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新入社員に「安定タイマはどんな時に使いますか?」と問われ、即座に言語化できない設計者は危機感が欠如しています。 感覚でプログラムを組む段階を脱し、論理的な裏付けを持つべきです。 主要なチェック項目を以下に記すので参考にしてみてください。 安定タイマの鉄則 1. 目的は「信号のバタつき」を防ぐこと センサが反応する瞬間、機械の振動などで信号が細かくON/OFF(チャタリング)することがあります。 この一瞬の乱れによる誤作動を防ぐのが、入力安定化の本来の役割です。 2. 動くものの検出には「必ず」入れる シリンダの前後進センサなど、動作に関わる信号は、たとえ設定値が0であっても回路としてタイマを挟むのが鉄則です。 後から調整が必要になった際、プログラムを書き直す手間を省けます。 3. 「物理的な静止」を基準に時間を決める センサが光った瞬間ではなく、ワークの跳ねや機械の揺れが「物理的に落ち着く時間」を考えてタイマ値を決めます。 機械の遊びや、停止後の反動まで計算に入れるのがプロの視点です。 4. 安全に関わる入力には絶対に使わない 非常停止ボタンや安全扉、機器のアラームなど、命に関わる信号にタイマを挟んではいけません。 これらは「異常」を即座に検知し、瞬時に停止させるのが大原則です。 5. 次の動作に移る前の「停止確認」 「止まっていること」を確認する信号には必ず安定化処理を入れます。 確実に停止したことを担保してから、安全に次の動作へつなげます。 6.タイマの種類と設定値の注意 反応を速くするために「高速タイマ」を使いますが、設定値が短すぎると(K1など)動作が不安定になります。 余裕を持った設定を心がけてください。 7.センサが片側しかなくても枠は作る ストロークの都合などでセンサが1つしかない場合でも、プログラム上は「行き」と「戻り」両方のタイマ枠を用意します。 将来の改造やデバッグがスムーズになります。 8.吸着とブローはワークの重さを考える 大きなワークは離れるのに時間がかかり、小さなワークはエアーが強すぎると飛んでしまいます。 ワークの大きさや重さに合わせて、最適な時間を現場で調整します。 曖昧な定義はみんなが不幸になるだけです。 一つでも多く前提条件を決めて楽に仕事しましょう!
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