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日高報知新聞

78年の歴史に幕 荻伏中閉校式 来春の町内3中学校統合【浦河】

全校生徒の合唱「HEIWAの鐘」と「生きている証」

 浦河町立荻伏中学校(中西一繁校長、34人)の「閉校式」が13日、同校体育館で行われ、在校生や保護者約100人が参列し、学校生活の思い出を胸に、慣れ親しんだ校舎に別れを告げた。来年4月1日には、町立学校の適正規模による再編計画により、浦河第一中に荻伏中と浦河第二中が統合され生徒200人を超える学校として新たにスタートする。

 同校は、1947年(昭和22年)5月に荻伏中学校(187人5学級)として開校したのが始まり。最大生徒数は、63年(同38年)の401人。84年(同59年)に野深中と統合。その後、少子化の影響により生徒数の減少傾向が続き、2020年から全校生徒数が40人を下回っている。卒業生は4500人を超えている。

 国歌・校歌斉唱の後、池田拓町長は、「これまで学校を支えたこられた歴代の校長先生を始め、教職員や地域、保護者の皆さんに心から感謝申し上げる。地域に根差した教育を実現し、多くの思い出と誇りを残してくれた。環境づくりや環境保全について豊かな感性や心情を育てる環境教育や地域の人を講師とした荻伏語ろう会、学校運営協議会が中心となった防災活動を実施するなど、地域の資源を包括的に活用した教育活動を推進してきた。少子化の進行や社会の変化によりやむを得ず閉校を迎えることとなり、その決断は未来への新たな一歩であります。本校で培われた学び、絆、誇りはこれからの地域教育の礎として確かに受け継がれていくと信じている。生徒の皆さん、地域の皆さん荻伏中の精神を胸に、それぞれの場で力強く歩みを進めてほしい」と式辞。

中西校長(右)と川潟乃悠さん(左)から、池田町長(中央)に校旗返納

 第28代校長の中西校長は、「78年間、昭和、平成、令和と3つの時代を駆け抜け、さまざまな教育活動を通じて、皆さんのご指導、ご支援をいただき荻伏中の伝統文化を作り上げてきた。今年度の体育祭、学校祭などの学校行事ではいくつもの役割を前向きに担い成功を収めるために全力を尽くす姿は、荻中の最後にふさわしくさまざまな場面で一人ひとりが躍動した1年となった。常に支えてくれた先生方や地域の皆さんにお礼申し上げます。荻伏中は閉校しますが、ここで過ごした皆さんの思い出は決して消えることはなく、ここにいる全ての皆さんの一人ひとりの心の中に生き続けることでしょう。78年間にわたる荻伏中の教育活動の推進に尽力いただきました全ての方々に感謝を申し上げたい」とあいさつした。

 来賓として、小林雄志道議や櫛引麻美PTA会長、上田正則荻伏市街自治会長、町議会議員らが参列し、代表して小西晃日高教育局長と米谷友光町議会議長からあいさつがあった。

 生徒を代表して藤原すなお生徒会長(2年)は、「来年の3月で荻伏中は閉校し、浦河第一中に統合になると知った時、各行事を始めさまざまなことが思いだされました。授業では、一瞬の気を抜くことなく話し合いをしたり、発言をしたり集中力が高められました。部活動では、常に人数不足に悩まされながら、少数精鋭でさまざまな大会で活躍し記録を残してきました。あいさつ運動と歌声活動が長年育まれており、荻伏中の伝統と言われています。春からは、3年生は進学する高校で、1、2年生は浦河第一中で新しい生活が始まります。新しい仲間や新しい環境など慣れるまで時間がかかると思いますが、荻中の伝統を忘れることなく新たな生活に向かっていきたい。そして自分の新たな場所で一歩ずつ前進していきたい」と別れの思いを伝えた。

 この後、全校生徒の合唱「HEIWAの鐘」、「生きている証」の伝統の歌声が体育館に響いた。

 最後に、中西校長と生徒を代表して川潟乃悠さん(1年)が荻伏中学校の校旗を、池田町長に手渡し、78年の歴史に幕を閉じた。

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