生徒間のトラブル、けんかで決着? 動画拡散で「混乱」市教委が謝罪
福岡県直方市の市立中学校内で、男子生徒が別の男子生徒に暴行する動画がインターネット上に投稿され、市教委は13日、動画は、生徒同士のけんかの一部を撮影したものだったと説明した。「当該生徒らの関係は改善しており、いずれも登校を続けている」といい、いじめなどがなかったか学校で引き続き調査するという。 ■いじめなかったか、引き続き調べる方針 動画は10秒ほどで、X(旧ツイッター)などで拡散された。倒れた生徒の腹部を別の生徒が拳で殴ったり、尻や首付近を蹴ったりしている。 当事者への学校の聞き取り調査によると、動画は昨年5月ごろ、校舎内で放課後に撮影された。 生徒間の「いやがらせみたいなことをされている」とのトラブルをきっかけに、当事者間でけんかで決着をつけることで生徒たちが同意。当事者同士が最初にけんかをし、その決着がついた後に、勝った生徒に別の生徒が「俺とやろう」と手を出し、殴り合いになった。その後、一方的な展開となったという。 動画は2回目のけんかの決着がつく直前の10秒ほどを切り取ったものだという。現場には複数の生徒がおり、その一人が動画を撮影したとみられる。 同校の生徒の保護者から学校に連絡があり、初めてこの事案を把握したという。 13日に関係者や職員に事情聴取したほか、生徒集会を実施し、校長から謝罪やお願いなどを行った。市教委は、スマホやSNSの取り扱い、ルールや指導の徹底、感情的な暴力行為などの防止の徹底を校長会で指導した。会見で山本栄司教育長は「被害を受けたお子さん、動画の拡散で混乱を招いたことに謝罪申し上げます」と述べた。(岩田誠司)
朝日新聞社