三幕構成とストレス耐性の話
前からうっすら思っていて、先日映画を観ていて確信したことがある。
ハリウッドシナリオによくある三幕構成はストレス耐性のある人向けの構成だということだ。
三幕構成とは、ざっといえば「上げて落として上げる」ストーリー構成のことだ。
起承転結に似ているが、中間部で主人公らの境遇をどん底まで突き落としてから最後に盛り上げるというところが異なる。
そこで、先日観ていたとある邦画には三幕構成におけるどん底まで突き落とした展開がないということに気づいた。しかし評判は上々なので、やはり三幕構成を守ることが良い作品の十分条件ではない。
ある程度の波は必要ではあるが、物語の開始時より主人公の境遇が窮地に陥るという構成には視聴者側にも負荷がかかる。この心的負荷を心地よいと感じるか、過剰な負荷で嫌悪感を感じるかは人によるのだと思う。
よく、物語のターゲット層についての議論をしている人が多いが、それは男性向け、女性向けといった外側の属性だけでなく、「ターゲットとなる人のストレス耐性がどの程度であるか」、「どの程度のストレス耐性の人をその作品の顧客として設定するか」ということが重要である気がしている。むしろ、わかりやすい外側の属性よりもこちらの方が重要度が高いのではないだろうか。
〔三幕構成の資料サイト〕
三幕構成とは|おすすめ本とハリウッド式メソッドを紹介||創作の道具箱~物語作りのお役立ち情報~
https://www.small-trickster.com/three-act-structure/
三幕構成〔ウィキペディア〕
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%B9%95%E6%A7%8B%E6%88%90



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