「メロディリユニオン」は、国際基督教大学(ICU)の軽音楽サークル「メロディユニオン」のOB・OGたちがFacebook上で再び結集し、イベントやライブなどの活動を行っているグループ。活動の中心的役割を果たしている田中伸輔さんと大西錦城さんに話を聞いた。
グループ誕生のきっかけは、2011年7月、田中さんらが主催したライブイベント「メロディリユニオン」だった。ライブを見に行った大西さんは、ライブ後の打ち上げの席で、先輩から「これからこのイベントを定期開催する。ついては君らも出演するように」と言われたという。当時、大学時代の後輩たちを率いて音楽合宿をしていた大西さんは、「それなら、上の世代と下の世代をつないで1つの団体にすればよいのでは?」と思い立った。その後、サークルOBの1人から「連絡のツールとしてFacebookを使ってみては?」という提案があり、2011年の冬に「メロディリユニオン」というグループを作ったところ、わずか1週間で70人ものOB・OGが集まった。
現在のメンバーは、86人(2013年1月20日現在)。年に3回程度のライブのほか、2012年の秋には河口湖のスタジオ付きペンションで60人から成る合宿を敢行した。「子連れで参加するメンバーもあり、その子供たちがまたバンドを始めたりしています。子供たちは我々とは全然違う音楽をやるんですが、『ギターがいないからちょっと手伝って』と声がかかることもあり、そのときは喜んで参加しています」(大西さん)。2012年末には、ついに現役世代のバンドが合流、創部世代から現役大学生まで、30数世代に及ぶネットワークが完成した。
Facebookグループでは、YouTubeの動画を使ってバンド同士がそれぞれのライブ告知や報告をしたり、イベント機能を使って参加者を募ったりしている。メロディリユニオンとして開催したライブの写真も、グループ内に公開し、みんなで楽しめるようにしている。
Facebookグループを使うメリットについて尋ねると、「名前と顔が一致することですね。僕は人の名前を覚えるのが苦手なんですが、Facebookなら顔の写真と名前が並んでいるので、自然と覚えられました」と田中さん。「グループの力がどんどん膨らんでいっている。本当なら、年を経るごとにこうした活動はしぼんでいくはずなのに、むしろ勢いは強まっているように思います。それは、Facebookがあったからこそ。リアルだけでもやれたでしょうが、ここまでは広がらないし、スピードも出ない。リアルとバーチャルの両輪があってこそ、これだけ広がったのだと思います」(田中さん)という。
今後、さらに会の結束が強まり、それが素晴らしいライブパフォーマンスへと昇華されていくことだろう。
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