前職の小川晶氏が再選を果たした群馬県前橋市長選から一夜明けた13日、山本一太知事は定例会見で改めて「市民の民意で再選されたことには敬意を示したい」と述べた。その上で、選挙を巡って丸山彬氏を支援した一方、小川氏を批判した自身の言動について「1%の後悔もないが、世の中の厳しい見方と、市民の考え方にこれだけ差があったことを見誤ったのは反省材料」と振り返った。

 知事就任から6年目を迎えた山本知事は、「自分の中に慢心や油断は全くないつもりでいるが、知事の活動に全身全霊で当たってきたことで、国会議員時代に行っていた市民、県民の中に飛び込んでいくことができていなかった」と言及。そのことで、「(小川氏の一連の問題以上に)しがらみや利権の絡むような政治に対する市民の不信感や嫌悪感をすくい取れなかった」とした。

 また、山本知事が連日、小川氏を批判する持論を自身のブログで展開していたことが同情票につながった可能性があるとの指摘に対し「いじめていると捉えられ、判官びいきで動いた部分もあるとしたら、丸山陣営に迷惑をかけたと思う」と述べた。

 今後、小川氏には「前橋のために頑張ってほしい。疑惑、イメージダウンを解消するために努力し、納得のいく説明をしてほしい」と求め、知事と市長としての関係性については「淡々とお付き合いをしていく」と述べるにとどめた。