南鳥島沖のレアアース(希土類)開発を巡っては、圧倒的なレアアースの生産シェアを握る中国が対日輸出規制を強める中、成功を期待する声が日増しに高まっている。深海からレアアース泥を採掘する世界初の試みは技術的な困難が伴うとみられ、将来的に大量採掘システムを確立できても採算性の問題が立ちはだかる。専門家は同計画を「国家安全保障上の最優先事項」に据え、開発を急ぐ必要性を訴える。
開発計画を主導する内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)によると、試掘では「揚泥管」を海底まで下ろした上で、先端に接続した装置を通じてレアアース泥を採取し、船上まで管内の水流で押し上げる。2022年に茨城沖水深約2500メートルでの堆積物でテストした際は成功した。