なんの話かって、東京女子プロレスのことだ。
これまでこういうエントリを書いてアップしてきた。
『ドラマティックオブザイヤー2021は伊藤ちゃんっしょ!』3エントリ
『『やがて海へと届く』――詩を観ているような映画2』(←最後の段)
『2022年 東京女子・後世に残したい名場面迷場面』シリーズ
『プロレスは一過性でなく、長く観続けるとドラマティックな感動と出会う大河ドラマ』
『伊藤麻希の今後と東京女子の今後の方向性について思ったこと』
『東京女子プロレス、10.9東京たま未来メッセ大会について思ったこと』
『やはり去年は終わりの始まりだった…か? 東京女子3.31両国国技館大会』シリーズ
…という、俺の東京女子に対する絶賛→団体の志向の変化→に対する心配と批判→遂に終わりの始まりか?と強く感じた去年の両国国技館大会レビューという一連の流れである。
俺は諸事情あって相変わらずレッスルユニバースが見れないんでその後の東京女子の試合も断片的映像でしか見てない(しかもそれすら見る頻度は激落ちしている=東京女子に対する熱意がかなり下がっている)のだが、
エンタメやエキサイトメントを欲していて、実は今度の東京女子のビッグマッチ、7.21大田区総合体育館大会を観に行こうか…?とか思ってたのだが、
YouTubeの東京女子公式チャンネルで7.21大田区大会の観客動員を上げるべくだろう、『【全試合ライブ限定配信】『SUMMER SUN PRINCESS '25まで待てない!』2025.7.5 @横浜』という7.5横浜ラジアントホール大会の全試合映像がアップされてて、
それこそ去年春の両国国技館大会以来、久々にフルで東京女子の大会を見た。
それでちょっと愕然としたんだよね…。
いや俺の予言通りになってるんだけど、実際なってるのを見ると痛ましいというか腹がたつというか…
“つまんね” “マジで駄目ンなってる…”というのが率直な感想だったのだが、ただそれで済ませるのではなく、これまでこんだけ東京女子について語ってきた以上、これも取り上げ語る責任(?)があるだろう、と。何がつまんないのか、どう駄目になってるのかを、ちゃんと解説してくことにした。
というわけで始めていこう。
まずリングアナの前説だが、東京女子のリングアナはもう難波小百合ではない。
難波が海外に移住するんで卒業するというのはネットの記事でも読んでたし、YouTubeの東京女子公式チャンネルがアップした難波(3代目)と新リングアナのコ(4代目)の引継ぎ(?)動画も見てて知ってた。
そして難波がラスト参加した大会があった、そういえば。ネット記事でも読んだが、その大会が載ってた週プロ買ったっけ。
やっぱ難波ちゃんがいなくなるってのは寂しいもんで。得難いキャラだったし。東京女子に合ってる、楽しく和んだ人でね。
で、新しいコの実際のリングアナぶりを初めて見た。
まぁ慣れてなさが全面に出てるのはしょうがないでしょう。おそらく難波からバトンタッチしてまだ2~3大会目くらいか?
ルックスは問題ない。コスチュームはちょっとドン臭い感があったが、それはデザインなのか体型なのか。少なくともこのコ、絶対黒じゃない方がいいと思うけど。
難波は何度かデザインをチェンジしつつもカラーリングはずっと黒と白のコスチュームだったが、難波は黙ってればモデルでも通用するようなルックスであり、低身長でもなかったんで、シックな(?)黒系コスチュームが映えてた。
でもこのコは間違いなく明るい原色が合う。ピンクでもいいぐらいだが、選手より目立っては…という配慮であるなら、黒でなく白がいい。
滑舌とかコールの仕方(声の伸ばし具合や張りなんか)はあまりよろしくない感じだが、場数を踏んで慣れていく&試行錯誤の最中なのだろう、この点は現時点ではあまり厳しく言う気はない。
声質はこもってるのか通ってるのか微妙というかなんとも言い難い。
ちなみに初代の“被り物アイドル”桃知みなみは声は腹からでなく喉で出してる感じだったが“アニメチックアイドル”で特徴のある声をしていた。
2代目の愛野ユキが一番いい声してたんじゃないか? 選手目指してたのがリングアナに転身したからか、安定感あり、通りも良かった。(→後に選手になり今も活躍中)
3代目の難波は力強い声ではないのだが、通りと滑舌が良く。(そしてキャラがよかった・笑)
…ってリングアナの話だけでこんなに話しててどうすんだよ(苦笑)。
(でも東京女子は選手だけでなくリングアナもメンバーの1人という扱いであり(そこがまた東京女子の好感度高いところでもある)、新リングアナの話は結構大事よ?)
女性対象のプロレス教室を今度始めるとのことで中島翔子が呼び込まれて少し話す。野球のユニフォームを着てるのがかわいい。
アップアップガールズ(プロレス)が呼び込まれて歌のコーナーになる。
何やら巻き込もうとするアプガ(プ)と巻き込まれかける中島の光景が楽しい♪
新曲とのことで。
数年間ずーっと2~3曲かそこらで演ってた頃も今や昔、曲数は結構増えてるようで喜ばしいことではある。
が、俺 前からずっと思ってんだけど、歌がヘタなんだよなぁ(苦笑)。忌憚なく言えば素人のカラオケレベル。
プロレスラーが歌も出しましたっていうなら構わないんだけど、アプガ(プ)はアイドルとプロレスラーを平行活動両立がコンセプトなんだから歌はある程度上手くないとダメでしょうに…。
そして、もう乃蒼ヒカリはいない…(悲)。ホントにもう復帰はないようだ。今どこで何してるのか…。
恒例のアプガ(プ)「東京女子プロレス、スタート!」から素晴らしいオーケストラ曲『プリンセスマーチ』が鳴り渡る中、新リングアナのコ(まだ名前覚えてない・苦笑)が今日の対戦カードを言うが、全6試合と聞いて“少な!”と思った。
東京女子って選手30人以上いなかったか?
パッと聞いただけでも山下実優と伊藤麻希が不在の大会であることがわかる。海外遠征中なのだろう。(幸いにも東京女子を卒業してはいない。)
坂崎ユカはもういないし(悲) …卒業してAEWに移籍してから1年半ぐらい経ったか? (まぁ間違いなくプロレスラー坂崎ユカとしては選択肢誤ったと思うけど。結婚発表については『坂崎ユカの卒業会見について思ったこと』に加筆したけど。)
新人且つ かわいいのに打撃もハートもハードなとこのあった大久保琉那は期待大だったのに、彼女も去年の秋に無期限休止しちゃったし。(学業との両立が云々って理由になってるけど、俺が思うにその前にたしかケガしたろう? 親からプロレス禁止されたんじゃないかと推測してるんだけど? 少なくとも高校卒業するまではダメとかって。)
一方良いニュースもあって、荒井優希が今年春にSKE48を卒業してプロレスラー1本になったこと。いやダブルでやってたとこに高い価値があったのだが、SKE卒業=表舞台からの完全引退ではなく東京女子でプロレスを続けることは残したという結論が素晴らしかった。
…にしても全カードを聞くとすごい戦力ダウンを感じるメンツであるし、タッグマッチが多い。都内でない&小規模な会場だからだろうか?
まぁ、試合を観ていこう。
第1試合
東京プリンセスカップ最終予選
上原わかな vs 鈴木志乃
毎年開催されてるプリンセスカップだが、新しいコが増えて、当然実力はまだ足りない&人数の総数が多過ぎるからだろう、新人~若手は出場権を賭けた予選が別に行われているのだが、
このわかな対志乃戦、結構酷かった。2人ともド新人ではなくもうわかなはキャリア2年半、志乃も2年目だ。
最初こそ腕の取り合いやスリーパー、ヘッドロックなどのオーソドックスな攻防、基本的なプロレスリングで数分間見せるあたりは、始まった途端ガチャガチャなスターダム他の女子団体の試合と違って東京女子の良さが出てるが、わかなが志乃をロープに振った時、わかなはすぐさま伏せてロープワークの展開に入ってるのだが、なぜか振られた志乃がコケる。
ここから急に試合はグダグダになる。わかなはたいして当たりの強い技はやってないのだが、志乃は急に疲れ切ったように見える。まるで10分ぐらい経過してる様子だが、実際にはまだ試合開始から3分である。新人や練習生が3分でヘタばるのはわかるが、志乃は一応2年やってんだからさ…ちょっと酷くないか?
わかなの凡ミスも酷く、ブレーンバスターをかけようとして堪えられるとエルボーを放つのだが、この時の打ち方が次何をカマすか思いつかなかったような明らかに思考停止な体たらくのグダつきまくったエルボー。
グダグダ感、噛み合わなさ、力の入ってない手抜き感?、展開のヘタさはその後ずっと続き、志乃は4~5分なのにもうヘロヘロで、志乃具合でも悪いのか?というぐらいよろしくなさすぎる(わかなも、どうも遠慮があるように見てとれる気がする)。
もし、仮に、万が一だよ? 志乃が具合悪くて、わかなも遠慮してやってるのなら、それならそれで展開(試合の構成)を決めて臨めばいいのに、と思う。
昭和の男のプロレスはそれがちゃんと出来ていた。段々盛り上げていって最後どっちかのフィニッシュホールドが出たら終了というね(フィニッシュホールドとはその為にある)。
(昭和に女子プロレスは全日本女子プロレスしかなく、全女は女の性格や感覚・見世物からスタートしてること・賭けの対象だったことなどあり、“ちゃんとしたプロレス”が出来てなかった。だから全女の流れを汲んでる女子選手はガチャついた試合しか出来ないんである。)
志乃は6分弱あたりの時のスリーパーはいいルック(見た目・雰囲気)だったが、6分15秒あたりからの腕の取り合いというよりモメてる場面は一体なんなのだろう? ただしそこからの再度のスリーパーでは再びいいルックを見せる。
直後に回転したわかながなんて技だっけ、首と腕を決める技でギブアップ勝ちする。これも悪くない。
でもトータル的には非常によろしくない試合だと思うよ。ヘタクソかっていう。
第2試合
東京プリンセスカップ最終予選
風城ハル vs アイビー・スティール
去年キラ・サマーという外人のコが東京女子に入ったが(来日選手ではなく日本在住で東京女子所属である)、いつの間にかもう1人アイビー・スティールという人も入ってきてた。
ハルは現役高校生&元々東京女子のファンから選手になったので先輩たちからも東京女子ファンからも愛されてる感じ。
でもこの試合はもっと酷かった。
そもそも体格差があり過ぎるのだが。ガタイよくサイズデカい欧米人女性に対してハルは細過ぎるし身長でも負けている。かといってハードヒッティングを繰り出すでもない。
明らかにアイビーが合わせてあげてなんとか成立してるんであって、見るからに段取り芝居ならぬ段取りプロレスになってしまっている。だから迫力もスリルも凄さも一切無い。観ていて堪能できる要素がなく締まりもないし退屈な試合になっている。
アイビーの延髄斬り?をかわしたハルがなぜかゴロンと1回転してからロープに走る意味不明な場面など わかな対志乃戦と同レベルの凡ミスといえる。昭和だったら客席から失笑が起こってるよ…。(凍雅がゴロンと前転から跳んで1回転してサンセットフリップな技あるけど、あれはそれ全部で一連の動作というか技だから。でもこの時のハルの前転はまったく意味不明なんである。)
「5分経過」のアナウンスが流れてちょっと引いてしまう。リング上はまるで10分、控えめに言っても7~8分経過してるような佳境のような状況に見えるからだ。じっくりした展開とは程遠い。全女じゃないんだから。
ハルとアイビーの体格差はまるで子供vs大人のようだし。
なのにハルがフォール勝ちしてしまうんである。
呆れた。もう明らかにハルの勝ちブックだったんだろうと透けて見え過ぎで興覚めもいいとこ。
前にも書いたことあるが、ブックがあるとしても、それが明け透けに客にわかるのはヘタクソ過ぎでしょって話であって。
ハルがアイビーに勝つなら、どう勝つかをちゃんと説得力もって見せないと駄目でしょうが。それが出来てないから出来レースにしか見えない。学芸会と言い換えてもいいけど。
この「説得力」というものを東京女子が失った(というか棄てた?)のが2023年だった。そしてそこから1年で東京女子は積み上げてきたものの半分を失ったと去年書いたが、今はさらにもっと酷くなっているなぁ…と。
良かったところを強いて挙げれば、腕攻めされてるハルがピョンと跳んで起き上がる動きは良かった。それだけ。
試合としてはもう全然まったくダメ。
第3試合
桐生真弥、凍雅、七瀬千花 vs 遠藤有栖、高見汐珠、小夏れん
知らないコが登場する。小夏れん!? 誰? 検索したら今年の6/1にデビューしたコだった。つい先日じゃん。
…というね、もうそのぐらい俺は東京女子に疎くなってる。Yahooニュースで東京女子の記事は一応チェックはしてるんだけどね… 記事にならないコは俺の知る由もないという。
真弥は相変わらず同じことやってんなぁ…(謝罪攻撃のことね) あれってさほど面白くないんで1度や2度ならともかく、毎回やる鉄板ネタにはなり得ないぞ? 東京女子のファンは温かいから毎度ウケてくれるけど。
有栖は動きが良いので驚いたのだが(以前こんな動き良かったっけ?とね)、どうやらカン違い。第1試合からここまで動きにキレのある選手がいないんで、相対的に良く見えただけだった。
七瀬は妙に好きで(ルックスとか標準語話してるけど実は大阪人とか)、でも試合については見どころがないなぁと思ってたが、まだ同じ状態だ。が、まだ若手なので温かく見守るべき。(キャリア3年経ってもまだパッとしない選手は正直転職考えた方がいいと思う。)
汐珠は元気いいねぇ~。陽のエネルギーが発散されてて好感度高い。あとこのコはかわいいなと前から思ってた。それはアイドル的なかわいさではなく1才児や小動物をかわいいと思うような意味でね。頑張って続けてほしいなと思う。
凍雅はデビュー当時はルックが受け付けませんでしたがね、その後ヘアスタイル変えたりしたからかな、魅力的になった。漂うメンズっぽさもデビュー当時はルックと相まってマイナスに働いてたが、雰囲気変わってからはむしろそれも魅力に転じている。デビュー戦から当たりの強さのあるコだったが、この試合はコミカルタッチ且つタッグマッチだからかなんなのか、ハードな凍雅らしさはあまり出てない。
小夏も同様の理由により、どの程度の選手なのかこの試合からは判断つかない。デビュー1ヶ月にしては悪くないんじゃない?とは思ったけど。ルックスはかわいいですよ。
試合としてはユル~いコミカル試合で、東京女子らしくはある。
第4試合
長谷川美子、鳥喰かや vs HIMAWARI、リアラ
なんでリアラが東京女子に上がってるんだろう?と不思議に思った。この人ってエボリューションかどっかの人だっけ?とちょっと検索したら、ガンプロだったのか。東京女子とDDTが兄妹のような団体関係なら、東京女子とガンプロは親戚にあたる、みたいな?(DDTとガンプロは縁が深いんで。その関係か東京女子の選手がガンプロに上がったり、またその逆が、これまで何度かあった。)
にしてもリアラがなんで東京女子に上がってるのかが俺にはもうまったくわからない。
ガンプロがサイバーファイトから離れた時に長谷川美子(以下よっぴー)がフリー転身→東京女子所属→7/8に引退すること発表したのは知ってたが(よっぴーは前述の話で東京女子と絡んでたんで、のちに東京女子に移籍したのはまぁわかる)、リアラは現在フリーらしく、たまたまこの日東京女子に上がっただけなようだ(リアラは東京女子と絡んだことなかったような…?)。
…たまたま?
この試合、よっぴーがリアラに勝ってアイアンマンのチャンピオン(DDTの名物タイトルで、24時間何処でも誰でも何でも(プロレスラーでなくても、さらに言えば炬燵や脚立でも)、レフェリーが居て3カウントさえ取れば奪取出来るベルト)になるのだが、
リアラはアイアンマンのチャンピオンとして入場してきた。よっぴーは3日後に引退するが、ベルト戴冠したことがない。リアラを今検索したら、レスラーになった経緯にサイバーファイトの社長(現在は副社長)兼選手(現在は一応休養中)の高木がかなり関わってたようで(だからデビューがガンプロなわけだ)、リアラがアイアンマン獲った経緯は知らないが、この日リアラが東京女子に上がったのはよっぴーにアイアンマンを戴冠させる為だったと思われる。引退してしまうからって東京女子のベルトを獲らせてあげるわけにはいかないが、アイアンマンは冗談みたいなベルトなんでアイアンマンを獲らせてあげようという気遣いか?
…試合内容の方は、やっぱHIMAWARIは手慣れてるなぁ。東京女子移籍第1戦の時から見せる・観られることに意識的なコだったけど(この頃実戦経験がまだアクトレスガールズで数戦だけだっけ、だからド新人に近かったのに、とてもそうは見えない姿で、稀有なコだなと感心したのよ)、
あと意外にリアラとよっぴーの絡みが楽しい。リアラがなんか飲ませようとするくだり。2人ともガンプロの選手だったわけだが、どっちも元から東京女子か?というノリである(笑)。
鳥喰は… 相変わらずだなぁ。(悪い意味で。パッとしない、特徴がなんもないんである。)