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日高報知新聞

78年の歴史に幕閉じる 浦河第二中閉校式 来春の町内3中学校統合で【浦河】

ふるさとを合唱する浦河第二中の全校生徒

 2026年(令和8年)4月に町立浦河第一中学校と荻伏中学校と統合する浦河第二中学校(森真治校長、生徒19人)の閉校式が7日、同校体育館で行われた。生徒や保護者、地域住民、来賓らが参列し、長年親しまれた校舎に別れを告げた。

 同校は1947年(昭和22年)5月1日、西舎小学校の併置校として開校。西舎牧場や杵臼、東幌別、西幌別の生徒85人が小学校の廊下や牧場柏会館を借用して学んだ。49年(同24年)には旧通信隊兵舎の払い下げを受け、校下保護者の奉仕により教室と職員室を備えた80坪の独立校舎が完成。66年(同41年)には浦河第三中学校と統合し、翌67年(同42年)に現在の浦河第二中学校として開校した。

 式辞で池田拓町長は「同校は地域の学び舎として多くの子どもたちを見守り、社会で活躍する人材を送り出してきた。町民の誇りであり、長年支えてきた教職員や地域、保護者の皆さんに心から感謝したい」と述べた。さらに「閉校は寂しさを伴うが、これは終わりではなく新たな未来への出発点。築いてきた伝統と絆はこれからの教育と町の未来に受け継がれる。生徒には、学んだこと、友と支え合った日々を胸にそれぞれの場所で力強く歩んでほしい」と述べ、来賓の小西晃日高教育局長、米谷友光町議会議長があいさつした。

 森校長は「これまでに本校を支えてくれたすべての皆さんに感謝する。歴代の教職員が築いてくれた教育実践の積み重ねが誇りとなっている。また、本校は幌別地区に根ざし文化や産業、自然と共に歩む“地域密着型”の学校として、生徒たちは知識だけでなく、人とのつながりの大切さを学び、豊かな心を育んできた」と述べ、「人とのつながりや自然との共生、地域を思う心を忘れずに誇りをもって生きてほしい」と生徒に呼び掛けた。

 生徒代表で大﨑優奈生徒会長(2年)は「多くの生徒がこの校舎で学び成長し、夢を描いてきた。その歴史が今日で一度区切りを打たれると考えると胸の奥からこみあげてくるものがある。学校で過ごした日々は忘れられない宝物で過ごした日々を彩る大切な思い出。支えてくれた先生方、地域の皆さん、保護者の皆さんに感謝する。閉校は寂しいが、学びや出会い、絆は心の中に残る。新しい学校や環境には不安があるが経験を力にしてこれからも成長していく」と述べた。

池田町長に校旗を返納する秋山さん(左)と森校長(中)

 式の最後には全校で「ふるさと」を合唱。続いて3年の秋山美來さんと森校長が池田町長に校旗を返納し、78年の歴史に幕を下ろした。

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