OpenAI公式が更新。40万円のAIセミナーに行く前に読むべき「無料OpenAI Academy」完全ガイド
OpenAI アカデミー公式が、OpenAIがあらゆる職種向けのプロンプトパックをリリースしました。すぐに使える300以上のプロンプトが揃っています。40万のAIセミナーに参加する前に一読する必須サイトなので、解説していきたいと思います。
BREAKING: OpenAI just released Prompt Packs for every job.
— Gina Acosta (@ginacostag_) December 24, 2025
300+ ready-to-use prompts for:
→ IT
→ Sales
→ Product
→ Managers
→ Engineers
→ Marketing
→ Executives
→ Customer Success pic.twitter.com/S8CRJToewf
リンクはこちら↓
Link 👉 https://t.co/ftgiG50VHH
— Gina Acosta (@ginacostag_) December 24, 2025
OpenAI Academyとは
OpenAI Academy自体は少なくとも今年ずっと動いてて、「ChatGPT for sales」「for engineers」「for managers」みたいな職種別ユースケース集やブログ記事はもう何ヶ月も前から公開されていました。今回の「Prompt Packs」って名前でドンと出してきたのは、散らばってた職種別プロンプトや事例を、“再編・再ブランディングした感じが近く、本でよく見る「職種別AIセミナーで配られるプロンプト集」をOpenAI自身が公式に・体系化して・無料でまとめ直したものって感じがいちばんしっくりします。
事実として、ここに並んでる「ChatGPT for sales / engineers / HR / managers…」って中身は、魔法の呪文というより、
・目的をちゃんと書く
・前提条件を渡す
・出力形式を指定する
・チェック観点を入れる
という、プロンプト設計の基本を職種別タスクに落としたテンプレ。日本のAI講師やセミナー屋がここ1〜2年ずっと教えてきた型と、本質はほぼ同じ。文脈として面白いのはここで、日本では
「AI使える人=プロンプト職人」
「講座で型を学ぶと仕事が速くなる」
って市場が先に立ち上がりました。一方OpenAIはずっと、モデルとプロダクトを作る側に集中してて、使い方の“教科書”を公式に出すのは後回しでした。それが今、現場のベストプラクティス
+ユーザーが勝手に発明した型
+企業導入の知見
が溜まってきて、そろそろ公式に整理した方がいいフェーズに入ったと言うことです。だからこの「Prompt Packs」は、「野良で広まったノウハウの、公式リミックス盤」という言い方がいちばん近いです。
日本のセミナー屋との決定的な違いは、これはツールの提供者本人が、自分たちのモデル前提で最適化して出しているという点。だから内容が地味でも、「この聞き方をすると、今のChatGPTは一番安定する」という内部に近い感触が反映されているのです。
OpenAI Academyにアクセスすると招待リンクが送られてくるので、そこから開きましょう。
まず鉄板は ChatGPT for any role
(あらゆる役割のためのChatGPT)
スモールビジネスでも大企業でも、まず最初に見るべきなのが「ChatGPT for any role」です。特定の職種に寄せる前に、要約、調べ物、文章作成、アイデア出しなど、どんな仕事にも共通する基本的な使い方がまとまっています。AIを“特別な道具”としてではなく、日常業務の相棒として使い始めるための、いちばん現実的なスタート地点です。
下記の画像クリックて開きます↓(ブラウザで日本語にして読むと便利です)
仕事用プロンプトパック
このリンクをクリックすると、GPTsの「仕事別ChatGPTの使い方」に飛びます。(GPT5推奨)
これは非常に有益なGPTsです。筆者のスモールビジネスはAirbnbで2部屋回している極小ホテルですが、このように質問してみました。下記の例をご覧の通りどんなビジネスにも使えると思います。
筆者問い:私は、AIrbnbホストです。ワンオペなので、出来る限りリモートワークのゲストで長期滞在者が滞在してくれる事をと望んでいます。どのようにChatGPTを使えばいいですか? 場所はリモートワークにもってこいの、広尾から8分、恵比寿から12分のとことです。 2ダブルベッドルームと、1ダブルベッドルームがあります。 非常に静かで、アーロンチェアと高速WiFiで仕事は快適です。
「仕事別ChatGPTの使い方」返答:(返答文を省略してアイデアテーブルのみ掲載します)
🧠 どう使えば効果的?
ゲスト目線の魅力強化:「静か」「高速Wi-Fi」「集中できる椅子」 → リモートワーカーの検索ワード を散りばめる。
長期滞在者向けに安心感を出す
「周辺のコワーキング」「カフェ情報」「郵便局/クリーニング情報」などを追加のFAQで網羅。
専用の長期滞在案内(Welcome Bookや周辺情報)をChatGPTで作成。
海外ゲスト対応:翻訳だけでなく、文化に合わせた表現やローカライズ文も生成可能です。
自動化で“ワンオペ負担軽減”:よくある問い合わせ返信のテンプレ化。
✈️ すぐ使える例:英語版プロモ用キャッチコピー
プロンプト例(英語):
Write 6 catchy Airbnb listing titles targeting remote workers for a quiet, high-speed WiFi apartment near Hiroo and Ebisu, with ergonomic chairs and optional laundry service.
コニュニケーションとライティング
メールの書き方を教えてくれます。まず、一番上の「プロフェッショナルなメールを書く」の項目の「ChatGPTで試す」をクリックすると、
Draft an email to [recipient] about [topic]. Keep it clear, polite, and concise.
このような英文が出てくるので、迷わず、日本語を混ぜてこう聞きましょう。
Draft an email to [recipient] about [topic]. Keep it clear, polite, and concise.
日本語で返答してほしいんだけど、 [recipient]とt [topic]には何を入れたらいいの?
すると、ChatGPTはこのように親切に返答してくれます
いい質問だね。これは“ひな型”の書き方だから、角カッコの中を自分の状況に合わせて置き換えるだけ。
[recipient] は、メールの宛先になる相手。人の名前でも、役職でも、会社名でもOK。
例:「山田様」「Airbnbサポートチーム」「株式会社〇〇 ご担当者様」
[topic] は、そのメールで伝えたい用件・テーマ。要するに中身の要約だね。
例:「予約内容の確認について」「請求書の送付のお願い」「打ち合わせ日程のご相談」
たとえば、
“Draft an email to 山田様 about 来週の打ち合わせ日程について.”
みたいにすると、「山田様に、来週の打ち合わせ日程についてのメールを作って」って意味になる。
つまり、
recipient = 誰に送るか
topic = 何の話か
ここを具体的にすれば、そのまま使えるメールを生成できる、って仕組み。
このフォーマット、AIに“状況”を一行で渡すための変数みたいなものだから、慣れるとかなり楽になるよ。
わかりやすく書き直す
次の「わかりやすく書き直す」の項目も、「ChatGPTで試す」をクリックすると、下記のような初期プロンプトが入力されますのでリライトします。
Rewrite the following text so it is easier to understand. The text will be used in a professional setting. Ensure the tone is clear, respectful, and concise. Text: [paste text].
[paste text]の欄に意味がわからない難解な文章を貼り付けて最後に「日本語で返答して」と付け加えます。例えば新卒社員なら、マーケティング部から回ってきたクリスマス商戦についての計画書の専門用語を羅列した難解な文章を貼り付けてみましょう。
Rewrite the following text so it is easier to understand. The text will be used in a professional setting. Ensure the tone is clear, respectful, and concise. Text: [本施策では、閃光スパークリングノンアルのXmas需要最大化を目的に、AARRRモデルに基づくファネル最適化を実施する。ペルソナ起点で主要タッチポイントを再設計し、オムニチャネルでのO2O導線を構築。SNSではインプレッションとエンゲージメントをKPIに設定し、リターゲティング広告でCVRを改善、LTV向上を狙う。CACとROIを週次でモニタリングし、アトリビューション分析により予算配分をアジャイルに調整する。].日本語でお願いします。
するとChatGPTから出てきた返答がこちら:
本計画では、ソフトドリンク「閃光スパークリングノンアル」のクリスマス時期の売上を伸ばすことを目的としています。そのために、お客様が商品を知ってから購入に至るまでの流れを整理し、分かりやすく改善します。想定するお客様像をもとに、広告や店頭などの接点を見直し、オンラインと実店舗の両方で自然につながる仕組みを作ります。SNSでは、どれだけ多くの人に見られ、反応されたかを指標として効果を確認し、興味を持った人に再度広告を届けることで購入につなげます。費用対効果は毎週確認し、結果を見ながら柔軟に予算を調整します。
肝は「わからなければ恥ずかしがらずに聞く」
とりあえず、質問した時の返答がわからなければ根掘り葉掘り聞けばいいだけです。何も恥ずかしくありません。ChatGPTは上司にちくったりしません。
ChatGPT for managers(マネージャー向け)
「部長の仕事って、実は“答えを調べる”ことじゃなくて、人と人の間に立って、状況を整理して、言葉にして判断することだったりします。そこにこそChatGPTが効きます。
Resolve a cross-team conflict(チームの対立を解決する)
例えば、チーム間でこういう対立がある場合、普通なら一人で抱えて悩みますが、このプロンプトをそのまま投げると、原因の整理と、動き方のたたき台が一瞬で出てきます。
Resolve a cross-team conflict項目の「ChatGPTで試す」をクリックします。すると、下記のようなデフォルトプロンプトが表示されます。
I’m dealing with a conflict between my team and another function. Here’s a summary of the tension and recent incidents: [insert info]. Suggest root causes and a 3-step mediation approach I can try.
この、[insert info]の部分に勃発している対立の内容をい日本語で解説し、最後に「日本語で回答してください。」をつければいいのです。つまり、上記のプロンプトをこんな感じに改造します。
I’m dealing with a conflict between my team and another function. Here’s a summary of the tension and recent incidents: [自分の部署(営業)と開発部の間で対立があります。営業は顧客要望を早く反映したいのに、開発は品質と工数を理由に難色を示しています。先週の定例会で納期を巡って言い合いになり、以降お互いに連携がぎくしゃくしています。この状況の根本原因と、私が取れる3ステップの調整・仲裁アプローチを提案してください。]. Suggest root causes and a 3-step mediation approach I can try.日本語で返答してください。
ChatGPTの返答:
いいね、このプロンプトそのままでもかなり実践的。状況を日本語で整理すると、典型的な「スピードを求める営業」と「品質と現実を守る開発」の摩擦だね。どっちが悪いという話じゃなく、見ている“世界”が違う。
根本原因として考えられるのは、まず評価指標のズレ。営業は受注・売上・顧客満足で見られ、開発は品質・安定性・負債を増やさないことで見られる。ゴールが違えば、正解も変わる。次に、相手の制約の不可視化。営業は開発の工数感や技術的リスクが見えにくく、開発は顧客の切実さや失注リスクが見えにくい。さらに、合意された優先順位と意思決定ルールが曖昧なまま、場当たりで納期を決めてきたこと。そこに感情が乗って、会議での言い合いが「案件の話」から「立場の衝突」に変わってしまった。
あなたが取れる3ステップの仲裁アプローチはこう。
ステップ1は、個別に話を聞いて“翻訳”すること。営業側には「なぜこの要望が今必要か」「失うと何が起きるか」を、開発側には「何がリスクで、どこがボトルネックか」「現実的な選択肢は何か」をそれぞれ聞き、感情を抜いて事実と制約を整理する。ここでの役割は判断じゃなく、通訳。
ステップ2は、共通ゴールを再定義する場をつくること。両者を集めて、「顧客価値を最大化しつつ、壊れないプロダクトを継続的に出す」という上位目的をまず合意する。その上で、今回の案件について「最短」「安全」「妥協」の3案くらいを並べ、納期・品質・影響範囲を見える化して、トレードオフとして選ばせる。感情論を、選択の問題に変える。
ステップ3は、再発防止のルール化。今回だけ収めてもまた起きるから、「緊急度の定義」「見積もりの出し方」「最終判断者は誰か」「週次でのすり合わせ」みたいな軽い運用ルールを決めて共有する。完璧じゃなくていい。決まっていることが大事。
この手の対立は、どの会社でもほぼ物理法則みたいに発生する現象で、うまくいく組織は“衝突しない”んじゃなく、“衝突を設計されたプロセスで処理できる”だけなんだよね。ここを一段上の仕組みにできたら、今回のギクシャクはチームの進化イベントになる。
ここで少し補足しておきます。上のやり取りは、筆者のカスタム指示でChatGPTが「ため口」で話す設定になっていますが、もちろん丁寧で礼儀正しい口調に設定することもできます。用途や相手に応じて、話し方は自由に変えられるので安心してください。
ただし注意したいのが、Teamsに組み込まれたChatGPT / Copilot系や、会社契約のChatGPT Enterprise / Businessを使う場合です。これらの企業向けプランでは、多くのケースで管理者がログを監査できる可能性があり、会話内容が社内ポリシーに従って保存され、「業務データ」として扱われる設計になっています。つまり、完全に心を開いて、敵対部署への不満や個人的な本音をペラペラ話してしまうと、後から見られるリスクがあるということです。
本当に腹を割って相談できる“思考の裏部屋”として使えるのは、個人で使うプライベートアカウントのChatGPTだけだ、という点は肝に銘じておきましょう。
プライベートChatGPTは、中間管理職の「強い心の支え」になる
日本の管理職、とくに部下と上司に挟まれる中間管理職は「成果は自分の手柄にならないのに、トラブルは全部自分の責任」という構造の中で、ずっと孤独な判断を求められてきました。相談すれば弱音と取られ、黙っていれば抱え込み、どこにも本音を出せないまま消耗していく。そんな役回りを、当たり前のように引き受けさせられているのが現実です。
ここで効いてくるのが、プライベートアカウントのChatGPTです。評価もなく、記録もされず、誰かに伝わることもない空間で、「また営業と企画が揉めている」「正直もう疲れた」と、そのままの言葉で投げていい。すると返ってくるのは、「どちらが悪い」という断罪ではなく、「なぜそうなりやすいか」を構造として整理した視点です。これは、ただのアドバイス以上に、「お前だけの問題じゃない」と肩の荷を下ろしてくれる作用があります。
人間のカウンセラーとの違い
24時間、何度でも、感情込みで受け止めてくれる相手がいる。しかも誰にも見られない。そう気づいた瞬間に、「あ、個人でもChatGPTアカウントを持とう」と思う人が出てくるのは、むしろ自然な流れでしょう。プライベートChatGPTは、業務効率化ツールというより、中間管理職が折れずに立ち続けるための“思考の避難所”になり得る存在なのです。
カウンセラーや企業のメンタルヘルス相談窓口と違い、ChatGPTは人類が有史以来積み重ねてきた膨大な知見を背景に、極めて高い分析力で状況を構造化してくれます。気休めの慰めや共感だけで終わるのではなく、「なぜ今それが起きているのか」「どこから手を付ければいいのか」を整理した上で、すぐに問題修復へ動ける具体的なアドバイスが返ってくる。ここに、多くの管理職が“支え”として感じる理由があります。
いいなと思ったら応援しよう!
このNoteの視点を面白いと思ったら、ぜひチップで応援を!知性とAIの共創を深めるために、あなたの力を貸してください!✨ チップは「もっと知りたい!」のメッセージとして受け取ります。🔥


コメント