アレッポの戦闘で広範囲な被害 シリア北部地区に住民が帰還
アレッポ、シリア、1月11日 (AP) ー シリア北部の同国第二の都市アレッポでは、政府軍とクルド系主導勢力による激しい衝突が数日間続いた後の11日、争奪地域への住民の帰還が始まり、救急車と救急隊員が地区に入り、住民の救護、ガレキの撤去、地雷の処理にあたっている。 主にクルド人が居住する北部地区で6日、衝突が発生した。政府軍と国内主要クルド系勢力であるシリア民主軍(SDF)が、両勢力を国家軍に統合する方法について進展を見られなかったことが原因だといわれている。 両陣営間の戦闘は、2024年12月の当時のアサド大統領失脚後で最も激しいものとなっている。5日間におよぶ衝突で少なくとも22人が死亡、14万人以上が避難を余儀なくされた。 クルド人戦闘員はアレッポのシェイク・マクソウド地区から、シリア民主軍が支配するシリア北東部へ避難していた。 しかし、SDF内部治安部隊の声明によれば、負傷者と民間人の避難が完了した現在、彼らは「部分的な停戦」と称する状態でも戦闘を継続すると表明した。 政府治安部隊は記者団を招き、戦闘で損傷した病院や、政府軍が攻撃対象としたSDF治安部隊の軍事拠点を視察させた。 これに対してSDFは声明で、患者が避難する前に政府軍が同病院を「数十回」攻撃したと非難。 シリア政府はクルド主導組織が病院や民間施設を軍事拠点として利用していると主張している。 (日本語翻訳・編集 アフロ)