年半前からすでに決まっていた混乱が起こってしまった、そう感じます。

うだうだと書いてしまいましたが、まとめるなら壮大な世界をカワイイ女の子がもがきながら旅をする作品が好きな方はぜひ!実際観てみるとスカーレットちゃんすごくかわいいです。あれ、なんか自分そっちじゃないな...という人は、周りにスカーレットを観てきたご友人がいれば、「これ私に合いそう?」って聞いて相性判断していただいて決めると良いと思います。作品が悪いわけではないんです。『竜とそばかすの姫』のキラキラミュージカル連発!とはジャンルが別なんです。そっちを期待しちゃうと、たぶん両者にとって不幸が起こりかねないです...

長文失礼しました。個人的にはこっち側の作品の方が好きなので、細田監督の次回作もこっち寄りなら観たいな...とは期待しちゃってます。異論は認めます。むしろ異論の方が多いだろうとも認めます。

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pipi
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