高校生の暴行動画拡散 文部科学大臣「誹謗中傷でなく冷静な対応を」
植松佳香
栃木県立高校の生徒の暴行動画がSNSで拡散されたことを受け、文部科学省は、各都道府県の教育長ら向けに緊急会議を開く。また、いじめ防止対策の関係省庁会議も開き、警察庁などと今後の対応を検討する。
9日の閣議後会見で松本洋平文科相が明らかにした。会議はどちらも来週中に実施予定。
SNSでは、暴行する様子が映った動画とともに個人情報なども拡散されている。松本文科相は「動画の拡散で個人情報が流出したり、当該児童生徒を特定したりすることは、誹謗(ひぼう)中傷など子どもたちへの新たな人権侵害を生むことにつながる。国民のみなさんには冷静な対応をお願いしたい」と述べた。
今回の動画に関し、いじめの事実を顕在化させたとして支持するような書き込みもSNSには見られる。
松本文科相は「実際に存在するいじめを、なかなか学校や行政が把握できていない。どうすればしっかり把握できるのか検討していくことが必要」とも話した。