【エアライダー】結局、ギャラクティック・ノヴァは何故あんなことをしたのか【考察】
※ネタバレ注意※
この記事には「カービィのエアライダー」ゲーム内モード「ロードトリップ」のネタバレが含まれます。
ロードトリップの真のエンディングまでプレイしてから、スクロールすることを強めに推奨します。
本作、カービィのエアライダーにおいては、様々な場面で過去作キャラが登場しましたね。
プレイアブルであるライダーはもちろん、ステージギミックからロードトリップのお助けキャラ、そしてボスバトルの相手に至るまで、メジャーマイナー問わず、これまでのカービィ作品に登場したたくさんのキャラが出演している。
オタクとしては、桜井政博Dのディレクションしていないカービィキャラクターもバンバン出てきたことにも驚きだったが、本稿で取り上げるのはそこではない。
モード「ロードトリップ」、皆さんはクリアしましたか?
わたくしは「うわあ」とか「おいおいおい」とか叫びながらプレイしましたが、これもある意味"桜井節"ともいえる、重厚で残酷で理不尽な世界観が垣間見えました。
なんでそんなことを……を地で行く、半生命体「ゾラ」を起源とした物語。その中心、というか根源にいたのが「ギャラクティック・ノヴァ」だったんですね。
ただここも桜井政博プロットっぽいというか、このストーリーには幾ばくかの考察の余地が残されてもいました。
この記事では焦点を「ギャラクティック・ノヴァ(以下、ノヴァ)」に絞り、「いったい何がどうなってあんなことになったのか」というところを考察してみようかと思います。
・そもそも「ギャラクティック・ノヴァ」とは?
ここから行きましょう。
なにせノヴァが初登場したのは1996年、スーファミで出た「スーパーデラックス(SDX)」、最後に本編ストーリーに(本体が)登場したのは、2008年の「ウルトラスーパーデラックス(USDX)」ですからね。
「SDX」はSwitchオンラインに入っていれば遊び放題なので、やりましょう。やってください。
ギャラクティック・ノヴァは「自身を呼び出した者の願いを1つ叶える」というトンデモパワーを持った、銀河の果ての大彗星。
呼び出すには、近隣の各惑星に点在する「夢の泉」を利用して星々のパワーを繋ぐ必要がある。
上記の2作品内のモード「銀河にねがいを」において、太陽と月が大ゲンカしてしまったポップスターをなんとかするため、カービィが星々を繋ぐ旅をします。
しかし、これはすべてポップスターを我が物にしたいマルクの策略で、呼び出したところに横入りしたマルクが「ポップスターをボクのものにしたいのサ!」という願いをノヴァに要求。
それが受理されてしまったために、カービィはマルクとノヴァをぶっ倒しにいく……というのが顛末です。
つまり「ノヴァは過去にポップスターへの侵攻を企てたことがある」んですね。ただ、このときはだいたいマルクのせいであり、ノヴァは願いを聞いただけ。
なのにこれです。しっかり大破。
まだ同情の余地がある。
(ちなみに「ロボボプラネット」という作品にも、ノヴァ自体を模したと示唆されているコンピューターが登場するのですが、ひとまずここでは取り上げんときます。)
・エアライダーのノヴァに残る謎
「じゃあ、なんで今ポップスターにノヴァがいるんだよ」
👈その通り!
第一の謎。それは「ノヴァが復活している」こと。冷静に考えると、あの時、確かにマルクもろともぶっ壊れたはずだ。
ここに関して、いくつかの説を挙げてみる。
1. 頑張って自己修復した
「USDX」のモード「メタナイトでゴーDX」では、メタナイトの前で四散したパーツが集結してノヴァが(完全ではなさそうな外見だが)復活するシーンがあるうえ、真エンドにて、マシンとともにコアへ破片が集い、ゾラが修復されるシーンもある。
ゾラと同じく半生命体であるノヴァにも、修復機能があったのではないかという説。グラフィックの進化か、はたまた何らかの破壊跡なのか、エアライダー版ノヴァの表面が結構ボロボロなのも気になります。
2. ノヴァ量産型説
ノヴァって実は何体もおんねん、という説。
エアライドモードのコース「ギャラクティック・ノヴァ」では、背景そしてコースにノヴァがいますが、明らかにどこかの星と宇宙戦争やってるんですよね。
あれが同じ時代のものと仮定すると、宇宙には複数体ノヴァがいるとも考えられるんですよね。なんならコースのラストできっちりコア粉砕されますからね。
3. パラレルワールド説
あの世界では「銀河にねがいを」は起こっておらず、たまたま近くにノヴァがいた説。
ノヴァは替えもないし、外部から何もしなければ修復しないオンリーワン。そして修復歴なし。
また、マルクが平気な顔してライダーやってるのも整合性が取れる(マホロアとかスージーとか見る限り、ライダーに関する時系列とかはたぶんあんまり気にしないほうがいいが)。
第二の謎。「ポップスターの衛星軌道上にいる」こと。
星々を苦労して繋げて呼び出す存在のはずが、ポップスターにある夢の泉から夢水流が届く範囲に勝手にいる。
これについても説を挙げてみる。第一の謎と繋げて場合分けしてみよう。
1. 自己修復したので、マルクの願いの続きを遂行しに来た。
マルクの「ポップスターをボクのものにしたい」を再度実行するために、近隣にちょうど飛んできていた説。今度は結託した太陽と月に阻まれる心配もなく、じっくりポップスター侵略の方法を演算できそう。
2.あるいは3. 彗星なのでたまたま近くにくる周期だった。
銀河の果ての大"彗星"かつ、召喚が可能ということは、呼ばれてないときはふわふわと宇宙を漂っているのでは?という説。
た~またまポップスターの近くに来たら、ゾラの「自由に動きてえよ」という願いを泉経由で察知した……。という偶然のできごとという可能性もあるかもしれない。
そして第三の謎。「劇中で誰に言われるでもなく、ポップスターを蹂躙しようとしている」こと。
ノヴァは、ゾラの願いである「自由に動き回りたい」を叶えるために移動マシン群を量産したと考えられる。ただそれは第一段階、もしくは布石のようなものであり、本命はゾラ本体を「ギガンテス」に改造して生命体を一掃することだった。
ロードトリップ内ではノヴァがそうするに至った動機がほとんど示されていない。
ここも仮説を挙げてみよう。例によって上記の謎と繋げて考えてみる。
1. マルクの願いを遂行するために、ポップスターを蹂躙するつもりだった。
「銀河にねがいを」の続き説の補強。泉から願いが流れ込んできたことでポップスターにゾラが存在することを察知し「こいつ利用すれば楽じゃね?」となった説。
なので初めからノヴァはゾラの願いを叶えるつもりはなく(実際「ノヴァがゾラの願いを叶えようと~」みたいなことは一切明言されていない)、すべてはポップスター侵攻のためでしかなかったと考えることもできる。
ただ、それにしては少しやり方が回りくどいような気もする。ポップスターにいる強い生命体の意志でギガンテスに点火したほうがよりよい結果となるなる、みたいな理屈が存在するならまだ話は通るが。
2あるいは3.はちゃめちゃに曲解して願いを叶えようとした。
普通に3・2・1・GO!!>をしてゾラの願いを叶えようとした説。
移動マシン群を量産して投下するところまではよかったが、「自由に動き回りたいのならすべてを蹂躙できるマシンにあんたがなっちゃいなよ」と追加でギガンテスに改造してしまった、という。
元から、ノヴァはなんとも融通が微妙に効いてないところがある。「メタナイトでゴーDX」では銀河最強の戦士と戦いたいメタナイトに「過去に銀河を破壊し尽くした騎士を召喚する」というある意味では機械らしい振る舞いを見せているところもあり、なんかこう道徳とか抜きにしてバカクソに曲解してゾラの願いを叶えたように見えなくもない。
以上を踏まえると、2つのストーリーラインが見えてくる。
〇真・銀河にねがいを ~大彗星の復讐~
SDXでノヴァ爆破
↓
年月をかけてノヴァ修復、リブートしてもマルクの願いは継続中
↓
ポップスター衛星軌道上に再度到着
↓
夢の泉を介し、ゾラの願いとその存在を捕捉
↓
ゾラを利用したポップスター蹂躙を決定
〇大曲解クラッシュライダーズ
ノヴァがポップスター衛星軌道上にたまたま飛来(別個体、または「銀河にねがいを」が起きていない)
↓
夢の泉を介し、ゾラの強力な願いをキャッチ
↓
OK> 3・2・1・GO!!>
↓
ゾラを自由に動ける存在にすべく、ギガンテス化を決行
おそらくこのどちらかになるのではないだろうか。
もちろん、あくまで考察した仮説にすぎないため、どっかのだれかが「ポップスターを破壊してほしいンゴねえ」ってノヴァにおねがいした可能性とかもあるが……。
・いかがでしたか?(ラボ・ディスカバール)
令和の世にHD画質で復活を遂げた、いらんことしいことギャラクティック・ノヴァ。
ダイレクト2のラストに夢の泉とノヴァが映った時点で大興奮でしたが、実際プレイしても大興奮でした。
ゾラを使い、ポップスターを危機に陥れたノヴァ。その真意は神(こと桜井政博)のみぞ知るところではありますが、熊崎カービィ(「タッチ!」以降のカービィ)に仕込まれた裏設定でメガネクイクイしてきたオタクが、現代で桜井政博謹製のカービィに鼻息荒くできることの喜びを、今はただかみしめておこうかと思います。
それでは。
余談。
お前は本当に誰!?!?!?!?!?!?
おわり



私的には多分元々ポップスター破壊したくて、でも自分から願いを叶えることができないから願いを曲解して叶えようとしているのではないかと思いました。つまりノヴァはクズ。 あと最後のレオは全てのマシンとゾラの力が集った半生命体ってことだと思います。