三重県の桑名市総合医療センターで令和4年、急性心筋梗塞で搬送された市内の男性=当時(71)=が鎮静剤を投与された後に亡くなり、センターが遺族に賠償金約1700万円を支払っていたことが13日、センターへの取材で分かった。調査した県医師会の機関が「投与方法に問題があった」と認定していた。
センターによると、男性は4年10月18日に搬送され、人工心肺装置ECMO(エクモ)を装着し、カテーテル治療などを開始。同20日にチューブが抜けるのを防ぐため、体の動きを抑える鎮静剤「プレセデックス」を3ミリリットル投与され、容体が急変して死亡したという。
県医師会の調査は、薬の投与スピードが速く、定められた使用法が守られなかったと指摘。死亡との因果関係について「責任がないとは言えない」と結論づけた。センターは遺族側に謝罪した。
センターでは、昨年10月に患者を取り違えて採血と輸血をしていたことも判明している。