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<座談会インタビュー>みんなが主人公になれる――木村ミサP×FRUITS ZIPPER×CANDY TUNE、それぞれの個性を認め合う『KAWAII LAB.』の理念【MONTHLY FEATURE】
Interview & Text:Takuto Ueda
Photo:Shintaro Oki(fort)
Billboard JAPANが注目するアーティスト・作品をマンスリーでピックアップするシリーズ“MONTHLY FEATURE”。今月は、『KAWAII LAB.』所属のアイドルグループ、FRUITS ZIPPERの鎮西寿々歌と真中まな、CANDY TUNEの福山梨乃と南なつ、そして『KAWAII LAB.』の総合プロデューサーを務める木村ミサの座談会インタビューをお届けする。
『KAWAII LAB.』は、きゃりーぱみゅぱみゅや新しい学校のリーダーズなどを擁するアソビシステムが、日本のアイドル文化を世界に向けて発信するために発足したプロジェクト。2022年4月にデビューしたFRUITS ZIPPERは、TikTokで大きなバズを巻き起こした「わたしの一番かわいいところ」がきっかけでブレイクを果たし、今では単独でさいたまスーパーアリーナ公演を成功させるほどの人気を集めている。
そんなFRUITS ZIPPERに続く新たなグループとして、2023年にはCANDY TUNE、2024年にはSWEET STEADYとCUTIE STREETがデビューし、いずれも精力的に活動中。なかでもCANDY TUNEは、2024年4月にリリースした「倍倍FIGHT!」が今、大きな話題に。SNSではユーザーの“踊ってみた動画”が急増し、マイナビティーンズラボによる『2025年上半期10代女子が選ぶトレンドランキング』では、“倍倍FIGHT!ダンス”が『コト部門』の1位に輝くなど、中毒性の高い楽曲とキャッチ―な振り付けがティーンの心を掴んでいる。
『KAWAII LAB.』の総合プロデューサーで、自身もアイドルやモデルとしての経験を持つ木村ミサを交え、それぞれのグループの個性や強み、お互いに対する印象やリスペクトなど、語ってもらった。
「今ならできるかも」と思った
――まずは『KAWAII LAB.』が生まれた経緯から教えていただけますか?
木村:私がもともとアソビシステムでアイドルをやっていたんですけど、それ以前からずっとアイドルに関わる仕事はしたいと思っていて。そのときは自分が(アイドルを)やる選択をしたけど、どちらかと言うとグループを俯瞰で見て、「メンバーがこうやったらかわいいんじゃないか」みたいなことを考えているタイプの人間でした。
――グループに加入した理由も、ほかのメンバーから「アイドルに詳しいメンバーがいてほしい」と誘われたからでしたよね?
木村:はい。そこが解散したあともアイドル関係のお仕事は続けたいと思って、アソビシステムにも残っていたんですけど、何回か社長から「一緒にアイドルを作らない?」というお話はいただいていて。環境とか、いろんなものが整わないとできないなと思って、最初はお断りしていたんですけど、コロナ禍ぐらいのときに、本気でアイドルをやりたいというお話と真剣なビジョンを聞いて、すごくうれしかったのと同時に「今ならできるかも」と思ったんです。
――何故そのときならできると思ったのでしょう?
木村:それこそ環境ですね。例えば、当たり前のことですけど、ちゃんとしたレッスンを受けられるようにしたり。私がアイドルをやっていた頃は、活動するのがなかなか大変だったので、そういう部分を整えられるならというお話をして、事務所も「そうしよう」って応えてくれたのが『KAWAII LAB.』プロジェクトの始まりでした。
――「アイドル時代にもっとこういうことができていたら」という無念も原動力としてあったわけですね。
木村:もちろんありましたし、逆にアソビシステムだからこそ、大きなフェスに出たり、海外遠征をしたり、アイドルじゃなかなかできないこともできると思っていたので、そういう自分がやりたいことも鑑みて、今やるべきだなと思いました。
――『KAWAII LAB.』のメンバーはどのように集められているのでしょう? もともと芸能関連のお仕事をされていた方も多いですよね。
木村:そうですね。それこそFRUITS ZIPPERとCANDY TUNEの2組は特にそうで、オーディションもやってはいたんですけど、最終的には私たちと縁があって、面談とかをして選んだメンバーが多いです。“選んだ”というより“やりたいと言ってもらった”という感覚のほうが近いんですけど。
――メンバーの皆さんはお誘いを受けた当時、どんな心境でしたか?
真中:FRUITS ZIPPERは全員がミサさんと知り合いだったわけじゃなくて、それぞれが別の方の紹介で誘ってもらったので、ほかのグループとは成り立ちがちょっと違うかもしれないです。お互いが知り合いだったわけでもなくて、全員が最初からアイドルを目指していたわけでもないし、そういう意味ではちょっと特殊ですよね。
――真中さんはダンサーを目指していたとおっしゃっていましたよね。
真中:「アソビシステムでアイドルをやるんだけど興味ないかな?」と誘っていただいて、お話を聞きに行って、ミサさんがいろいろ説明してくださって。当時はどんなことになるのかも全く分からなかったし、ミサさんのお話に対する直感みたいなもので入ったところはあります。
鎮西:私はもともとアイドルではない形でアソビシステムに所属することが決まっていたんですけど、事前に社風とかを知っておいたほうがいいなと思ってホームページを見たんです。そこにアイドルのオーディションのお知らせが載っていて、締切が翌日だったので、ギリギリだったんですけど担当の方に「私、実はアイドルやってみたくて」とお話ししたら、数日後にミサさんたちとお会いすることになって。
――どんなお話をされたのですか?
鎮西:そのときに聞いていたのは、生歌を大事にしたいということ。あとは、誰かをセンターにするのではなく、それぞれが輝けるようなグループにしたいって。私自身、アイドルにすごく詳しいというわけではなかったけど、あまりそういうグループって思い浮かばないし、新しいことができるかもしれないと思いました。「アイドルやりたい」とは言ったものの、自分の中ではまだ迷っていて。でも、そのお話を聞いたときに「ここだったら自分のやりたいことができるな」って、ワクワクを感じたのが大きかったですね。
――“生歌”には強いこだわりがあった?
木村:整えたかった環境のひとつとして、ボイトレとダンスレッスンは絶対にちゃんとやりたかったんです。私もアイドルがすごく好きなんですけど、歌やダンスを一生懸命やっていたグループに惹かれることが多かったので。
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リリース情報
シングル『KawaiiってMagic』
- 2025/5/14 RELEASE
リリース情報
シングル『推し♡好き♡しんどい』
- 2025/4/23 RELEASE
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FRUITS ZIPPER 3rd ANNIVERSARY 超超超めでたいライブ -さん-
2025年8月2日(土)・3日(日)
埼玉・さいたまスーパーアリーナ
OPEN 14:30 / START 17:30
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CANDY TUNE JAPAN TOUR 2025- AUTUMN -
2025年10月1日(水)神奈川・KT Zepp Yokohama
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2025年10月30日(木)東京・Zepp Haneda
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