本来は、19世紀後半、巨大なダイヤモンド鉱山が次々と発見されたから、価格が下がるはずだった。しかし、デビアス社が鉱山を買い占めて売らずに供給量を絞り、一時期はダイヤ原石の約90%を独占してブランディングした。クズみたいなものに価値を付けたマーケティング。
結婚の時にはダイヤモンド、「ダイヤモンドは永遠の輝き」というキャッチコピーは、1947年に戦後の景気が良くなる中で、デビアス社がマーケティングを仕掛けたキャッチコピー。
日本でも高度経済成長時代の1970年代に、デビアス社のキャンペーンで「婚約指輪は給料3ヶ月分」というフレーズを流行らせた。それまで他の宝石が主流だった日本の指輪市場に対して、強力な価値観を上書きした。当時のコピーが残って、日本では、皆が高いダイヤの婚約指輪を買う刷り込みがなされている。
近年では、人工ダイヤの台頭により、価格が下がる状況について、「人工ダイヤは工場でコピーできる量産品。天然ダイヤは地球が数十億年かけて作った奇跡」というストーリーを強調し、「愛の証(婚約指輪)にするなら、希少な天然でないと意味がない」という空気を小賢しく作り続けた。実際は、化学的・光学的に本質的には同等なのに。
一方で、宝飾市場において人工ダイヤの価値がないと見せるため、2018年に自社の人工ダイヤモンドブランド「ライトボックス」を立ち上げ、人工ダイヤ=安物の価値を植え付けるため、激安で販売をして大幅な値崩れを起こさせた。
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ひきこうもり
@Hikikomori_
最近の若い人は合成ダイヤモンドでも気にしないので、天然ダイヤの価格が下落しているそう。
米国では婚約指輪販売の4割以上を合成ダイヤが占めていて、天然ダイヤモンドは戦争や現地の人の搾取によってイメージが悪くなってるらしい。
ダイヤモンドは永遠の輝き、という言葉も昔の話になるのだろうか