劇場公開日 2025年11月21日

果てしなきスカーレットのレビュー・感想・評価

全904件中、21~40件目を表示

5.0何故渋谷で踊ったか

2025年12月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 7件)
共感した! 37件)
wawauso

5.0【号泣】ン十年ぶりに映画館で泣いた

2025年12月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

驚く

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 24件)
Wind_7

5.0劇場で2回目観たらびっくりするぐらい、もっと楽しめました

2025年12月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 14件)
むうみんパパ

5.0“果てしなきスカーレット”を観終えて

2025年12月12日
スマートフォンから投稿

細田守監督の新作”果てしなきスカーレット“を観た。
ちょっと前評判が酷評だらけだったので多少の心配はあったが見終わった後はっきり言えるのはこの作品はまぎれもない傑作であるという事である。
確かに今迄の細田作品にあった明るさはない。どちらかで言うとかなり世界観はダークではある。でもそれがなんだ。ちゃんと物語を追って観てれば監督の言わんとしている事が分かるしその事によって最後には新鮮な感動に包まれるはずである(少なくとも自分はそうだ)。
この物語のテーマは魂の救済である。
それまで復讐に燃えてたヒロインがいかに自分という敵を克服して他人、そして自分を許すという境地にたどりつくかという物語だ。
ちょっと別話になるが実は私も自分の事が好きではない、というか嫌いだ。大嫌いだ。ことあるごとに失敗を繰り返す自分が嫌だし、その度に自己嫌悪に陥る。
ただそれで鬱になるのも馬鹿らしいしやはりいくら落ち込んでも明日はやって来る訳で(自◯しない限りね)やはり今日は駄目でも明日は立ち上がらなければならない。
この映画のヒロイン、スカーレットもそうで幾らボロボロにされようが罵られようが殺されそうにされようが彼女は決して諦めなかった。まぁ、諦めなかった要因の一つとして旅を供にする聖の存在は大きいのだが。
やはり(幾ら嫌いでも)自分の事を許さなければ他人の事を許す事は出来ないし他人に対しての思いやりも生まれない。おそらく細田守監督はこの作品を通してそういう事を言いたかったのではないかと思うのだ。だからこの作品は人間の普遍的なテーマも扱ってるし、傑作だと思う訳だ。
だから、最後に言わせてもらうけど、この作品を酷評する人々の感覚が全く分からない。あなた達は何を観ているのか。以上。

コメントする 5件)
共感した! 44件)
キムー

5.0素晴らしい作品だと思います。

2025年12月11日
Androidアプリから投稿

スカーレットは父親そっくりの優しい性格の聖との出会いの中で愛を悟り、自分の中の燃えたぎる復讐心との葛藤に悩まされることになる。
父親が最後に残した言葉の本当の意味を悟った時、スカーレットは復讐に囚われてきた自分自身を許し、相手を受け入れることができた。
その結果、長年自分を苦しめてきた復讐心、憎悪の心を手放すことができ、心が解放され自由になる。
父親は娘には自分の人生を歩んで幸せになってほしかった。
自分のせいで復讐に囚われてもがき苦しむ人生を歩んでほしくなかったのだろう。
だからこそ最後に「許せ」という言葉をスカーレットに伝えたのだと思う。

許すことが自分を救うことに繋がる。
苦しみと葛藤の末にその心境に至るまでの過程が鮮明に描かれている作品だと思いました。
それと同時に憎しみによる負の連鎖を断ち切ることが戦争を無くし多くの人を救うことに繋がることも伝えたかったのだと思います。
とにかく色々なことを考えさせられる良い映画でした。

コメントする 1件)
共感した! 38件)
旅人

5.0ある種の戦争映画

2025年12月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

斬新

ドキドキ

面白いという性格の作品ではないが戦争で殺し合った結果何が残るのかを象徴的な手法で描いていると思った

コメントする (0件)
共感した! 18件)
ミニヨン

5.0生死が交わる場所って、きっと複雑。だから単純に理解できないし、感じ方はそれぞれだと思う。

2025年12月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

驚く

斬新

人それぞれの感じ方を持たせてくれる、そんな映画でした。細田守監督の作品は欠かさず観て育ってきた身として、『時をかける少女』や『サマーウォーズ』のような なつかしさではない、異文化体験・生死が交わる場所という異空間を体験できた気がします。こういった単純な勧善懲悪ではない作品がどんどん面白くなってきて嬉しいです。
物語のベースにもなっている復讐劇の『ハムレット』や16世紀のデンマークについて、実はちゃんと知らないのですが…汗( ՞⌓°⎞ある意味でちゃんと学びたくなりました。
映像美や音楽も含めて、素晴らしい作品です、またリピートしたいです。

コメントする (0件)
共感した! 29件)
buchimaru

5.0【追加の追加】2回目の鑑賞の考察(思い込みも含めて)   【追加】映画批判者に対するコメント   映画を見ました。正直な感想ですが十分見ごたえがありました。

2025年12月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

驚く

ドキドキ

カワイイ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 25件)
Jelly3

5.0どうなってんだ・・?物凄く良かった

2025年12月10日
スマートフォンから投稿

泣ける

興奮

幸せ

空き時間が出来たので暇を潰しに映画館に足を運び
未鑑賞で時間的に都合がつくのがこの作品と「金髪」だけだったのでこっちを選択。
巷で酷評されているのも勿論知っていたし
全く期待せずに、寧ろどんなダメ映画なんだろうという期待を胸に鑑賞しましたが
あまりにも良すぎました どゆこと?

中世を舞台にした復讐劇かと思いきや
過去も未来も繋がった「死者の世界」を舞台にした中世を生きた少女と近代社会を生きた青年の出会いの物語。
正直シナリオは世界観もよく解らない内に説明も何もなく事が進行する所が多々あり「考えるな、感じろ」
と言った所。
しかし話の進行するテンポはよく、映像はとにかく動きがあって見てて飽きない、不思議なほど退屈しません。

復讐だけを誓ったはずの少女の一つの出会い
あり得たかもしれない世界で
一瞬垣間見えた青春の煌めきが
少女の価値観と感情を揺さぶっていくのです。

↑こんな感じの見せられて泣いちゃいます。
観客少ないんで泣きやすいんでオススメです。

今まで世間であまり評価の良くない映画を実際に見てみて「思ったよりは楽しめた」事は何度かありましたが
ここまでぶっちぎりで良かった作品は初めてで、ちょっと混乱状態です。
その勢いで初めて映画レビューというものを書いてしまった次第であります。
商業的に大失敗っぽいけど
これは本当見に行って良かった。

追記
12月18日
前回は不意打ちで感動させられてしまったので
もう一度見ないと正しく評価出来ないと思い
リピート決行
前回はなかった入場者特典をもらいいざスクリーンへ。

いや、どう考えてもやっぱり本当素晴らしすぎる。
映像美に改めて気付かされて圧倒されてしまった
それ以上に、とにかく愛に溢れた作品だなーと。
鑑賞後に心になんか良いものが残ります。
この作品が巷で酷評で溢れているのは
自分の感覚ではちょっとよくわからないなあ。

コメントする 1件)
共感した! 48件)
もちお

5.0果てしなきスカーレットの酷評をみて

2025年12月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

斬新

果てしなきスカーレットの酷評をみて
ただ、悲しくなる。
こんなに深い作品は、他に本当に無いのに
これに相対しない人が、
これほどに多いのかと

GPTと話し続ける。

戦いの業、死後の救い、
愛とは、赦しとは、許しとは、
魂の向かうべき方向、
求める魂の叫び、苦悩
聖書の一場面のような群衆の心

この許しを
自分を許すという
自己啓発的な視点で
捉えられることに、違和感を持つ。

GPTと話してた
段階0:許せない世界(スタート地点)
段階1:自分を責めるのをやめる(自己否定の解除)
段階2:自分の足で立つ(自立・責任を引き受ける)
段階3:愛と共に生きる視点(自分+他者+世界)
段階4:他者を赦す(相手の存在をまるごと認める)
段階5:魂レベルでの許し(祈りとしての許し)
段階6:善悪を超えた受容(すべてを抱きとめる愛)

キリストもブッダも段階4ぐらいの話はしている。
ごく稀だけど、段階3で生きている人を見る
そもそも、僕も含め多くの人は、段階0を
揺れ動いている。
そして、死後、霊の世界がわかるなら、
段階5-6の世界が理解できるのかもしれない。

善も悪もなく、愛は唯あるということ
物質の体では、たどり着けない境地
赦しとは、全てを包み込む存在
それは、人間的な赦しではなく、
当たり前の赦し、存在、構成要素
当たり前の事、
そう、つまりワンネスなのか?

そして、映画でも描かれていた
真の王は、死後の地獄にはいない
争いの輪廻、業からの解脱
奪う事ではたどり着けない
明け渡す、委ねる、受け入れる
その先に、答えがあるのか?

ガラスの階段、大学生の時に読んだ物語
ここで出てくるのか、って思ったけど、
そう、見えないものを信じれるのか
見えないからこそ信じるのか
そして、そもそも、信じることさえ不要なのか
自己存在の定義
自分は、体なのか、心なのか、魂なのか
それを、頭でなく、心でなく、魂で実感すること
知識でなく、知恵でなく、体感として、感じること

やっぱり、
深くて、優しくて、愛がある
最高の作品のように思えるけどなー

コメントする 5件)
共感した! 39件)
tom

5.0素晴らしかった

2025年12月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

斬新

現実主義者と理想主義者の相互理解により自己理解が深まっていく、といった表現が心に響いた。
部分的には仏教的であり、憎しみという「執着」から解き放たれるお話だったように感じる。

日中関係に亀裂が生じている中、この映画が公開されたことは運命的でもあり、タイミングが悪かったとも受け取れるが、このタイミングだからこそ細田監督は「持ってる人」だなと私は思う。
扱いが難しく、でも今世界的に大切ではないかと思われるテーマをご自身の言葉で正直に描いているのも素晴らしい。傑作だと思う。

作中何度も登場する竜は「天罰」を与える神様のような存在ではないと思う。
憎しみや怒りを抱えたまま生きた人間は新たな憎しみを呼び、そのループの中に彷徨い続ける。
竜はそのような「終わらない悪意や怨恨」を象徴した存在であるように思う。
少し突飛な想像かもしれないが鳥の集合体として描かれる竜は、鳥をシンボルマークとしているTwitter(SNSに渦巻く悪意)のメタファーのようにも解釈できる。

クローディアスは天罰をくだされたというよりは、悪意を肯定し尊重することで悪意を呼び込んだように見えた。
悪意を自分の原動力として動く集団に取り込まれてしまったような印象を受けた。

竜が現れるタイミングには決まりがあるようで、人が人から悪意を持って何かを奪う瞬間に現れる。
聖が終盤で矢を放ち相手の命を奪ったシーンが肯定され竜が現れないのには意味があると思う。
大切な人を守るために戦う行為は作中否定されていないということだと解釈している。
むしろ、力とは「大切な人を守るために使う」ものだと。
道中でキャラバンの女性から譲り受けた楽器を売り弓具に買い替えるシーンがあるが、
険しい道中を覚悟し、大切な人を守るために戦う覚悟を持った瞬間を描いていたのかと想像する。

聖は通り魔に刺されてしまった時に、意識が薄れていく中で、守りたい人(子供たち)を守れたのか判別できない状況を後悔したのだろう。
老婆に「お前がここにいる意味は何だ?」と問われ、強く「守りたかった」と思ったのではないか。
聖はあの場面でやっと自分が「死んでいた」ことに気付いたと思う。

コメントする (0件)
共感した! 15件)
メガネ

5.0酷評を気にせず

2025年12月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

驚く

自分は好きでした。
今の時代にふさわしい作品だと思います。

コメントする (0件)
共感した! 18件)
デメキン

5.0縦横無尽!

2025年12月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

斬新

癒される

どなたかがおっしゃたように、ハムレット、ダンテの神曲をもとに、最も重い「裏切り」という罪と「ゆるし」について、縦横無尽な展開で見事に描き切った作品です!地獄、煉獄、天国。レッドツェッペリンの「天国への階段」のメロディが頭のなかで流れてました。いろいろとゆるしてもらえそもない年寄には妙に刺さる映画でした。傑作です!

コメントする (0件)
共感した! 18件)
たけし

5.0心の疲れている人には響くのかな

2025年12月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

癒される

カワイイ

評判は悪いですが、自分の目で確かめもせずに評価するのは卑怯です。

「食うてみにゃ分からん」

の覚悟で鑑賞しましたが、とても面白かったです。

少なくとも、宮崎駿さん監督の後半ジブリ作品よりも遥かに良かったです。

ヒロインの渋谷でのダンスシ一ン、追い詰められて張り詰めていた精神の逃げ道として、聖くんの心とシンクロし理想の情景を思い浮かべていたのなら、唐突感はともかく、シチュエーションとしてはアリだとと思いました。

故高畑勲さん監督の「竹取物語」のラスト近く、月からの使者がかぐや姫を連れて帰る時、サンバ調のリズムが流れますが、見知らぬ世界に連れ去られるかぐやが、不安を揉み消そうとする心象を暗喩していたと思います。

細田監督がこの渋谷のダンスシ一ンで目指した精神性も、これに近いのでは無いでしょうか?

現職時代、パワハラ上司に会議室に内鍵を掛けて閉じ込められ、「教育指導」という名目で体罰及び精神的な拷問が続いた時期が有りました。
週に2〜3度、半年近くも続いたでしょうか、心を病んだ私は、上司に「すみません、すみません」を繰り返す一方、別の心の片隅ではサンバ調のような軽快なBGMが流れるようになってしまいました。
恐らく、自己防衛本能で、無意識に心の逃げ道を作ったのでしょう。

自分の個人体験はともかく、評価の分かれるこの作品、面白かったと感じた人は、私と同様、少し心が疲れている人かも知れません。

もっとも、そんな方ならば、たとえ面白くなくても、舌鋒鋭い悪意のあるコメントは投稿しないでしょうが...

コメントする 2件)
共感した! 26件)
あつこう

5.0大人は見るべき

2025年12月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

難しい

世界中の大人達に観てほしい作品でした。
細田監督の切なる願いを共感したような気がします。
世界中から争いごとがなくなりますように。

コメントする (0件)
共感した! 18件)
肉じゃが

5.0演出面、アニメ、全て良かったよ

2025年12月7日
スマートフォンから投稿

アニメの面で言えば所々実写が織り込まれていたり、斬新な手法があり、それだけでも楽しめた。またアニメというよりミュージカル的な演出手法が使われているのもポイント。途中で挟まれるダンスシーンとかね。アニオタには違和感だったようだが演劇好きな人には自然なのですよ、アレは。格闘戦のシーンも妙にリアルな演出だった、この前のスラダンと同じモーションキャプチャーを使っている為かも。

ストーリーは男がナイーブな動きをして(平和ボケ的な ややイライラするのだが、途中から価値観の転換というかむしろそれが正しいのでは?と思わせる仕組みになっていたよ。ダンスシーンとか特にね。どの時代に生まれていれば、もっと幸せになれたのかも、とかね。
本来なら来週打ち切りでなく、もっともっと上映されてもおかしくない映画だったと思う。

コメントする (0件)
共感した! 28件)
スティックロール

5.0ダンテの「神曲」とユング心理学の観点から理解したら非常に明確な構造を持っている。

2025年12月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、その他、試写会、映画館、TV地上波、VOD

やっと「スカーレット」観ました!!

まず何より直感したのは、ダンテの「神曲」ですね。

そして、作劇術や画面構成、殺陣(タテ)の素晴らしさ、モロ黒澤明やないですか!!

「黒澤やろ?」というレビュー、他に観たことないんです。

黒澤さんって、実はゲージュツではなくて、猛烈に大衆的な作家と思ってます。

セリフでみんな説明しちゃう。

まあ、セリフに依存しないというのは、「夢」は違うかもしれませんが。

根底には人類への信頼のメッセージがある。
「生きる」のオチは辛辣ですが。

細田さんはすぐに幅広く受け入れられないであろうこと覚悟の上。

「やがて私の時代が来る」

ご存知かとおもいますが、作曲家兼指揮者のグスタフ·マーラーの言葉ですね。

ま〜、ベートーヴェンすら、当時は「前衛音楽」そのものだったわけで。

ウエーバー、ロッシーニなどの初期ロマン派作曲家たちからも浮いていた。

ベートーヴェンは定石破りの破格と即興性があってのベートーヴェン。

でも同時にあれほど構成的に曲を作った人はその後にはいない。

細田守は日本のアニメ界の黒澤明かつベートーヴェンになってしまった!

*******

この物語、スカーレットと聖が出会った直後に、2人はイタリア語の碑文に遭遇します。

"Lasciate ogne speranza, voi ch'intrate"

「汝、一切の望みを捨てよ」

ダンテの「神曲」、第一部地獄編で、地獄の入口に掲げられている有名な言葉です。

細田さんはこうして、「これから描くのはダンテの神曲やからな!!」と親切にも宣言してくれているわけで。

聖は「神曲」でいう、ダンテの導き手であるウェルギリウス。

ところが、第一声地獄篇、第二部煉󠄁獄篇で同行していたウェルギリウスは、第三部天上篇が始まるともはやダンテに同行しなくなる。

後述するベアトリーチェが代わって導き手となります。

だから「神曲」の第三部である天上界=「見果てぬ地」の登頂には聖は随伴しない。

ところが、スカーレットはダンテの永遠の女性であるべアトリーチェという二重性を持ち、最終的には聖=ウェルギリウス=ダンテを救済する。

スカーレットも聖に救済されている。

だから、スカーレットも聖も、見方を変えればダンテ役ということにもなりますし、ベアトリーチェ役ということにもなります。

つまり、ダンテ的にとらえるだけでも、この2人は3重の役割をおわされている。

******

ユングの書いた、「変容の象徴」という、ユングがフロイトと訣別して多大な神経症的苦悩を経てやっとのことで書き上げた畢生の大作がありまます。

この著作で出てくる「夜の航海」という概念があります。

これは、古代エジプトにおいて、太陽神は日没後海の底から海底の空洞を抜けて反対側に戻って再び海から天に登るとされていたことに由来します。

これを人間の一日の営為と読み替えられるわけで、すべてはスカーレットの一夜の夢の出来事ということになりますし、スカーレットが、神曲第三部でいう「見果てぬ地」=天上界からまずは海に浮上するのも当然。

ユング的にいえば、夢の中に登場するのは、たとえ人間でなくても、いや、モノであっても、自分の分身とされます。

いわゆる「アニマ」「アニムス」「影(同性に限る)」「老賢者」とか。

これらは皆邪悪なものではなく、これまでの自分が生きて来なかった「可能性」。

この観点からみたら、「スカーレット」はとんでもない広がりと深みをもった作品となり、とんでもない人物相関図になるわけで。

「お前が探しているのは自分自身」
「自分自身を許せ」

物語は、すべてスカーレットの精神内界での、自分の意識していなかった自分の分身との対話であり、「個性化」に向けての成長過程ともとらえられます。

おもしろいもので、ユングは、アニムス(女性の内なる男性)をは必ず複数だと書いているんですよ。

……っつうことは、あの四天王は、スカーレットの「自我」(通常の意識的自己)を取り囲む円形のマンダラということになります。

4人いてこそ調和と人格統合の象徴。

上空に導師さま、更に上空に竜がいて、下にクローディアス(=実はスカーレットの一番の分身!)がいるという立体構造。

ユングのいう「英雄の犠牲」というのは、「変容の象徴」のクライマックスです。

要するに、異界でラスボスを倒した英雄は、現世に帰還する際に必ず何か大事な存在を犠牲に捧げざるを得ず、身体に、現世に戻っても残る、何らかの「刻印」を負う、ということで。

細田さん細田さん細田さん〜〜

私の恩師が、わけわからんと放り出した本やで〜

******

ある方が、スカーレットが復讐をやめて今を生きる決心をするに至るまでの説得力についてSNSで疑問を呈してきたので、次のように解答しました。

*****

この点は、父王が、「自分自身を許せ」という意図だったことがスカーレットに理解され、クローディアスが実はスカーレット自身の「影」……ダークサイドであったことがスカーレットに悟られ、スカーレットが現代にタイムスリップして今の自分と全く異なる生き方の可能性に気づき、来世で聖と結ばれるような国づくりを決心する……という、綺麗な展開になってるかと。
(うわ〜、壮絶ネタバレ)

もんのすごく納得してもらえた(笑)

更にその質問者(ゲーム好き)から、
「ずいぶん遠回りな道行きなんですね」
との感想が得られたので、更にレス。

******

そのゲームは知りませんが、もう無っ茶遠回り。
ダンテの神曲そのものが、すり鉢状に螺旋を描いて地底の地球の中心に鎮座するルシファーに遭遇し(ここまでが地獄篇)、地下のトンネルを抜けて地球の反対側の地上に出て、富士山状の山を螺旋に登り頂上に到達し(ここまでが煉獄篇)、最後に天上の天動説的宇宙を周回する多層天をひとつづつ巡り、やっと神と邂逅するという、延々螺旋状の道行きですから。
恐らく数多くのゲームに影響与えてる、ステージ&階層構造では?

コメントする (0件)
共感した! 25件)
ちとせ

5.0涙が溢れました。

2025年12月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

見てよかった。
映画館で見てよかったです。
スカーレットがどうなるのか、純粋に応援しながら見ていました。聖の行動が、この世界で何言ってんの?って最初は思いましたが、スカーレットもだんだん心が救われてきて、これって1番大事なことなんじゃないかなと感じてきました。
死の世界なので、全体的に暗い場面が多いですが、スケール感に引き込まれるし、逆に癒される場面や、海の綺麗な場面が引き立ちます。
芦田愛菜ちゃんの最後の綺麗な歌声にも感動しました。
皆さんの、厳しい評価を見て、びっくりです。
変にここはおかしいとか、全くかんじませんでした。
この映画を見終わって、監督が伝えたかったことは、これだったんだなって感じました。
最後にスカーレットが気づいた事も、今の自分に響きました。
とても良い映画でした。

コメントする 1件)
共感した! 45件)
ハリ

5.0細田学監督最高

2025年12月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

ネガティブな投稿が多いけども、私はとても楽しめたし、最後は涙がでた。
なぜスカーレットが死者の世界にグローディアスがいることを知っているのかわからないとコメントしている人がいたけど、それは謎の老女から聞いたからでしょう。いきなり踊リだすと投稿した人がいたけど、それはキャラバンの老人達と仲良くなった聖が踊れと言われたからでしょう。
またスカーレットが現代の渋谷で踊っている聖やもう一人のスカーレットを見るのは、スカーレットが時を越えたと言ってるじゃないですか。そもそも、死者の世界にいるスカーレットや聖、グローディアスも肉体は元の世界にあって、霊魂のような存在なのかなと思いました。
ハムレットがしたじきになっていると聞き、原作は救いのない悲惨な物語(戯曲ですけど)なので、どうなることやらと思いましたが、原作と違って素晴らしかった。客席は空いていましたが、この時期インフルエンザを気にせず見られたのでよかったですす。
興行的には失敗だったのかもしれなませんが、名作だったと再評価される時がくると思います。となりのトトロしかり、ルパン3世カリオストロの城しかり。

コメントする 3件)
共感した! 26件)
トントコトン

5.0他人の評価は気にせず観に行きました

2025年12月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

驚く

細田監督作品を信頼しつつ、酷評の多さからあまり期待せず観に行きました。
結果は観に行って正解!
デンマーク史にもシェイクスピアにもハムレットにもほとんど縁はありませんが、『果てしなきスカーレット』の発するメッセージに感動し、浄化の涙が止まりませんでした。
全世界に観てほしい作品です。

コメントする 1件)
共感した! 22件)
キティ
PR U-NEXTなら
映画チケットがいつでも1,500円!

詳細は遷移先をご確認ください。