フランスのマクロン大統領は、アメリカが一部の同盟国から離れ、国際ルールを軽視しているとの認識を示しました。

マクロン大統領は8日、パリで各国に駐在するフランス大使を前に演説しました。

マクロン大統領は、この中でアメリカについて、「確固たる地位を築いた大国だが、一部の同盟国から徐々に背を向け、つい最近まで推進していた国際的なルールから自らを解放しつつある」と述べました。

さらに「世界を分け合おうとする誘惑にかられた大国が存在する」と指摘しました。

発言の背景には、トランプ政権が南米ベネズエラで軍事作戦を行い、マドゥロ大統領を拘束したことや、デンマーク自治領グリーンランドの領有に意欲を示していることがあるとみられます。

また、中国については、「台頭を続ける大国だ」としたうえで、特にコロナ禍以降、貿易面での攻撃性が強まり、ヨーロッパ経済に圧力をかけているとして警戒感を示しました。

こうした中、ドイツのシュタインマイヤー大統領は7日、シンポジウムで演説し、アメリカのトランプ政権が、ベネズエラで軍事作戦に踏み切ったことなどを背景に、「民主主義は、これまでになく危機にさらされている」と指摘した上で「国際秩序の構築に貢献してきた重要なパートナーであるアメリカが、価値観を損なっている」と述べました。

さらに「最も卑劣な者たちが、欲しいものを奪う世界になってはならない」と述べ、小国が大国の犠牲になってはならないと強調しました。

フジテレビ
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国際取材部
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