三連休の中日、

ひとりで牛久大仏に行ってきました
「どうせ空いてるやろ」と高をくくっていたら、牛久大仏の胎内めぐりは入場20分待ち。
しかも、大仏の中に入ったら入ったで、強風にあおられ揺れるわ揺れる・・・・!
ほかとは違う巨大仏体験を味わった牛久大仏レポートです。
よく牛久の話になる
私は仏像が好きなのですが、巨大な仏像がことに好きです。
なぜかと聞かれると困りますが、やっぱり「でかい」からでしょうか。
埼玉県の鳥居観音や、台湾の佛光寺の坐像の話をすると、十中八九「牛久大仏は行ったことある?」と言われます。
やさしい人たちが、わざわざ自らの「巨大仏」の引き出しを大急ぎで探ってくれ、ほぼ空っぽの中から取り出してくれる、それが「牛久大仏」です。
実は私は牛久大仏を見たことすらありませんでした。
やさしい人たちの必死のコミュニケーション対応にも関わらず、私は「見たことも行ったことないです」と突き放すほかなかったのです。周りからしたら寄り添い損です。「広げられないんやったら、カレーとラーメンの話しろや」って感じですよね、きっと。
そういうこともありつつ、自分でもいつか行ってみたいとは思っていたので、3連休の中日にひとりで行くことにしました。
牛久は遠い
車もバイクも免許を持っていない私の一人旅は公共交通機関一択。
都内からのルートを調べてみると、牛久大仏まで電車とバスを乗り継いで2時間。
10:30起床(わけなく寝坊)、11:30に出発。
JR牛久駅に到着。バスに乗り換えです。
着席して発車を待っていると、「申し訳ないが、今乗っているバスは突如運行中止になったので、別のバスに乗り換えてほしい」と車内アナウンスが流れてきました。
運転手さんが、詳細を伝えるのが面倒くさかったのか「このバスは故障しているので、隣のバスに乗り換えてください」と呼び掛けていました。「まもなく爆発するので」くらい緊張感のある説明。
乗り換えたバスは無事発車。駅の近くはお店も多かったのですが、道が進むにつれて、民家や工場の比率が大きくなっていきます。
街からだいぶ離れたな~と感じた頃、バスが道を折れると、牛久大仏の横からの姿がどーんと登場。
肝がヒヤッとしました。デカすぎて遠近感がまるでつかめません。
巨大仏に突然でくわした時あるある:「『あれ?私死んだ?』と思う」が今回も発生しました。
牛久浄苑で降りる
牛久大仏の最寄りではなく、大仏を囲む霊園近くのバス停で降車。

お墓のほかは何もない土地に、スコーンと大仏が抜ける風景。
いろいろ大仏を見てきましたが、こんなにも周りに何もない大仏は初めてです。「急」な感じがすさまじい・・・。
目立ちすぎる目的地に向かい、テーマパークの入口に到着。

園内では、お花や動物とのふれあいも楽しめるようです。(地図のむこうにも牛久大仏)
も、ものすごいサービス精神・・・!3D映画ゾーンや、クジャクの檻があった台湾の佛光寺を思い出します。新しいお寺は、「とにかくいい思い出を持って帰ってもらおう」という気概を感じます。
実際、チケット売り場には10人以上のお客さんが並んでいました。
人気です。
正直・・・正直なことを言うと、「誰もおらんやろ」と高をくくっていました。
東大寺の大仏など一握りのスターは別として、基本大仏周りは空いています。あきれるほどそばにいることができます。

ここまで大きいとさすがに人が来るんですね・・・

ペットはだめでした。ちょっとだけ仏教を感じます!

門では、自由に鐘を鳴らすことができます。
やっぱり鐘、打ち鳴らすの楽しいですよね。教義どうこうより、鐘をつくのは一種のアクティビティ。

春になるとぐるりがお花畑になる池「群生海」
このテーマパークは、浄土真宗のお寺が運営しており、この「群生海」というネーミングも親鸞のあらわした『正信念仏偈』の一節からの引用です。
お花畑にもテーマを添えるやり方、中野の哲学堂公園みたいで好きです。
大仏の中へ・・・
あまりにも大きいので、ずっと牛久大仏が視界に入り続けて30分が経ちました。

いよいよ胎内へ入ります。
正面に入口はなく、案内にそって進むと、

背後の台座に入口が。
そして人が並んでいる・・・!
大仏の中に入るために、人が、列を、なしている?にわかには信じがたい光景です。
列に並んでいる最中、強風が吹きあれてきました。
猛威をふるう風が砂埃を巻き上げて列をなす人々を容赦なく叩きます。風上に背を向けてじっと立つことしかできません。風が強すぎて、赤ちゃんが泣き始めました。
「こ、こんな状況なのに、みんな辛抱強く待ってまで大仏の中に入りたいんや・・・」とふるえました。しかし、よく考えたらみんなは「早く大仏の中に入って強風から身を守りたい」という思考だったのかもしれません。めちゃくちゃ末法なムードでしたね。
靴を脱いで中に入ると、20人くらいまとめて小部屋に入れられ、扉がしまりました。そして照明が落ち、スピーカーから「これは無明の状態を表しています」と説明が流れ始めました。
風から逃れてやっと室内に入った人たちは、急な暗闇に混乱しざわざわ・・・。赤ちゃんももう一度泣き始めました。まさに無明ど真ん中の状況。
混乱がしばらく続いたあと、ふいに前方の扉が開きました。
そこには虹色の光に包まれた仏の世界が。
みんな「わあっ!」と驚きを口にして小部屋から出ていきました。
「大仏に関係する施設で、人がこんなにテンション上がることあるんや・・・」と驚きです。

写真がぶれまくっていますが、こんな感じでした。いや、わかんないすよね。すみません。
胎内めぐり
仏像の中をめぐる「胎内めぐり」は、大体暗くて狭い場所を通るアクティビティです。
しかし、牛久大仏はむちゃくちゃデカいので、胎内にたくさんの展示があります。

大きさ比べ。奈良の大仏・自由の女神って結構小さいんですね。牛久大仏の横綱相撲。

国会議事堂との大きさ比較も。(国会議事堂が特別高いという印象もあまりないけど)
展示のノリとしては、展望塔の内部に近いです。
説明パネルや、きれいに撮れた写真、そして物販・・・といったラインナップ。伝わるかどうかわかりませんが、こういうスポットの展示特有の「雑多さ」「間延び」があってとてもよかったです。
展望エリア
4・5階に到着すると、

細長い窓が連なっています。
のぞいてみると、

わ、外の景色が!
大仏の胸にある細長い穴からの景色。ざっと見晴るかすのではなく、スキマをのぞきこむという展望の在り方です。
外の風景を見ていると、なんだか体がゆら~っとふらつく感覚が。疲れでしょうか。
二本の脚でしっかり立ってみると、明らかに床自体が揺れています。
周りにいるお客さんも、「なんか揺れてるよね?」と連れ合いに確認しています。
どうやら、強風で大仏が揺れているようです。
胎内にいる私たちは、大仏の今の状態に100%影響を受けます。どうすることもできません。
こんなにも自分の無力さを実感できる胎内めぐりは初めてでした。

展望エリアの中心には、金色の坐像が安置されていました。
下りの展示も
最上階から降りるルートにも工夫がありました。
永代供養のために金色の立像が壁一面に安置された「蓮華蔵世界」(ここで牛久大仏のライトアップの映像なども観れました)、

そして2階の写経スペースも。
写経も「鐘つき」と同じ参入障壁の低いアクティビティの一つです。
敷居を下げて、みんなに色々体験してもらって、楽しくすごしてもらおうとする精神にあふれてるなと思いました。
大仏の背後に動物エリア

「大仏の体から出てきた存在」として出口を出てうろうろしていると、

フードがたのしめる施設が。
中に入ってみると、奥に庭が。

そこはポニーやヤギたちとふれあえる動物園でした。

動物を見ようにも大仏の背中が視界に入り、ずっと気になる
大きすぎる存在が常にあることを、動物たちはどう思っているでしょうか。
園内では、子どもやカップルが楽しげに動物たちにエサをあげています。
たとえ子供が大仏を怖がったとしても、このエリアでステキな思い出を上塗りすることができます。デートで彼女が「大仏って・・・」ってなったとしても、ウサギやモルモットのエサやりで挽回可能です。
大仏に興味がある人は、ほっといても機嫌よく過ごせますが、それ以外の層の満足度も上げてやるという気概・・・。牛久大仏のレジャースポットとしての勘所のよさにグッときました。

ギンバトもいてかわいかった
帰宅
閉園時間16:30になりました。

西日をあびる大仏
出入口の外にはお土産屋が並びます。みんな干し芋や納豆、漬物を買い込んでいました。
バス停には長蛇の列。隣では東南アジア系の若い男女の団体が。男の子が、牛久大仏と自分のツーショットをスマホで確認していました。エンジョイできたようで何よりです。
宗教施設は驚きと楽しみがマストだと感じてはいましたが、牛久大仏は「こんなにも現代の老若男女に合わせることができるのか・・・」と衝撃でした。
友達に強くおすすめできそうな巨大仏は初めてです。
牛久大仏を押さえたことにより、今後、より一層軽率に巨大仏の話をしてしまうことになるかと思われます。
ひとりで牛久大仏に行ってきました
「どうせ空いてるやろ」と高をくくっていたら、牛久大仏の胎内めぐりは入場20分待ち。
しかも、大仏の中に入ったら入ったで、強風にあおられ揺れるわ揺れる・・・・!
ほかとは違う巨大仏体験を味わった牛久大仏レポートです。
よく牛久の話になる
私は仏像が好きなのですが、巨大な仏像がことに好きです。
なぜかと聞かれると困りますが、やっぱり「でかい」からでしょうか。
埼玉県の鳥居観音や、台湾の佛光寺の坐像の話をすると、十中八九「牛久大仏は行ったことある?」と言われます。
やさしい人たちが、わざわざ自らの「巨大仏」の引き出しを大急ぎで探ってくれ、ほぼ空っぽの中から取り出してくれる、それが「牛久大仏」です。
実は私は牛久大仏を見たことすらありませんでした。
やさしい人たちの必死のコミュニケーション対応にも関わらず、私は「見たことも行ったことないです」と突き放すほかなかったのです。周りからしたら寄り添い損です。「広げられないんやったら、カレーとラーメンの話しろや」って感じですよね、きっと。
そういうこともありつつ、自分でもいつか行ってみたいとは思っていたので、3連休の中日にひとりで行くことにしました。
牛久は遠い
車もバイクも免許を持っていない私の一人旅は公共交通機関一択。
都内からのルートを調べてみると、牛久大仏まで電車とバスを乗り継いで2時間。
10:30起床(わけなく寝坊)、11:30に出発。
JR牛久駅に到着。バスに乗り換えです。
着席して発車を待っていると、「申し訳ないが、今乗っているバスは突如運行中止になったので、別のバスに乗り換えてほしい」と車内アナウンスが流れてきました。
運転手さんが、詳細を伝えるのが面倒くさかったのか「このバスは故障しているので、隣のバスに乗り換えてください」と呼び掛けていました。「まもなく爆発するので」くらい緊張感のある説明。
乗り換えたバスは無事発車。駅の近くはお店も多かったのですが、道が進むにつれて、民家や工場の比率が大きくなっていきます。
街からだいぶ離れたな~と感じた頃、バスが道を折れると、牛久大仏の横からの姿がどーんと登場。
肝がヒヤッとしました。デカすぎて遠近感がまるでつかめません。
巨大仏に突然でくわした時あるある:「『あれ?私死んだ?』と思う」が今回も発生しました。
牛久浄苑で降りる
牛久大仏の最寄りではなく、大仏を囲む霊園近くのバス停で降車。
お墓のほかは何もない土地に、スコーンと大仏が抜ける風景。
いろいろ大仏を見てきましたが、こんなにも周りに何もない大仏は初めてです。「急」な感じがすさまじい・・・。
目立ちすぎる目的地に向かい、テーマパークの入口に到着。
園内では、お花や動物とのふれあいも楽しめるようです。(地図のむこうにも牛久大仏)
も、ものすごいサービス精神・・・!3D映画ゾーンや、クジャクの檻があった台湾の佛光寺を思い出します。新しいお寺は、「とにかくいい思い出を持って帰ってもらおう」という気概を感じます。
実際、チケット売り場には10人以上のお客さんが並んでいました。
人気です。
正直・・・正直なことを言うと、「誰もおらんやろ」と高をくくっていました。
東大寺の大仏など一握りのスターは別として、基本大仏周りは空いています。あきれるほどそばにいることができます。
ここまで大きいとさすがに人が来るんですね・・・
ペットはだめでした。ちょっとだけ仏教を感じます!
門では、自由に鐘を鳴らすことができます。
やっぱり鐘、打ち鳴らすの楽しいですよね。教義どうこうより、鐘をつくのは一種のアクティビティ。
春になるとぐるりがお花畑になる池「群生海」
このテーマパークは、浄土真宗のお寺が運営しており、この「群生海」というネーミングも親鸞のあらわした『正信念仏偈』の一節からの引用です。
お花畑にもテーマを添えるやり方、中野の哲学堂公園みたいで好きです。
大仏の中へ・・・
あまりにも大きいので、ずっと牛久大仏が視界に入り続けて30分が経ちました。
いよいよ胎内へ入ります。
正面に入口はなく、案内にそって進むと、
背後の台座に入口が。
そして人が並んでいる・・・!
大仏の中に入るために、人が、列を、なしている?にわかには信じがたい光景です。
列に並んでいる最中、強風が吹きあれてきました。
猛威をふるう風が砂埃を巻き上げて列をなす人々を容赦なく叩きます。風上に背を向けてじっと立つことしかできません。風が強すぎて、赤ちゃんが泣き始めました。
「こ、こんな状況なのに、みんな辛抱強く待ってまで大仏の中に入りたいんや・・・」とふるえました。しかし、よく考えたらみんなは「早く大仏の中に入って強風から身を守りたい」という思考だったのかもしれません。めちゃくちゃ末法なムードでしたね。
靴を脱いで中に入ると、20人くらいまとめて小部屋に入れられ、扉がしまりました。そして照明が落ち、スピーカーから「これは無明の状態を表しています」と説明が流れ始めました。
風から逃れてやっと室内に入った人たちは、急な暗闇に混乱しざわざわ・・・。赤ちゃんももう一度泣き始めました。まさに無明ど真ん中の状況。
混乱がしばらく続いたあと、ふいに前方の扉が開きました。
そこには虹色の光に包まれた仏の世界が。
みんな「わあっ!」と驚きを口にして小部屋から出ていきました。
「大仏に関係する施設で、人がこんなにテンション上がることあるんや・・・」と驚きです。
写真がぶれまくっていますが、こんな感じでした。いや、わかんないすよね。すみません。
胎内めぐり
仏像の中をめぐる「胎内めぐり」は、大体暗くて狭い場所を通るアクティビティです。
しかし、牛久大仏はむちゃくちゃデカいので、胎内にたくさんの展示があります。
大きさ比べ。奈良の大仏・自由の女神って結構小さいんですね。牛久大仏の横綱相撲。
国会議事堂との大きさ比較も。(国会議事堂が特別高いという印象もあまりないけど)
展示のノリとしては、展望塔の内部に近いです。
説明パネルや、きれいに撮れた写真、そして物販・・・といったラインナップ。伝わるかどうかわかりませんが、こういうスポットの展示特有の「雑多さ」「間延び」があってとてもよかったです。
展望エリア
4・5階に到着すると、
細長い窓が連なっています。
のぞいてみると、
わ、外の景色が!
大仏の胸にある細長い穴からの景色。ざっと見晴るかすのではなく、スキマをのぞきこむという展望の在り方です。
外の風景を見ていると、なんだか体がゆら~っとふらつく感覚が。疲れでしょうか。
二本の脚でしっかり立ってみると、明らかに床自体が揺れています。
周りにいるお客さんも、「なんか揺れてるよね?」と連れ合いに確認しています。
どうやら、強風で大仏が揺れているようです。
胎内にいる私たちは、大仏の今の状態に100%影響を受けます。どうすることもできません。
こんなにも自分の無力さを実感できる胎内めぐりは初めてでした。
展望エリアの中心には、金色の坐像が安置されていました。
下りの展示も
最上階から降りるルートにも工夫がありました。
永代供養のために金色の立像が壁一面に安置された「蓮華蔵世界」(ここで牛久大仏のライトアップの映像なども観れました)、
そして2階の写経スペースも。
写経も「鐘つき」と同じ参入障壁の低いアクティビティの一つです。
敷居を下げて、みんなに色々体験してもらって、楽しくすごしてもらおうとする精神にあふれてるなと思いました。
大仏の背後に動物エリア
「大仏の体から出てきた存在」として出口を出てうろうろしていると、
フードがたのしめる施設が。
中に入ってみると、奥に庭が。
そこはポニーやヤギたちとふれあえる動物園でした。
動物を見ようにも大仏の背中が視界に入り、ずっと気になる
大きすぎる存在が常にあることを、動物たちはどう思っているでしょうか。
園内では、子どもやカップルが楽しげに動物たちにエサをあげています。
たとえ子供が大仏を怖がったとしても、このエリアでステキな思い出を上塗りすることができます。デートで彼女が「大仏って・・・」ってなったとしても、ウサギやモルモットのエサやりで挽回可能です。
大仏に興味がある人は、ほっといても機嫌よく過ごせますが、それ以外の層の満足度も上げてやるという気概・・・。牛久大仏のレジャースポットとしての勘所のよさにグッときました。
ギンバトもいてかわいかった
帰宅
閉園時間16:30になりました。
西日をあびる大仏
出入口の外にはお土産屋が並びます。みんな干し芋や納豆、漬物を買い込んでいました。
バス停には長蛇の列。隣では東南アジア系の若い男女の団体が。男の子が、牛久大仏と自分のツーショットをスマホで確認していました。エンジョイできたようで何よりです。
宗教施設は驚きと楽しみがマストだと感じてはいましたが、牛久大仏は「こんなにも現代の老若男女に合わせることができるのか・・・」と衝撃でした。
友達に強くおすすめできそうな巨大仏は初めてです。
牛久大仏を押さえたことにより、今後、より一層軽率に巨大仏の話をしてしまうことになるかと思われます。
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