マンガッタンⅡ、ラストラン 石巻駅でセレモニー ファン大挙「寂しい」

ホームで「出発進行」の合図を出す三笠石巻駅長(右)ら           =7日午後0時45分ごろ、石巻市のJR石巻駅

 石巻市ゆかりの漫画家、故石ノ森章太郎さん(登米市出身)の人気キャラクターを車体にあしらった仙石線の列車「マンガッタンライナーII」が7日、ラストランを迎えた。JR石巻駅でセレモニーがあり、多くの家族連れや鉄道ファンが駆けつけ、17年にわたり沿線を盛り上げてきた列車の引退を惜しんだ。

多くのファンに見送られ、ラストランへ石巻駅を出発するマンガッタンライナーII

 列車は2008年9月デビュー。4両の車体に「仮面ライダー」「サイボーグ009」などのキャラクターをラッピングしている。今年3月に引退した初代ライナーと同じく、車両老朽化や新型車両「E131系」導入を受け、JR東日本が引退を決めた。

 列車はこの日、石巻-あおば通間を1往復した。このうち下り列車は午後0時15分ごろ、石巻駅に到着。ホームで大勢のファンが横断幕や手作りのメッセージボードを掲げて出迎えた。

 乗客で仙台市青葉区の旭丘小2年矢内浩弥さん(7)は「仮面ライダーが描かれた車両が特に好きだった。赤色の座席も気に入っていた」と笑顔。父卓仁(たかひと)さん(46)は「石ノ森萬画館に行く際などによく乗っていた。引退は寂しい」と話した。

 午後0時45分ごろ、三笠亜希子駅長らの「出発進行」の声と警笛を合図に、最後の運行となる折り返しの上りあおば通行きが出発。ファンが小旗や手を振って列車を見送った。

 三笠駅長は報道陣の取材に「引退は悲しいけれど、列車にありがとうと伝えたい」と話した。住民や鉄道ファンから、新型車両へのライナー導入を求める声が出ていることについては「地域の皆さんと一緒に考えていきたい」とした。

 同日は石巻駅前にぎわい交流広場では記念イベントもあり、石巻市出身のアニメソング歌手遠藤正明さんのミニライブや、列車ゆかりの駅長らによるトークイベントなどが行われた。

 マンガッタンライナーは、仙石東北ラインの「風」「夢」の両編成が引き続き運行されている。

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