相次ぐ介護事故訴訟、見えぬ責任の基準 現場「どこまでケアすれば…」
介護事故と向き合う㊤
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介護施設で起きた事故を巡り、家族らが施設側の過失を訴える民事訴訟が相次いでいる。賠償額が数千万円に上る判決もあるが、状況が似た事故でも裁判所の判断が異なる場合があり、現場には戸惑いが広がる。背景には求められるケア水準の曖昧さがあり、関係者からは「介護水準」の確立を求める声が上がる。
類似事故でも判決は正反対
東京都内の介護付き有料老人ホームで2007年、認知症の男性入所者(当時81)が夕食を喉に詰...