『SPARKLE DAYS / DayRe:』の作詞作曲編曲を担当しました

お疲れ様です!ハマダです。流石に夏ですね🍉

SPARKLE DAYS / DayRe:
作詞作曲編曲を担当しました!やったー!

#モノコン2024 「空想アニメ賞Vol.2 」

YOASOBIの原作小説などでお馴染みmonogatary.comという小説投稿サイトが主催する #モノコン2024 「空想アニメ賞Vol.2 」という小説コンテストがございました。"もしもアニメになったら…"という空想のアニメ原作を募集するこちらの企画で、大賞をとなった作品「YELL!」の主題歌として制作させて頂きました。

作品タイトル
「青藍の空、君にエールを!」

原作
粟生深泥(「YELL!」)
https://monogatary.com/story/486218

ストーリー
市台高校1年生の瑛梨は、入学式で見た応援団部の演舞に胸を打たれる。
その光景が忘れられないまま、部活動の入部先を悩んでいたところ、
幼馴染の沙耶に後押しされるように応援団部の部室へと足を運ぶことに。
部長の綾里、マネージャーの詩音から歓迎を受け、憧れの綾里を目の前に、緊張する瑛梨。
さらに姉の詩音に呼び出されてやってきた円香も加わり、応援団部5名の部活動生活が幕を開けた。

作品の設定資料(空想です)などをまとめたスペシャルファンブックとドラマCD(これは空想じゃないです)に、主題歌も付きます。OP映像も作られました。凄い企画です、夢がありますね。スペシャルファンブック+ドラマCDは以下よりご購入いただけます。

ということで原作やドラマCDの脚本から着想を得て、キャラクター達の背中を押せるような曲をと思い制作しました。楽しかったです!!作詞・作曲・編曲を全てやらせてもらってるというのがミソで、歌詞に合わせて展開変えたり編曲に引っ張られて歌詞が出てきたりと、全部やらせてもらえるからのアプローチが出来たかなと思います。

制作過程

まず作品を何周も読み、気になったキーワード、伝えたいことや描きたいことを自分なりに抽象化・言語化していきます。そして、それらが物語になるように組み立てて…というような作業でした。

ドラマCDのキャストと主題歌の歌唱を担当されたのがミュージックレイン3期生のユニット、DayRe:の皆さんです。依頼を受けたのはデビュー前だったので、いよいよユニットとして活動がはじまる彼女達の境遇とも重ねられるような曲になればというオーダーも頂きました。コロナ禍を経て様々な苦労があったと話を伺いました、なるほどなるほど。

作品とDayRe:の重なる点として「現実の不条理さ」「経験の肯定」「未来への志向性」を軸に組み立てていきました。各要素で細かくはもっとあるのですが、あとはストーリーにのせて、えいやです。

楽曲としては明るくキャッチーなという要望で、ミディアムテンポくらいに落ち着きました。自分のバンドの「ポップコーンベイビー」という曲がセルフリファレンスになってます。ポップコーンよりも生楽器に寄せるイメージで、爽やかキャッチーな曲を目指しました。ルーツ的には2010年頃よく聴いてた邦ロックな気がします、自分にとっての青春感ですね。

それでは細かく見ていきます。

各パート解説

・イントロ
結局私は「キメ」が好き過ぎるんですよね。いろいろ試して一番しっくりきたのがこの「キメ」を具現化したようなイントロでした。ど頭のハイハット6連符は10% roll, 10% romanceですね、いつかやってみたかったんですこれ。曲中でⅣm/Ⅴというコードが度々出てきますが、この時期の個人的なトレンドです。経過音的に使ってます。この記事書いてる今はⅣdim/Vの方が使う。

・1A
ここウキウキで好きです。原作小説の冒頭から、新学期に通学路を往く「これから何か始まる」感をイメージしています。通学路、歩いてます。
Rのギターがなんかコチャコチャなんかやってるのですが、これ自分の癖らしいです。最近気づきました。ミュートしながら弾くの好きっぽいです。左がバッキング、右がリードギターでなんかリフ弾いてる、という形式も自分が学生時代に聴いてた曲から学んでず〜っとやってることですね。

・1B
Ⅲm始まりなの良いですよね、好きです。
Rで鳴ってるサックス、音源買いたてで使いたかったので入れました。今回ブラスはトランペット×2、アルトサックス、バリトンサックスという不思議構成です。
今回5人歌唱を活かした要素が欲しい〜とオーダー頂いていたので、「何回も」ってそれぞれに言ってもらいました。1番と2番で歌う順番が違うので、ライブでもやる時覚えるのムズそう過ぎてごめんなさいと思っています。
女性歌唱で一人称「ぼく」なのめっちゃ好きなんですよね、よくやっちゃいます。

・1C(サビ)
サビはもうⅠ始まりのど真ん中👊ってイメージです。主人公たち走ってるし、空も映ってます。校舎とか水道とか部室とかも映ります。
今までサビ頭でバーン!みたいなメロを書くことが多かったのですが、「もしかして頭にピーク来なくても良いメロディになる??」と気づき、模索しながら作ったメロディです。この曲では低→高の跳躍をサビ2拍目に持ってきてます。もっと後ろに持って来れる気もする。自分が良いなと思う範囲が拡張されてくのは、本当に有意義です。音楽ってまだまだやり込み要素あるらしい。

・1D
サビの後にメロが続くの好きです。作曲ってのは、好きコンボで作っていくわけですわ
切ない4536系ですね、ヒロガリズムとかでもやってるアプローチです。回想っぽい感じにしたかったので、ここだけボーカルのディレイ追加してもらってます。途中の「届け〜」ってやつ思いついた時優勝を確信しました。「怖くても手放して」というフレーズが気に入っています。

・bridge〜2B
短ぇ間奏を経て2Aに突入。このセクションとーっても気に入ってます。2Aでハーフにするぞ!と決めて夢中でドラムを打ち込みました、楽しかった。スネアのディレイみたいなやつ、やってみたかったんです。
2A'、2Bが1番と同じなのも効いてますね、変化を入れたから元に戻る気持ちよさがあります。繰り返しの美学。

・間奏1
ここで1Aの進行がもう一回来るのめっちゃ良くないですか!?!?!?初心に立ちかえる感じというか、大切なものは最初からぼくらの中にあったことを再認識するようなイメージです。

・間奏2
変な進行で無理矢理転調した!!
いや、そんなに変な進行では無いのですが…Key FからKey E♭に-2の転調をしています。
前半は以下のような進行をしています。

画像
Am7-5→Daug(-9)→Gm7→G♭7(9,13)

大元は4536系で、そこから派生したⅤ♭から落ちる下降クリシェがベースになってます。強進行感出すために属調からDを借りてきた〜って解釈してます。
なので結論、自分は4536の代わりに使っています。弦のトップラインは4536をもとに考えました。

で、BメロがAm7で始まるので、代わりにAm7-5になってもハマるのでは〜と思った次第です。結果、ハマりました。きもちぇ〜

・2C'
ラスサビ下転調だ!またやってしまいました、すみません。でも間奏で下に転調したので、必然性があるということで。ここのボーカルのニュアンス、とても素敵ですね。内に秘めていた想いが爆発するニュアンスが最高です。

・2C
元のキーにもどってまたキメだ!ここのボーカル、「あっこっがーれにっわーー!」って歌ってもらってて嬉しいです。キメは思い出なのでみんなで揃えれば揃えるほど良いとされています。

・2D
最後の早口で捲し立てるとこ、凄いですねこれ。シン・サビかも。ここにピークが来るように構成を組みました。ソニーの担当の方がこの部分を偉く気に入ってくださり、長文の感想が送られてきた後に電話でも感想を伝えてくださり、何か似た匂いを感じました。感想ってなんぼ言われても良いので、嬉しかったです。
小説の最後のシーンをイメージしながら、独白のように抱えていたであろう言葉を吐き出してもらいました。えり先輩ってばシャイだから。こういうアイデアって原作ありきなので、書かせてもらえて本当によかったと改めて思います。

・アウトロ
満を持してイントロをもう一回使ってフィニッシュです。同じフレーズでも、流れによって聴こえかたが変わるのが音楽のおもしれーところですね。


ということで、Good Songを作る機会を頂きとても光栄でした!
自分、主題歌もっと作りたいです!引き続きよろしくお願いします!
(こういうのってどんどんアピったほうがいいと先輩に教わりました)

おわり


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『SPARKLE DAYS / DayRe:』の作詞作曲編曲を担当しました|ハマダコウキ
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