日本保守党は13日、国会内で会見し、〝筋肉弁護士〟こと桜井康統弁護士が百田尚樹代表や有本香代表代行兼事務総長らを詐欺容疑などで刑事告発した後に撤回した虚偽告発騒動を巡り、対抗措置を取ることを明らかにした。

 有本氏は「桜井康統という弁護士が保守党の百田代表や有本事務総長を詐欺容疑で刑事告発して、会見をYouTubeで配信した。保守党としては事実無根の訴えでとんでもないこと。すぐさま対抗措置を講じるべく準備していたところ、翌日に虚偽であったと謝罪する動画をまた配信する大変由々しき事態があった」と切り出した。

 桜井氏は今月8日に司法記者クラブで会見し、保守党が違法に寄付金を集めた詐欺罪や政治資金規正法違反の疑いがあるとして、刑事告発したと発表した。ところが、翌日、自身のYouTube上で、依頼者となる告発者の情報を精査できておらず、疑惑の事実が確認できなかったとして、全面的に撤回し、謝罪していた。

 有本氏は「いやしくも弁護士が他者に根拠のない疑いをかけて、刑事告発したという体で記者会見まで開いて虚偽の内容を流布した。一部メディアがネット上の記事にして、ある程度広まってしまった。保守党にとって深刻なイメージダウンを図られたということはいうまでもない」と指摘。YouTube上では謝罪した桜井氏だが、この日までに保守党側に直接、説明するなどの連絡もないという。

 有本氏は「顧問弁護士と緊急に相談して、今日、警察の方に相談に出向いて、対抗措置を取るべく準備を進めている。公党で、批判されたり、説明を求められることはあるのは当然だと思っているが、全く事実無根で百田や私だけでなく、7万人に及ぼうとする党員の心情、名誉を著しく傷つけ、たまたま選挙というような話も出てきて、甚大な悪影響を及ぼすことについて全く看過できない。きちんと決着をつけていく」と語気を強めた。

 百田氏も「人間は誰しも間違いはあるが、今回は単に間違いと言えるものなのか。なんらかのわれわれに対して、イメージを落としたいということがあったかなというふうにとらえられても仕方がない」と怒りをにじませた。