「認知症の父、全身にあざ」…介護施設入所から2カ月で死亡、防犯カメラ映像が捉えた実態=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.01.12 10:22
全羅南道麗水市(チョルラナムド・ヨスシ)のある介護施設で、80代の高齢者が入所から2カ月で死亡する事件が起きた。遺族は、介護職員による暴行と放置によって肺炎の症状が悪化し、死亡したと主張している。
10日、JTBCの番組『事件班長』によると、情報提供者であるAさんの80代の父親は、昨年11月末にこの介護施設に入所した。障害のある弟と同居しているAさんは、母親が手術を受けることになり、父親の世話まで手が回らなくなったため、施設に預けることになったと説明した。
Aさんは「父には軽度の認知症があったが、意思疎通に問題はなく、洗面や歩行、排泄も自分でできていた」と話した。
Aさんによると、父親は施設で2度の転倒事故に遭った後、肺炎を発症して病院で治療を受けた。その後、退院から1日で再び高熱が出て救急外来に搬送され、その過程で看護師が父親の全身にあざがあるのを発見した。
Aさんは「救急外来で病院着に着替えさせていた看護師が、全身があざだらけだと言った」と語った。
その後、Aさんが確保した施設内の防犯カメラ映像には、肺炎治療後に退院した父親が、上着を着ていない状態で床に放置されている様子が映っていた。映像では、介護職員が汚物を片付ける過程で、父親の頭を後ろに押して寝かせ、その後は介助を行わなかった。さらに、顔を手で2回たたく場面も確認された。
Aさんは「父は約4時間、震えながら床に横たわっていた」とし、翌日、高熱で入院せざるを得ず、その後、容体が悪化して死亡したと主張した。
当該介護職員は、以前にも入所者虐待の前歴があることが分かっている。50代の障害のある入所者が言うことを聞かないという理由で、トイレで便器に座っていた患者の膝の上に乗る行為をしたことが摘発され、昨年10月、障害者福祉法違反および老人福祉法違反で罰金500万ウォン(約54万円)を言い渡された。施設も罰金100万ウォンの略式命令を受けた。
これとは別に、麗水市は昨年11月、この施設に営業停止6カ月を通知したが、異議申し立てにより現在も検討中だという。
施設関係者は『事件班長』に対し、「高齢者が横になってズボンを下ろしていたので上げてあげた。『しっかりしろ』と言いながら、軽く顔を2回たたいただけだ。礼儀に欠けた行為で、過ちがあったのは認めるが、それでけがをしたわけでもなく、肺炎で亡くなったのに営業停止は行き過ぎだ」と述べた。
Aさんは「父が『ここの人たちが殴る』と言ったこともあったが、軽度の認知症もあり、職員が『遊んでいるのをそう表現しているだけだ』と言うので信じてしまった。今になって、その言葉を信じてあげられなかったことが悔やまれてならない」と語った。
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