『2022年 東京女子・後世に残したい名場面迷場面 PART1』から続き。
3.26 東京・大手町三井ホール
遂に来てしまった、のどかが東京女子を去る日。のどか卒業記念試合・引退セレモニー。
前にも取り上げたことがあるけど
『『やがて海へと届く』――詩を観ているような映画 2』(←このエントリの最後の方)
のどかのマイクは胸を打つ素晴らしいスピーチだった。
また、可笑しい見せ場を交えながら全選手をリングになだれ込ませるミサヲ(山下とリカによって難波ちゃんまで引きずり込まされる・笑)。別れを惜しむように、終わりを引き延ばすかのように…。
みんなから涙と笑顔で送り出されるのどか。
笑えて、泣けて、あったかくて、優しくて、東京女子らしい、永久保存版なぐらい素敵な引退セレモニーだった。
(その後も選手たちとのどかの交流が続いてるのがまた安心すると同時に東京女子ってやっぱりいい世界だなぁ…とつくづくしみじみ思う。)
3.26 東京・大手町三井ホール
坂崎・瑞希・らくvs伊藤・上福・小橋マリカ。
らくは子守歌を歌って対戦相手を眠らせてフォールを取りにいくというのが定番のスタイルだが、
相手チームだけでなく味方もみんな寝てるのが可笑しい。
4月13・14・15日 ENTAME next
『プロレスが変えた人生、アプガ(プロレス)らく「ずっと死んでた人生が、やっと生きられた」』
『憧れはデスマッチ、アプガ(プロレス)乃蒼ヒカリ「最初の頃は試合が終わるたびに泣いていた」』
『アプガ(プロレス)渡辺未詩「プロレスはどんな人間でも輝けるこの世で一番優しい世界」』
アプガ(プロレス)の3人それぞれのインタビューは興味深く読んだ。
アイドル好きでプロレスは知らなかったらくと未詩、プロレス好きでアイドルは知らなかったヒカリ、それぞれがアプガ&東京女子に入った経緯、知らなかった分野についてどう思っていたか・どうなっていったか…
当然だけどプロレスラーはしんどい。しかしプロレスには他の職業にはない自由さや充実感がある。
辞めようと思ってた頃もあったが、何が彼女たちをプロレスに繋ぎ留めていたのか。どうクリアしてきたのか。
さらにアプガ(プロレス)はアイドルとプロレスラー両輪であることが基本コンセプトなわけだが、どちらも表現する仕事だけど、普通のアイドルとの違い、プロレスが入ってくることでいかに表現の幅が広くなるか、人生の充実感が増すか。
(ここでは言及されてないが、普通のアイドルになくプロレスにあるものとしてさらにセルフプロデュースの楽しさや、アイドルグループにいると集団の1人に過ぎないがプロレスは(特にシングルマッチは)自分単体を見てもらえるみたいな話があるね。)
…リングやステージで観る彼女たちは楽しそうだが、その裏側にあるリアルが語られる。
4月18日 YouTube東京女子公式チャンネル
インターネットサイン会 4人中3人遅刻ってマジすか?(苦笑)
4.24 両国KFCホール
ミサヲとらくのシングル。鉄オタのらくへミサヲからの要望→をやおら横になるとスヤスヤ寝だして無視するらく(笑)→からの、ミサヲのお株を奪うスプレー攻撃からの丸め込みにミサヲ「私のやつ(私のやること)だろコレ!」に客席からも笑い。
その後もコーナー上段から攻撃しようとするミサヲに、らくもコーナーに上がってきて、何をするんだろう?と戸惑うミサヲにまさかの雪崩式、珍しいアクロバティックな子守歌催眠ムーブも面白い。
4.24 両国KFCホール
辰巳リカvs鳥喰かや。
鳥喰のスリーパーに、ロープに逃げるリカ。ロープブレイク。
リカから離れて引き下がる鳥喰。ロープブレイク状態なのをいいことに「来れるもんなら来てみろよ!」とデカい口叩くリカに会場から笑いが起こる。
また、場外にエスケープしたリカは四つん這いになってリング上の鳥喰の視界から消えると、コソコソ移動して鳥喰の背後から攻撃する(笑)。リカ、盤石の面白さ。
本来ならベテランのリカと若手の鳥喰だからシリアスにやったら拮抗することない一方的な展開で普通にリカが勝つに決まってるが、そんなんで終わらせずに見せ場を作るリカ。また自分も(正直言えば手応えないであろう)このカードをこうして楽しんでいて、客も楽しませて。
勝ちゃいいってもんじゃないのがプロレスなんである。
4.24 両国KFCホール
4月9日にマジラビのタッグ王座に挑戦表明したヒカリと角田のタッグチーム・ふりーWiFiだがマジラビの反応はひっじょーに薄かった。
しかし24日の坂崎・瑞希・荒井vsヒカリ・角田・宮本もかの6人タッグ戦でふりーWiFiはコーナーポストを外してむき出しの金具に坂崎が愛する瑞希をぶつけてのスリーカウント勝利。坂崎がブチ切れてコーナーポスト振り回してふりーWiFiを殴りまくり大暴れ。東京女子では珍しく試合終了後もゴングが乱打される。坂崎チーム退場後のふりーWiFiは電波良好とニコニコのマイクで締める。
ふりーWiFiの自由さとガチギレ(にしか見えない)坂崎が新鮮な一戦だった(珍しいからこそ良い。これが恒常的になるとどっかの団体みたいに荒んだ人間性になる)。 SKE48荒井の居心地の悪そうな顔といったら(苦笑)。
4.29 両国KFCホール
坂崎・瑞希・らくvs伊藤・上福・真弥。先発伊藤とらくで、初っ端から伊藤の周りを子守歌歌いながら回るらくに伊藤「あ! ダメだ!」 その周りでは他のみんな寝ていて客席から笑いが起こる。
いつ頃からだろう、らくの睡眠ムーブで敵のみならず味方まで寝るようになったが、この試合でもそれが可笑しい。リング上にいる選手のほとんどが寝ている光景など全世界のプロレス団体の中でも東京女子ぐらいでしか見れない(笑)。この緩さ・平和さがすごくいい。
4.30 両国KFCホール
ユカが「私の宝物(瑞希)になんかあった時には知らないよ」とコメントした来るべきタッグタイトルマッチの公開調印式の後の坂崎・瑞希・中島vsヒカリ・角田・ミサヲの6人タッグで、お構いなしに再びコーナーポストを外すふりーWiFiとコーナーポストを振り回して暴れる坂崎。エキサイティング!
5.3 後楽園ホール
才木玲佳エキシビションマッチ&引退セレモニー。
東京女子を初期・中期・現在と分けるなら、中期の東京女子を特に支えた選手の1人が才木玲佳。
2019年に他所の団体での試合で顎の骨を折られて長期欠場、そのままフェードアウトになったという、非常に残念な終わり方を迎えた選手だ。
(これについても言いたいことあるんだけどね… 折ったのアイツじゃん。でアイツその後あの団体にいるよな。あそこはほんと三流。まともなプロレス出来る奴が少ない。いつか人死ぬぞ? 東京女子からあそこに移籍しちまったある選手は鼻折られたり、こないだ11月も対戦相手(しかもチャンピオンだぜ?)が技失敗したせいで下の前歯がほとんど折れたとかって。あそこは骨折だ歯折れた鼓膜破れたとかケガ頻発し過ぎ。どんだけプロレス下手くそなんだよ。どこの団体でもケガはあるけど、あの団体はケガの重傷度や頻度が高過ぎんだよ、異常な世界だよ。)
引退するのは東京女子でと希望して、それで東京女子の興行での引退式になったと。
東京女子のみんなは才木とまるで時の隔たりなどなかったかのように温かく迎え送り出していた。
やっぱり東京女子は優しい世界。
5.3 後楽園ホール
マジラビとふりーWiFiのタイトル戦。またもやのコーナー外しむき出し金具攻撃&坂崎のコーナーポスト振り回しての大暴れ。坂崎を止めようとするレフェリーに坂崎が叫ぶ「離せ!」は普段の甲高いアニメチックボイスとはかけ離れたドスの効いた声なのがまたすごく良かった(笑)。
しかし坂崎が金具攻撃の餌食になり、キュートなイメージの瑞希が珍しくぶっキレる!
場外でヒカリとレフェリーのイスを巡るやり取りでヒカリの“ホラ離した”でレフェリーが鉄柱&イスぶつかって昏倒する場面もナイスだし、この時騒いでる坂崎の声もド迫力ボイス。
結局ふりーWiFiは負けてしまったけど、一連のマジラビとの東京女子のイメージと異なる荒っぽい抗争(?)は面白くて良かったですよ。
(ちなみにヒカリの敬愛する選手は坂崎だったりする ←坂崎もそれは知っている。実はそうなんだけど、でも今回はこういう抗争やってみた、ホントに仲が悪いわけじゃないってとこがまた東京女子のいいとこなんだよ。どこぞの団体はケンカマッチみたいなことやってるけどさ、そんな路地裏のケンカみたいなチンピラみたいなプロレスは三流だよ。東京女子はレスリングがちゃんと出来るのみならず、私恨など要さず気持ちの切り替えで出来るってとこでも大人であり、一流であり。)
5.29 東京・大手町三井ホール
先輩選手たちと若手選手たちの5vs5シングル対決。この企画自体もいいけど、カードの組み合わせ決定が、先に先輩選手にそれぞれ5部屋に入ってもらい、若手選手に“引いた番号の部屋に入ってください”とバラエティ形式にしたのもナイス。特に入ってきた若手を隠れて脅かすリカ・中島・未詩(笑)。
ってかその前にどの部屋に入るかで大騒ぎの先輩たち(笑)。なんでバタバタしてんのかわからず「なになになに!?」と戸惑う未詩。
そもそも最初にテレビカメラに向かって難波ちゃんが説明してる時、まだ出番じゃないのに自分の名前が出ると横からフレームインしてひょっこり顔出す中島(笑)。両国で山下に勝ってこの時プリプリチャンピオンの中島だが、団体最高峰タイトルのチャンピオンが一番フザけてるんだもんな(笑)。
6月1日発売週刊プロレス
週プロに伊藤インタビュー掲載。『携帯も現金もカードもない。アメリカで死を覚悟も… 伊藤麻希、まさかの奇跡連発で「九死に一生を得る」』
伊藤がアメリカ遠征中にスマホとクレジットカードがなくなり、空港で気づき、坂崎とDDTの竹下幸之助と一緒だったそうなのだが、1人でホテルに戻ったが見つからず、坂崎・竹下とも連絡とれなくなり、現金は持っておらず、飛行機ももう行ってしまった…。
という状況からいかに逆転したか。なかなかドラマティックな話。興味のある方は6.15 No.2185に載ってるんで読んでくれ。(ちなみにこの号にはこのページとは別にもう1つ伊藤のインタビューが掲載されている。そっちの発言も面白い。)
6月1日 YouTube東京女子公式チャンネル
芸能やエンタテインメントに関わるプロレス未経験の女子4名が鍛え、その姿を追い続け、最終的に1位となった1名のみ本人の夢を叶えることができるという新プロジェクト『夢プロレス』がスタートし、その模様の動画が10月までアップされ続けた。
女子団体はたぶんどこも練習生を随時募集してると思うが、待ってるだけではあまり来ないだろう。能動的に発掘してく姿勢。加えて東京女子はエンタメ性高い&芸能方面と関連ある選手が多いので、そっち方面の人を呼んで番組としてやるというのはPRにもなるし、いい企画だったと思う。
6.12 さいたまスーパーアリーナ
さいたまスーパーアリーナでサイバーファイトグループの団体(DDT、東京女子、ノア、ガンプロ)が一堂に会する年に一度の一大ビッグマッチ『CyberFight Festival 2022』。
東京女子で印象的だったのは、未詩の2人まとめて持ち上げて投げるダブルスラムを見ていた新日本の小島とノアの丸藤がこの子凄いねと感心したらしいって話。
(ちなみに中島は坂崎相手にタイトル防衛)
あとこのサイバーフェスにて東京女子の新テーマ曲が初披露されたが、この『プリンセスマーチ』いいね! カウンターメロディが良く、結構グッとくるオーケストラ曲。作ったのスクウェア・エニックスの人だそうで。