『ドラマティックオブザイヤー2021は伊藤ちゃんっしょ!』シリーズ
『2022年 東京女子・後世に残したい名場面迷場面』シリーズ
『正月は東京女子で過ごしましたヨ』 2エントリ
『プロレスは一過性でなく、長く観続けるとドラマティックな感動と出会う大河ドラマ』
『伊藤麻希の今後と東京女子の今後の方向性について思ったこと』
『東京女子プロレス、10.9東京たま未来メッセ大会について思ったこと』
『やはり去年は終わりの始まりだった…か? 東京女子3.31両国国技館大会』シリーズ
から続き。
2025年
23年から始まった東京女子の舵切換えに幻滅して。
それでも一応ニュース記事はチェックはしていた。
プロレスリングのクオリティの高さとフザけっぷり、シリアスとコミカル、強さとユルさ。
両輪のうち前者は明らかに落ちたが、後者はあまりレベル変わらずといったところか。
(初期メンが培ってきたものの渡辺未詩の継承度は高く評価されてしかるべき。未詩が最後の砦になっているといえる。)
来年(2026年)1.4後楽園ホール大会と3.29両国国技館大会は観に行こうかと思っていた。
しかし12/3、お先真っ暗になるニュースが出た。
最初見かけたのは1.4後楽園でMIRAIが遠藤有栖のIP王座に挑戦というニュース。
俺は狸ジジイが大ッ嫌いで(誰のことかわかるね? 名前も打ちたくないんで。ヘドが出るほど嫌い。人間のクズだと思っている)、舞海魅星は東京女子を円満離脱した後、MIRAIにリングネームを変えスターダム→マリーゴールドとまさに狸ジジイの所を渡り歩き、先日マリー~辞めてみちのくプロレスに入ったとニュースが出ていた。
東京女子は独自路線。そして一度辞めた選手が再び上がった前例はなかった。ウナギ・サヤカが高木三四郎(DDTだが、東京女子のオーナーでもある)と絡んだ時にどうなることかと思ったが東京女子にまでは来なかった。(ウナギひまわりは元東京女子であり、ウナギ・サヤカに改名してスターダムに上がり、スターダムをクビになってフリーになり、その後はあちこちにコネ作って結構活躍中。)
こないだメキシコマットで海外遠征した中島翔子が元東京女子の白川未奈と同じリングに上がったが、あとAEWで坂崎ユカと白川未奈が絡んだこともあったが、これらは海外での話だしね。
しかし今回のMIRAIは東京女子を辞めた選手が再び東京女子のリングに上がる初めてのケースとなる。俺はこのニュースを見てちょっと複雑な気持ちにはなったけど、まぁ今のMIRAIは狸ジジイとは縁が切れてるわけだしギリありなのか…と、まぁ一抹の不安はありつつ、この件はあまり心配しなくてもいいのかどうか、んー…
と思ったら、もう1つ問題なニュースが。こっちは絶対大問題。
3.29両国大会へのSareeeの参戦である。(日刊スポーツ『【東京女子】来年3・29両国国技館大会にSareee参戦決定!5年4カ月ぶり3度目』)
個人的にSareeeって、選手としては嫌いなんだよね(垢ぬけないルックスは逆に割と好きだったりする・苦笑)。「過激」なプロレスと「危険」なプロレスの区別が出来てない奴の典型。いつだったか裏投げ問題だかなんだかで批判されてたんだっけ? 今も? スターダム上がるとブーイングって話も聞いてはいた。
思うにSareeeって3流レスラーなんだと思うよ? 強さ強さ言うなら総合格闘技行けよっていうね、でも行かないじゃん、プロレスのリングで非常に攻撃的な路線でやり続けてる。それってプロレスの上手さ(試合の組み立てとかね)、あと表現力とか個性とかがないからだと思うんだよ。そういう、プロレスラーとして致命的に欠落してるものがあって、それを「危険」と「痩せ我慢」な試合で強引にプロレスラーという職業をやってて、要は粗雑でレベルの低いプロレスなんだけど、それを「強さ」という言葉でエクスキュース(口実、弁解、言い訳)して。
アイツWWEクビんなったじゃん? 記者会見でまさにウナギ・サヤカがツッコんでて笑ったんだけどさ、その通りだと思うよ。俺も前々から思ってた。っていうかそもそもWWEとSareeeって真逆じゃん、なんでWWEがSareeeを採用したのか不思議だった。WWEはエンタメ&完全台本制なんで、Sareeeのような奴が活躍できる隙間なんか皆無なのは自明であって。でWWE所属にはなったけどブレイク出来なくて、なんかメガネにセーラー服姿かなんかでキャラ変させられてさ、それでもブレイク出来なくて、(あとWWEは頭から落とす技は禁止されてたりと、“危険なプロレス”をやることは許されない場である) やっぱり結局日本戻ってきた。
Sareee本人は契約を更新しなかったんであってクビじゃないって言い張ってるけど、ある日突然ファイアー(解雇)されなかっただけで、契約更新が成されなかったってことはクビと同じ。結局ウチ(WWE)では価値がない・通用しない、という判断だよ。もしSareeeの方で契約更新しなかったのが事実だとしても、WWEではとても続けていけないと結論したからだろう。同じ事だよ。
そしてWWEで夢破れてからは再び日本マットで「過激」と「危険」の区別のついてない低級なプロレスを繰り広げている。
だから世界一平和なプロレス団体かつ世界最高峰のプロレスリングを見せていた(今では過去形になっちゃったけど)東京女子とSareeeがバッティングすることはあり得なかった。
それが両国大会で東京女子初参戦となってしまった。
(ところがこの記事、「5年4カ月ぶり3度目の東京女子参戦となる。」と記述がある。あ、タイトルにもなってるな。俺は東京女子は2020年あたりからだったかチラチラ見始めて21年以降~24年の両国大会で幻滅するまで見続けてて、一部過去に遡っても見てたのだが、Sareeeが東京女子に上がったことがあるなど聞いたことがない。単発で上がったことでもあるの?)
東京女子、23年に始まった会社の意向(と思われる)の不自然な方向性変更に俺は冷めていったわけだが、それでもまぁニュースはチェックしてたし、東京女子の公式ツイッター(相変わらずXと言う気はない)もたまに見てはいた。
でも今回のSareee参戦は俺が本当に東京女子離れする決定打になるかもね。
会社は一体何を考えてるのだろう?
MIRAIだけならともかくだったがSareeeもという、ダブル異変は会社が23~24年に次ぐ再度の意図的地殻変動をセッティングしたといえる。
前回の方向性変更はあくまで東京女子内で無理くりな新陳代謝だったが、今回は旗揚げから一貫し続けてきた「独自路線」を今後やめていくという方向性変更なのだろうか?
…東京女子は堅実に段々大きくなっていって、22年には遂に単独での両国国技館大会開催を成し得た(俺も観に行った)。ただ観客動員は残念なもので、普段動員してる上限にもうちょっと増えた程度だった。
だからなのか翌23年は年間最大ビッグマッチは有明コロシアムと若干グレードダウンしての開催(俺は観に行かず。ちなみにこの年の1.4後楽園は観に行ってて、これは22年までの東京女子のグレードと変わらない内容の興行だった。ところが2月のタッグトーナメントから何やらよくわからないことになってきて、特にその後不自然な方向性変更が露骨になってきた)。
さらにその翌24年は再び両国国技館大会にトライ(俺も観に行った)。これも観客動員はあまり変わらずといったところ。(そしてここで前年から始まった不自然な方向性変更の決定打をやりやがったんで、俺は大幻滅して帰路についたのだった。)
で今年25年はビッグマッチは全部大田区総合体育館という有り様。明らかに後退した。大田区はこれまでにもちょくちょくやってきてる会場であり、今年は勝負かけてなかった(かけられなかった?)ことがうかがえる。
しかしいつだったっけ、来年3月に両国国技館大会を開催することを発表した。
そしてこの師走にきて、1.4後楽園でのMIRAI参戦と3月両国大会でのSareee参戦が発表されたってわけである。
今度の両国開催は攻めに出ているな。
しかし俺に言わせれば地雷を踏み抜いた。
というのはね、外様のメンツで観客動員はさして上がらないんだよ。これまでも東京女子は狸オヤジの手がかかってない範疇では他所の選手をゲストで使ってはきている。アジャコングとか水波綾とか里村明衣子とかetc. でもそれで観客動員目に見えて上がったかっていったら、あまり影響なかったと思うんだよね。ちょっとした刺激にはなるかもしんないけど、彼女らが上がってなかったとしても観客動員数は別にたいして変わらなかったと思うよ。
これは他団体でもそうだと思う。ちょっと話題にはなるけど、団体の地力とは関係がない。完全所属になったら話は別だけど、単発とか短期参戦では別に目に見える変化はない。
でもこれが完全に団体対抗戦となると話は違ってくるけど。例えば90年代に全日本女子プロレスがやった女子団体対抗戦とか、これまた90年代だけど新日本vsUインターとか。
で、何年前だっけ、東京女子代表の甲田哲也が吉田豪のネット動画にゲスト出演した時、興味深いことを言っていた。なんだっけ、キックボクシングかなんかがやった興行で、キックボクシング、ドラゴンゲート参戦、○○(←忘れた)参戦で、主催した側からすれば1つの興行でキックもドラゲーも○○も観れる、ということで当たると思ってたらしいけど蓋を開けたら観客動員振るわなかったらしい。昔だったら当たってたけど、今は時代が変わって、アイドルなんかでもいろんなアイドルが出演するイベントはお得な気がするが、今のファンは自分の好きなアイドルしか観る気なく、そういうイベントに自分の推しのアイドルが出てても、多数出演する中の一組だから出演時間も短い、それだったらそのアイドルの単独ライブ観に行くよっていう、プロレスもそうで、だからそのキックの興行は上手くいかなかったという分析。
これと前述のこれまで東京女子で外様ゲストを参戦させても観客動員数はたいして変わってないでしょって事とで、
今度の両国のSareee投入は百害あって一利なしだろう。予言してもいい。
東京女子は観客動員を上げる為に長年の矜持を破って手を出してはならないものに手をつけた。俺に言わせりゃ東京女子今度こそ終わったかな…感MAX。
このMIRAIとSareeeの投入、特にSareeeだよな、これは大失策になることが目に見えてる。ここから東京女子は坂道を転げ落ちるように没落してくのではないか?
…だから、1.4後楽園は元々観に行こうかとは思ってたが、なおさら観に行っておくべき大会になるかもしれない。
それは俺的にかつて23年の1.4後楽園を観に行って、あのあたりまでが東京女子黄金期の最後の大会だったと今にしてみれば思うわけだが、今んとこなんとか東京女子らしさが続いてはいるが、今度の1.4後楽園は(後楽園をビッグマッチと言うかどうかわからんが)東京女子らしさを残した最後のビッグマッチになる可能性大。
次のビッグマッチの3.29両国から没落と決裂が始まる…と俺はみている。
…じゃアンタに言わせりゃ東京女子はどうしたらいいのよ?というと、22年までやってきたことをそのまま続けてりゃよかったんだよ。
22年以降の年間最大ビッグマッチの観客動員みてると、東京女子の観客動員の上限っておそらく2000あたりなんだよ。だからそれを無理くり欲張ろうとしないで、そのキャパで続けてきゃいいんだよ。安定してんだからさ。
23~24年に最初の不自然な方向性変更やらかして、観客動員別に上がんなかったろ? それは俺に言わせればその変更によって東京女子のグレードが明らかに下がったからだよ。22年までのグレードでさらに進んでたなら、少しずつだが観客動員はさらに上がってったはず。(だから23年以降って東京女子が週プロの表紙になることなくなったろ? 試合レポートも減ったと思う。それは両輪のうちの「強さ」を失っていったからだよ。) おかしな方向性変更を敢行したから伸び悩む結果になった。
そしてSareee参戦によってさらに東京女子の良さは失われ、以降は観客動員は横ばいでなく減退していくと思われる。
…だからさ、結局、何も変えなきゃよかったんだよ。東京女子はどうしたらいいのか? どうしたらいいも何も余計なことしなきゃよかった、それだけ。
2026年
1/1の東京女子公式ツイッターで「このたび東京女子プロレスのチームスローガンが決定いたしましたのでお知らせします。KAWAII×DREAM×STRONG~明日が楽しみになるプロレス~」
いやぁストロングはムリでしょ、もう。
アクトレスガールズは女優がやるプロレスみたいなコンセプトで、勝敗を事前に決めていると公言し、大会・興行は「公演」と呼ばれる。なのでプロレス業界内・プロレスメディアではプロレス団体とは認められてないらしく、少なくとも週プロにアクトの試合レポートが一切載らないのはそのためらしい。
強さを失った東京女子はプロレス団体というよりエンタメイベント団体とでもいうべきものに近くなる。するとプロレス業界・プロレスメディアからの見方・認識はアクトにかなり近いものになるはず=もはやプロレス団体ではなくなる。
もし東京女子の経営が上昇中なら、会社及び甲田はこれで正しいと思ってるかしらんが、強さを失うということは、東京女子はプロレスという枠からハミ出すというより弾かれてくようになる。
…もしかして会社及び甲田はむしろその方向を意図的に指向してる!? 女子プロレスとは似て非なるもの。アイドル業界ってものがあって、アクトは“女優がやるプロレス”がコンセプトで、あとお笑いで女芸人限定のTHE Wとかいうのあるよな。女子バレーで(今はどうか知らんが)誰か選手をヒロインとして推して女子バレー人口を上げようとしたりなんてのもあるが。
2023年の途中から東京女子が会社として志向し出したのは、プロレスであってプロレスでない、“アイドルがやるプロレス”というか、でもこれもちょっと違う、競技性のない運動やアクションのある女子エンタメみたいな、なんかそういうようなものを目指してるのだろうか?
でもそれならスローガンとして掲げる言葉の中に「STRONG」はないはずなんである。
2023年以降からの東京女子がどこへ向かおうとしてるのか、さっぱり不明。
1/3に、東京女子1.4後楽園ホール大会が「指定席が全席完売となったため、当日券は立見席のみ」(アプガ(プ)公式ブログより)と知った。
ウソでしょ!? まだ迷ってる気持ちが若干あったがこれで観戦に行く気はゼロになった
「イッテンヨン後楽園のチケットはおかげさまで全席完売となりました! 当日、立見席を緊急販売します。」「南側後方のみ バルコニー不可」(1/2、東京女子 公式ツイッターより)
そんなワケないんだけどなァ…(苦笑)
いや東京女子は後楽園ホール大会をコンスタントに開催できる安定した団体であるのは確かなんだけど、後楽園ホールをフルハウスにするには4ケタの観客動員が要る。
ちなみに後楽園ホールのキャパってどのくらいだ?というと、公式サイト(東京ドームシティ)によれば「南固定席/780席 · 可動席/東:109席 西:109席 北:405席 合計:1,403席」とのことである。
でも東京女子の後楽園大会で4ケタいったことなど聞いたことがないと思うんだけど…いっても400人台だったと思うんだけどなぁ… いや記憶定かでないけどさ。キャパ5ケタ規模の年間最大ビッグマッチですら2000人くらいだった。
だから今回の完売発表、そのまま後楽園のキャパを踏まえた上で鵜呑みにするわけにいかない。
アーティストの日本武道館ライブなんかわかりやすいけど、武道館は最大キャパは14501人だが機材などの関係でコンサートの際は8000~10000人程度となる傾向がある、という話がある。
実際さぁ、武道館ライブでステージがほとんど真ん中あたりにあって(当然その背面には客を入れてない)、満員っつったってコレ客席は半分しか解放してないんだから実質的には観客動員は5000人程度でしょってライブが見受けられることがある。
プロレスの場合リングは会場中央に設置され観客席は360度なのでこのトリックは使えないのだが、後楽園はどうか?
実際東京女子後楽園大会の観戦経験があるのだが、南側の席が最も多く、東西と北は席が少ない。だから「北:405席」というのが疑問なんである。
と、1/3公式ツイートでこんなのが。「明日の後楽園ホール大会の前売券をローソンチケットにてご購入いただいた北側I列8〜12番のお席のお客様へご案内申し上げます。誠に申し訳ございませんが北側J列8〜12番のお席へご移動をお願いします。ご迷惑をおかけいたしますことをお詫び申し上げます。何卒ご協力のほどお願いします。」
これなんだろうね? 1列増やしたのだろうか? 北側はJ列が最後列?
1列何人ぐらいだったかなぁ? まぁ仮に20人とすると、A列が1列目であるならJ列は10列目であるので、20×10=200席となる。「北:405席」の半分以下だ。
あとこの「合計:1,403席」っていうのは「可動席」をどのぐらいまで広げた場合だろう? プロレスの興業でリングを真ん中にドンと設置した場合、可動席とは公式サイト発表通りの席数にはならない?
とにかくね、東京女子のいつもの後楽園大会の観客動員からいくと、今回1403席完売というのはちょっとあり得ないんである。
とか言ってたら、後日の記事で後楽園ホール大会が「【観衆】1564人(超満員札止め)」との記述があった。(後で映像で見たら北側が、通常は真ん中だけが客席で、向かって左に本部席、右に放送席があってその後ろは何もないのだが(だったよな?)、今回はその後ろにも客席を設置していた。なるほどそれで北405席の謎が解けた。)
これはますます会社は2023年からの間違った方向性変更に自信持っちゃうね。間違ってないって。でも東京女子のプロレスリングの質が激落ちしてるのは間違いないんだよ。コミカル要素は横ばいかちょっと下がった程度だけど、プロレスリングのレベルは明確にガタ落ちしてる。
で、今や問題はそれを意図的にやってるのか!?というところに推移してるといえる。
もっと言うと、2023年に方向性変更を始めた時、「強さ」がガタ落ちすることはわかりきってたはずなんだよ、よほどの馬鹿でない限り。わかってて断行したんなら、それは強さを意図的に捨ててもよいという選択をしたということであって。つまり一般的な女子プロレスの傾向(諍いやギスギスや、身体的に危険な技のやり合い)の逆張りとまでいっていいぐらいに離れてく独自路線の強調化とでもいうか。
ただ、ここで当然のように浮上してくる問題がある。“あんなの学芸会だろ”的批判だ。行き着く先は単純にいえば“試合”ではなく“演じてる”と公言しているアクトレスガールズなわけだが、似て非なるというか、アクトはそう公言しているのでプロレス扱いされず週プロなどで扱われないわけだが、東京女子は公言してないし、実際全女式ガチでやってるのではないか!?(全女式ガチ:戦いはプロレスの範疇だが、試合結果を決めないで行うという、試合結果だけがガチ。神取式ガチ:最初から最後までホントの喧嘩試合)と思われる試合もあることから、アクトと同列に扱うわけにはいかないが、現在の東京女子の試合のレベルの低さ・手ぬるさは、一般的女子プロファンからすればアクトともはや違いはない。
女子プロの視点に立つか、無視するかで、どうも無視する方向に東京女子は舵を切ってるように見てとれる感がある。
ここで思い出されるのは前に書いたことのある、甲田は東京女子をAKBや坂道のようなアイドルグループ的団体にでもする気か?というね。
今の東京女子を見てるとなんかこう、純プロレスではない、といってアイドルグループそのまんまとも異なる、またDDTとも違う、プロレスの体裁をとっているがプロレスではない何か別の新たなエンタメを作り出そうとしてるのか!?というフシがあるというか。
会社が狙ってる、もしくは開拓しようとしている客層というのが、既存の女子プロファンではなく、例えて言えば宝塚のような。宝塚ってあれ1つしかなくて競合他社がないというか宝塚で1つのジャンルというか。映画でもあるよねぇ、マ・ドンソク映画とか香港映画とかって、本来そんなジャンルねーよってとこなんだけど(笑)、唯一無二なので結果的にそう言わざるを得ないというかそう言わしめる形になっている。そんなような感じで、女子プロレス界の中の東京女子プロレスという団体ではなくて、東京女子プロレスというジャンルの開発及び普及、みたいな。
他の女子プロ団体と同じ俎上に上がる気はない。だって目指してるところがまったく違うのだから。
…ただ、そうなると不思議というか、齟齬が生じるのではないか?というか、なのは何年か前に日本プロレスリング連盟ってのが発足したろう? 新日本、DDT、全日本…その他プロレス各団体が名を連ねてるが、東京女子も名を連ねてる。でも現在の東京女子の方向性がそういうことであるなら、この枠にどうにも収まらないことになると思うのだが?
一方でどうにもエンタメが出来ないSareee投入…。
だからやってる事がブレていて、どうも狙いがさっぱりいまだにわからないんである。
1/9にネットにあがった『東京ドームの裏で起きていた“本当の熱狂” 東京女子プロレス「もうひとつのイッテンヨン」が世界を唸らせた』(ENTAME next)という記事。東京女子1.4後楽園ホール大会をベタ誉めしている。
まぁそういうわけで俺 観に行ってないんだけどさ、東京女子のツイッターで断片映像見ただけなんだけど、
たしかにメインの未詩vs鈴芽のタイトルマッチはいい試合だったもしれないが(未詩のティアドロップを鈴芽がリング・ア・ベルで切り返した場面は素晴らしい!)、それはこの2人が2021~2022年の絶頂期の東京女子の最後の継承選手だからだよ。
あとはもう『やっぱり終わりの始まりだった①』 『やっぱり終わりの始まりだった②』で書いた通りだよ。
この記事は誉め過ぎだ。東京女子が両輪のうち片輪がガタ落ちしてるのは紛れもない事実なんだから。
1/10、伊藤麻希がスターダムに入団したというニュースが!
失望した。というか怒りを覚えた、というよりかそれをさらに上回って呆れたといっていい。
存外に頭の悪いコだったんだな、と。
これがあの狸ジジイがいた頃だったら人間としてすら最低といったところだが、奴は放逐されたからかつてのスターダムと今のスターダムはまぁその意味では違ってて少しはマシになってるのかねぇ?
とはいってもプロレスリングとしてクオリティの低い全女的な(全女は元々見世物からスタートしている事、女の性格や感覚問題、さらに経営陣が試合で賭けをしていたから“全女式ガチ”があった+そのうえ試合を激化させるために裏で選手たちを煽ったりとかやってたので、全女の試合はプロレスリングの基礎がなってないガチャガチャした試合なんである)、そして全女スタイルの延長線上にあるスターダム的な試合、まぁ多くの他の団体もそうなんだけどさ。表現力の低さ・プロレスリングのレベルの低さ・派手さと危険度の高さを求める安易なバカ客への迎合・自己顕示欲などからくる、危険な技の連発・軽業大会・痩せ我慢大会に堕してるクオリティの低いプロレスの蔓延。
東京女子は唯一といっていい、その真逆にいた。伊藤もそうで、だから伊藤は異様なキャラの存在感の強さに反して技のレパートリーは地味である。それでいいし、それで成立したのは東京女子だったからこそ。伊藤だけでなく東京女子の選手たちは技の多さ・派手さではなく、技を大事にして、1つの技を進化発展させるなどしているところが東京女子のプロレスのレベルの高さの1つであり、好感度の高いところでもある。それは美徳であり矜持であった。
スターダムの試合スタイルは東京女子とはまったく違う。プロレスリングの基本をないがしろにした、組み立ても何もない試合展開。頭から落っことす技の連発。要は粗雑なプロレス。あんなものは「プロ‐レスリング」じゃない。
そこにわざわざ自ら入っていったんである、伊藤は。逆エビと頭突きとDDTとコケシ以外に何があんのよ? 技の話よ? その意味で伊藤は間違いなくスターダムではやっていけない。スターダムファンの間では伊藤は低い評価を下されるだろう。逆なのにな。東京女子のプロレスリングのレベルは高かった。もう過去形だけどさ。とはいってもね、頭から落っことすようなプロレスは今でも基本やってない。選手たちの意識なのか会社がそう決めてるのかは知らないが、東京女子で頭から落とす技(ジャーマンとか。DDTは含まない。DDTは危険度は低く危なくはないと思われる)がたまに出るのは初期メンの試合ぐらいである。トップクラスの間でないとまず出ることはない。だから逆に言えば、渡辺未詩が山下にジャーマンでブン投げられて頭から落っこった時(2022年プリンセスカップ時)、山下は未詩をトップクラスの選手と認めてる、あるいは認めたんだな、と俺は観てて思った。
しかしスターダムは頭から落とす技は通常運転。基礎的なレスリングで魅せることが出来ないから。(去年8月に東京女子がテキサス州で開催したダラス大会の時、中島翔子と渡辺未詩が試合開始から5分以上グラウンドの攻防やヘッドロックの取り合いなどオーソドックスな展開を繰り広げ、日本よりも派手好きであろうアメリカ人観客が唸って見入ったという話がある。東京女子の本領(の1つ)発揮! 強さが失われた今の東京女子で去年の話なのにそれが出来たのは、中島が初期メンバーの1人であり、未詩(及び鈴芽)が初期メンの最後の継承者だからだよ。)
あとスターダムは技や動きが派手でないとプロレスがヘタとかクオリティが低いなどと見当違いな見方をされる団体である。(本当は逆。プロレスがヘタとかクオリティが低い奴が、派手な技や危険な技にはしるんである。)
そんな団体に伊藤は移ってしまった。何考えてんだろう? 馬鹿なのか?
ポイントになるのは直接東京女子からスターダムに移籍ではなく、間に海外マットを挟んでいること。去年の8月に東京女子を辞めたんだったっけ? 1~2ヵ月後とかでなくもっと間があるんで、伊藤は辞めた当初は欧米マットでやってく気だったのではないか? 通用しなかったから帰国、でも出戻りは嫌なので東京女子ではなく、となると他所の団体…スターダム以外だと通用しなかったから帰国したのだと捉えられる、しかしスターダムに上がるとなれば勝ち組に見える。実際はルーザーゆえの帰国選択だったのに、とか?
であるなら女の浅知恵、虚栄心と言わざるを得ない。狸ジジイの新団体に青野未来が移った時にすげェ思ったんだけど。あん時に狸ジジイと風香とぶっこ抜かれてノコノコついてったアクトの選手たちについてボロクソ書いたんだけどさ、アップしなかったけど。俺 一時期アクト見てて、アクトの中で青野未来と澄川菜摘が特に好きだったんだよ実は。でも狸ジジイのとこに、しかも汚い形で行きやがったんで幻滅してさ。なんで女ってこうなんだろう、と。物事を決める時の基準に「信念」とか「矜持」とかってものがない気がする。金と虚栄心で決める傾向があると俺は感じてるのだけど?
で、今回の伊藤の行動にも似たような心象を持った。なんか伊藤って俺が思ってたほどの人間ではなかったんだな、と。
んー… スターダムも彼女の中には元から選択肢の1つとしてあったのかもしれないが、(何年前だったか、2021年とか22年とかそのくらいだったか)スターダム観に行った話をしてたことあったしな。でも端からスターダムに行こうとしてたわけではなかった。あるいは行く気だったが意図的にすぐには行かず海外でワンクッション置いたのか? でもそれは、もしそうなら、そういう問題ではない。ワンクッション置くとか置かないの問題ではなく、東京女子とスターダムはそもそも相容れないのだ。それはプロレスリングのスタイルや質もだし、人間関係もだし(スターダムはギスギスだらけ。その意味でも全女の流れを汲んでいる)。全てが東京女子と真逆。
あるいは東京女子辞めた後 欧米マットでやってたのは、危険なスターダムにあがる為の準備だったとか?
…ともかく、伊藤は東京女子だったからこそ花開くことができた。
なのに東京女子だからこそ人生が好転したことを解かってなかったし、東京女子だからこそレスラーとして成功できたことも解かってなかったわけだ。
人生において場が重要ということを解かってなかった。
福岡でもがいてる女子のままだったらそれでそのまま終わってた。プロレスに辿り着いたというより東京女子に辿り着いたからこそ人生が開花したんだよ。
他所の団体では伊藤は輝けないと思うよ。これから伊藤は嫌な思いをたくさんすることになるだろう。そして身体も間違いなくボロボロになる。
したらシレッと東京女子に戻ってきたりするんだろうか? …伊藤ってさ、これ前々から疑問に思ってたんだけど、なんか言いっぱなしなとこあるよな。IP王座から陥落した時も、その時は取り返す言ってんだけどさ、取り返しにいったためしがない。瑞希との関係も、伊藤はかつて言ってた約束を果たさないまま東京女子辞めたし。
なんか悪い意味で今しかない意識。過去ないがしろ。典型的なSNS・スマホ人種(コレとかコレ)なのか?
伊藤は今“話題かっさらった!”“勝った!”とか思ってるだろうけど、俺は眉をひそめてるけどね。俺は東京女子とスターダムは概念が根本的に異なる=対極というかね、思ってるんで、いや今はもう東京女子のフロント…誰が団体の方向性決めてんのか知らないけど、東京女子プロレスって会社自体もおかしな方向に突き進んでるからもう関係ないんだろうけど、俺の目から見るとね、伊藤は東京女子からスターダムに移籍するっていう、恩のある所に泥ぶっかけるようなことしてさ、伊藤の人間的な軽率さ・何も考えてなさっていうのかな、失望したっていうか、あぁ結局この程度のレベルが彼女の正体というか本質だったんだとわかって、失望したというか呆れたというか、俺はどうも彼女を過大評価し過ぎてたみたいだ。
東京女子Sareee参戦…
まさかね… Sareee投入は元旦のツイートのチームスローガンとやらの「ストロング」のつもり? Sareeeは全然ストロングじゃねーから! 単にプロレス下手クソな3流に過ぎないんだからさ。
一方、伊藤のスターダム移籍って、伊藤1人の独断行動だったのだろうか? それとも東京女子に一応報告あるいは相談したのだろうか? 話を通したのであれば、東京女子は伊藤のスターダムへの移籍をOKしたことになる。
…もう東京女子は「独自路線」じゃない。
その辺の団体と変わりがなくなる。そして迎合する以上、間違ったプロレスの潮流にも巻き込まれてゆくことになる。
なんか文句ばっか言ってる、それは自分の好きだったものが違う方向に進み始めたからアンチに転じたんじゃねーからな? そういうレベルの低い問題じゃねーんだよ。
東京女子は唯一無二の素晴らしさを有してた稀有なプロレス団体だった。それが凋落しだしたから苦言を呈さずにいられなかっただけであってね、変化を許容できないんじゃなくて、間違ってるものを許容できないだけ。
逆に言うと2021~2022年の東京女子は素晴らしすぎた。あの日々が、あの空間がもう2度と戻ってこないというのが哀しいだけ、あれだけ積み上げてきて遂に結実した素晴らしいものを自ら簡単に棄てた神経が理解できないってだけであってさ。
まぁ馬の耳に念仏なわけだけど。今年の1.4後楽園大会の立ち見まで出た盛況ぶりで、己を省みるはずなどない。
もしもだよ? 甲田とか東京女子のフロントが俺の批判エントリを読んでたなら、どうだ見たか!って思ってるだろうけど、いやいや大事なもの失ったから。商売だから観客動員とか興収は当然大事なんだけど、もっと大事なのは内容だよ、って話を俺はしているんであってね。売上よければそれでいいのか? それじゃもはやただの金の亡者だろう。かつて東京女子が実現していたものは、もっと違うものだったのに。
(ところで東京女子ってフロント変わった!? 今でも代表は甲田となってるようだけど、元旦に発表したチームスローガンとやらとか、あとさらに去年の8月にリーダー制を採用とかって初代リーダーに山下就任ってやつもだし、なんか今までなかった、それって意味あんの? っていう意味不明な妙なことやり始めてるよな… さらに遡ると東京女子が極めて不自然になったのは23年から。それでふと東京女子のフロントってそのあたりから変わった? って疑問が浮かんだんだけど。)
俺が今後東京女子や女子プロレスを取り上げることはもうないかもね。スターダムにドン引きして東京女子に乗り換えたけど、東京女子の外ではマリー~が出来る時に胸糞悪いもの散々見せられてさ、ところが信じられないことにぶっこ抜かれたアクトはその後マリー~とコラボしたり、スターダムも右肩下がりになってくと思ったら今やあんなデカくなって、でもそんな中でも東京女子はプロレス界の、だけでなく嫌な世の中においても、サンクチュアリだったんだよ。それは独自路線だったからこそなんだけど、どうも迎合していく方向性に舵を切ったようだし。結局東京女子もそうなってくか…っていう、もうサンクチュアリではなくなったし、いい加減女子プロレス界というものに嫌気がさしたっていうかさ。