「ラブホテル面会」という前代未聞のスキャンダルで辞職した前橋市の小川晶氏が、出直し選挙で再選を確実にした。一方で、学歴詐称問題に揺れた静岡県伊東市の田久保真紀前市長は、有権者の厳しい審判を受け落選した。ほぼ同時期に発生した二つの女性市長スキャンダル。なぜ一方は許され、一方は拒絶されたのか。SNS上の反応や識者の見解を交え、その明暗を分けた「決定的な差」を考察する。
「私的過ち」を政策とスピード辞職でカバーした小川晶氏
前橋市長選の結果は、多くの有権者にとって「驚き」と「納得」が入り混じるものだった。小川氏は既婚の元市職員とラブホテルで度々面会していたことが報じられ、「男女の関係はない(公務外の相談)」という苦しい釈明に追われた。常識的に考えれば政治生命を絶たれかねない不祥事だ。
しかし、彼女の対応は迅速だった。批判が高まると潔く辞職を選び、退職金も受け取らず、即座に出直し選への出馬を表明した。これを一種の「禊(みそぎ)」と捉えた市民も多かったようだ。SNS上ではX(旧ツイッター)で、「言い訳は苦しいが、逃げずに信を問うた姿勢は評価できる」「プライベートな醜聞より、給食費無償化などの実績を重視した」といった声が目立った。